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短編映画 SCP オーバーロード
YouTubeで無料鑑賞できるショートムービー「SCP over lord」の紹介です。30分弱なので空き時間に気軽に観れるのも魅力的。映画もそれぞれ好みがあるものですが、幅広く受け入れられ、各方面から高評価だった2020年の作品。
SCPとは「常識外の場所や物」などを調査する架空組織の名称。同時に、世界中の人々がその事案を”創作”できるコミニティサイトの名称でもあります。
簡単に言うなら「こんな超常現象が埼玉県行田市で起きる!」という不思議な事案を創作して、SCPに報告(書き込み)をする。そんな“不思議事案を楽しむ“のが目的のサイトです。
トイレの花子さんや神隠しなどもそれに当たるでしょう。心霊体験も含まれているようですが、どちらかというとUMA(未確認生物)に似たような報告が多い気がしました。いかにもなフィクションもあれば、本物かと思うような精巧な報告まであり、1つくらい自分の好みにあった話が見つかるでしょう(^^)
SCP財団のロゴ
さて、そんなファン多きSCPの映画がいくつかあると知ったのは最近。マニアックで出来の悪いB級映画みたいな感じをイメージしていたのですが、興味本位で観てみたら驚きました。普通にBlu-rayで販売されてバカ売れしていても不思議じゃないくらいのクオリティ。評価が高かったのも頷けるほどチープさは感じないし、何よりストーリーも面白かったんです(^^)
これ無料で良いんですか?と思う短編映画がたまに見つかるYouTubeですが、この「SCPオーバーロード」もその1つ。
10年以上前に“低予算で撮影したのにハイクオリティ“と世界中を騒がせた映画「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」。魔女狩り伝説をドキュメント撮影する若者に、姿の見えない本物の魔女が迫るホラーなアレです。特別なCGや特殊効果は使わず、精神的なアプローチで臨場感や恐怖心を煽ってくる作品でした。
それと同じく低予算で撮影したという今作。それなのにハイクオリティかつ、面白い!これは監督の腕前ですね(^^)しつこいようですが、低予算で撮影したといってもチープさは感じない映画。普通のハリウッド映画に引けを取りません。
OVER LORDの概要。
始まりはSCP財団の作戦会議室。カルト集団に入信した人物から報告を受け、被害が拡大する前に制圧するべく、SCPは武装した特殊部隊を派遣。
謎の深い穴や、行方不明になっている人々の写真が貼られた木々などを通過して、部隊は目的地に到着。そこで報告通りの“空に浮かぶ人々“を目撃し驚きますが、予定通り目標の建物に突入。
クリアリングをしながら進み、ある部屋で顔を隠した人物が銃を手に取ろうとしたため、やむなく射殺してしまいます。皮肉なことに射殺してしまった人物は、今回の報告をしてきた通報者であり、重要な情報源だったと気付きます。こうしていきなり行き詰まる隊員達。
謎のハンディカム。
手がかりを失った特殊部隊は建物内を捜索。そこで見つけた木箱に入れられたハンディカム。起動させてみて初めて、それが普通のカメラではないことに気付きました。肉眼では見えないものがカメラのディスプレイ越しでは見え、壁には謎の文字が浮き出ている謎の現象。
大きな手かがりが見つかるかもしれないと、カメラを片手に部隊は建物内を探索。やがてカメラ越しに人影を発見。部隊が追跡するも、突入した先は行き止まりの部屋。しかも誰もいません。見間違えたのでは?と指摘されて揉め始める隊員達。
すると突然、何の前触れもなく隊員の1人が首から血を噴き出して倒れます。何が起きたのか飲み込めない部隊は、ケガをした隊員を連れて部屋を移動。ドアを閉めて防衛戦に備えつつ、緊急的に作戦会議。
ちょっとホラーなところも。
そんな中、閉めたはずのドアがゆっくりと開き始めます。息をのむ部隊でしたが、そこには人の姿も無ければ、影すら見えません。1人の隊員がカメラを手に取りディスプレイ画面を見てみると、そこには人影が(゚д゚lll)いやぁーーーーー!!恐ろしーーーーー!!
隣で一緒に観てる奥さんに腕を鷲掴みされてて痛たいけど、画面からは目が離せないし、私は私で痛覚と戦いながら観入ってました(^^;)うちの奥さん、ビビりまくって仲間を攻撃しちゃうタイプですねー。 絶対一緒に戦いたくない。笑
うまく恐怖心を煽ってくる映画。
その後も建物内を探索していくのですが、様々な弊害や被害が重なり、建物から脱出することになります。最後には宙に浮かぶ人々の謎に触れ「なんやてーーー!?」と叫ばされましたよ(*_*)
あまりネタバレすると良くないので、ほどほどにしておきますが、この不思議な事案。たまらなく好奇心や探究心をくすぐりませんか?正しい神だと思って信仰していたら、実は悪魔だった。信者達は騙されていた。そうして手遅れになり、被害が拡大してしまった事件。現実的な戦術を繰り広げて対応する特殊部隊といい、程よい不思議現象といい、個人的にはとても楽しめました(^^)
ちなみにフィクションだと思い込みがちなこういった事案を担当する公的機関、実は世界中に存在しています。アメリカなどでは国が数千億円の財源を確保してまで専門機関を設立し、それら不思議な事案を「確かに存在している」と公言。念押ししますが、マニアが言ってるのではなく、国が公言しているんですよ!それも世界中で。
実は少なくない”カメラならでは”の映像。
「肉眼では見えないのにカメラ越しでは写る。」これ、実は少なくない現象で現実でもわりと聞くもの。定点撮影していると、なぜか肉眼では見えなかった“何か“が写り込むこともあります。じつは探偵あるある。
スマホのカメラで連写撮影していたら、肉眼では見えなかった人影が写った。不思議な光が写ってた。色々と聞きますし、そんな事案を目の当たりにしたこともあります。いわゆる未確認飛行物体などは肉眼でほとんど確認できないとさえ聞きました。
もしも私達が把握していない何かがいるのだとしたら、それは当然“あっち側が見つからないようにしている“からでしょう。それはカメラのレンズ越しや、撮影後の特殊効果で判明してしまうことがあるのかもしれません。
UFOやUMAという類だけでなく、霊的なものさえ「人に見つかる」ことを避けている可能性ありますよね。野生動物とはなかなか出会わないけど、それはあっちが避けているから…というのと全く同じ理屈。そもそも思っているような存在とは全然違うかもしれません。
UFOは未来からただのツアー客!UMAは知らなかっただけで当たり前にいる動物!なんて可能性だって考えられますから(^^)え?UMAっすか?自分は昔からここにいますけど?って感じです。笑
95%以上はまだまだ解明されていない世の中。
ちなみに不思議な事案に「そんなのない。」「そういうの信じるんだ?」と笑う人の気持ちはわかりません(^^;)あるとは言えないけど、ないと言い切る理由なんてもっと無いわけですし、人1人の脳みそじゃ知らないことのほうが圧倒的に多いんですから。そもそも世界の95%はまだ解明されていないとさえ言われています。
私と同じ考え方のうちの奥さんは、否定派の意見によく「視野せまっ!」「頭かたっ!」と毒づいてます。
全知全能なんだ♪知らないことが無いなんて、すごーーーい♪と嫌味ったらしく持ち上げてあげてあげれば、少しは気付くのかな?と夫婦で話してました。笑
かと言って、すぐ心霊やオカルトに繋げようとする人も苦手。いや…まず冷静に分析しようよ!って探偵心がウザがってしまうんです(^^;) 探偵は、冷静な判断を失ったら終わりな世界ですから。
不思議な出来事なんて絶対存在しないよ!という”全知全能な方”以外は、きっと楽しめるショートムービーの紹介でした(^^)
※34分58秒のYouTube動画です。
※字幕が出ない場合は、右上の歯車から字幕設定してください。
次回更新日:9月23日
【アイビー探偵】
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