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浮気問題のスペシャリストによる無駄のない調査!
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おばけの科学

これからの季節、心霊番組も増えてきますね。信じる信じないという話が根本にあるかもしれませんが、そもそも幽霊はいるのでしょうか?

個人的な感覚で言えば、若い時ほど「いるわけない」という思考でしたが、歳を重ねるとそれも変わりました。経験値が「いないと言い切れない」と学んだといえば妥当かもしれません。

全てを知った気になってる人も「いない」と断言しがちの様子ですが、はたして本当にいないのでしょうか。全知全能なわけではありませんから”断言”はできるものではありません。

そこで、改めて「幽霊ってなんやねん」という部分を考えてみることにします。科学的な話と、現実に起きた話を参考にしました。

音と光による作用。

幽霊を見たとされる場所を研究した論文はたくさんありますが、中でも”音と光の関係”に着目したものが現在では有力かもしれません。

見たと報告のある場所では「20Hzの低周波音」が発生しているという調査結果があります。どんな場所であろうと、その音が耳に入ると人は混乱し、幻覚を見ることさえあるのだそう。

古い建物やトンネルで風が抜けていく音もそれに該当し、ゆえに混乱して見えないものを見えたと感じるのでは?という話。

ちなみに20Hzはほとんど聞こえないため、音がすることに気付かない点も理由の1つに挙げられています。

※Hz=Hertz/ヘルツ。1秒間の周波数を表す単位のこと。

暗いところが圧倒的。

人は暗闇で、無意識に情報をかき集めようとします。真っ暗な中で目を凝らしていると、なにかいる!とビクついたけど、風に揺れる葉っぱだった…みたいなこと、ありますよね。

視覚情報が限られているため、必死に情報を拾おうとして起きてしまう事象。

なんでもない影や光を情報として取り込み、自分の脳が知っている何かに当てはめた結果、幽霊などと勘違いしている可能性を示唆した研究です。

重ねて20Hzの低周波音が鳴り響いていることも多いらしく、相乗効果によって勘違いしてしまっている…というのが論文の内容。

複数が見た場合。

だけど同じ場所で同じ幽霊を何人も見ているんだ!なんて例もありますが、研究チームはこれも否定しました。

というのも先に「すり込み」が働いて、情報として「こういう幽霊を見た人がいる」と知っていたら、同じ幽霊を見た気になっても不思議ではないから。

条件が揃えば同じように混乱し、幻覚を見るわけですが、「髪が長くて白いスカートの女性」と聞いていたら、そんな人物に見えてしまう。シンプルにそういう仕組みなのだそうです。

たしかに”思い込み”の効果は絶大ですから、言おうとしていることは理解できなくはない話。

実体験からは信じがたい。

実家の廊下や駐車場で時々見かけていたお兄さん。ネイビーのTシャツから白い長袖を出す”重ね着スタイル”の人。いつも通りかかるだけで、顔すらまともに見たことがありません。

それが生きている人間ではないことは知っていましたが、わざわざ誰かに話すなんてこともしませんでした。

「見た」なんて言っても、バカにされたりホラ吹き扱いされそうな気がしたからです。もちろん口には出さないでしょうけど、内心そう思われる気がしていたから。

彼を見ても嫌な気持ちになるわけでもなく、また通った…くらいの感覚だったし、怖いとも感じなかったから尚更でしょう。

そもそも、生きている人と大差ありません。誰か通った?と確認しに行ったら誰もいない…というのがお決まりだから、きっと生きている人じゃないんだと認識した程度。

友人伝いで聞く。

当時、常に誰かしら遊びに来てくれていたのですが、ある日突然、友人Nから尋ねられました。

それは、また別の友人が「紺色のTシャツの人がよくいるけど誰だか知ってる?」とNに聞いてきたからだそうです。

「それ、俺も聞こうと思ってた」と意気投合し、私に確認してみたのだそうです。つまり、その時点で2人の友人が”お兄さん”を見ていたということを知りました。

それはまた他の友人からも聞かれたことがあったので、もはや複数人が見ているのは明白。知る限り、私の周りだけで10人前後は同じお兄さんを見ていたことが判ってます。

それらの友人に面識は無かったため、情報が前もって共有されたこともありえません。ということは、先程の論文の話は辻褄が合わなくなります。

カラフルチョコ

色味の加減なのか?

もしかしたら、部屋の配置や光の入り具合など、様々な条件から「ネイビーのTシャツの重ね着」を連想する何かがあるのか?

そうやって色々と考察したものの、未だにわかっていません。

その後、親にこの話を相談してみた時もまた、情報が重なりました。

実家に引っ越してきた当時、一番下の妹(当時、幼稚園児)が「台所に誰かいた」と話していたそう。

その容姿はまさに”ネイビーのシャツに白い袖の重ね着”だったんだとか。服装に関して何も話していないのに、ずっと前に妹がそう言っていたと聞いて、確信しました。

あぁ、それ、俺っすね!

その当時は違いますけど、次男が産まれた頃からはネイビーのTシャツに白袖の重ね着コーデをよくしてました。

ということは、タイムスリップした俺か!?なんて笑い話になってます。言い出しっぺは奥さんですが、友人達も私も否定できない…と定着しました。笑

まぁ実際には何もわからないままなんですが、少なくとも常識外の何かが起きていたのは事実。

誰も彼に不快感や恐怖を感じたことはなかったので、もはや思い出のようになってます。

その実体験を踏まえると、今の化学では解らないだけで、そういうのもあるのだろう…そう感じています。

妹の部屋でも異変があった。

道路に面した玄関。そしてその真上に位置する部屋には、小さな窓がありました。そこは次女(妹)の部屋。

私や友人、こういうことに疎い私の奥さんでさえ、その窓から外を眺める女性の姿を何度か見かけています。しかし、それは妹ではない誰かだし、本人が不在のはずなのに姿を見る時さえありました。

ある時には、自宅に来た知人が「2階から何か叩く音と女性の叫び声がしてたけど…」と後々に打ち明けてくれたことも。

その場にいる人達はもちろん、その家に住む我々でさえ聞こえてない様子だったから、何も言えずに時間ばかりが経過したのだそう。そのおおよその位置を聞いてみれば、それはおそらく妹の部屋でしたから、あの女性の声ということでしょうか。

ちなみに”窓辺の女性”のことを話しても、それは知らない様子でしたから、何か前情報があったわけでも無さそうです。

そういった目撃例がよく上がる住宅街なので、実家以外でも様々な事例があります。そのどれもが、研究チームの話だけでは辻褄が合いません。

人間は全知全能じゃない。

当たり前ですが、わかっていること、解明されていることは、極一部に過ぎません。鏡が「なぜ横のみ反転して縦はそのままなのか?」さえ、今も解明できていないほどです。

極端な話かもしれませんが、地底人がいるだとか、地球や月は人工物だとかでさえ「違う」と言い切る根拠がありません。

人類はまだまだその程度なのだから、幽霊がいない!と言い切るには時期尚早。結論が出るわけないのに、その議論そのものがバカバカしいと思いませんか?

色々な意見を聞くのは楽しいけど、未知の事柄に対して「いる」「いない」をバトルするのはどうかと思う…そんな探偵の心の内でしたm(__)m

 

 

 

次回更新日:6月27日

 

 

 

【アイビー探偵】   

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