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曼珠沙華まつり
新型コロナウイルス感染予防対策のために2020年は開催されなかった「曼珠沙華祭」。彼岸花(ヒガンバナ)生育状況の報告ブログも早い段階で打ち切られていましたし、祭自体も開催されなかったものの観光客は絶えず訪れていたようです。場所は埼玉県幸手市の権現堂公園。“けんげんどう“だと思ったら“ごんげんどう“と読むらしいです!
埼玉県でも数少ない、一面に咲く彼岸花を楽しめる観光地と知られていますが、実は2km離れた場所(加須市)にも同じ権現堂公園という名前をもつ公園があり、しかも同じ国道4号線沿いにあるものだから間違えて訪れてしまったという人もいるのではないでしょうか。
何を隠そう寺島家もまず加須市側の権現堂公園に入って歩き回って彼岸花を探しました(^^;) 加須市の権現堂公園もかなりきれいな公園で子どもが楽しめそうな巨大遊具もあり魅力的。はしゃいで遠くまで行ってしまった子どもを追いかけて妻が1人で走って行ったら、その先で20代前半くらいの若い男の子2人がサッカーを中止してわざわざ妻の歩く少し先まで移動、突然筋トレを始めたかと思ったら妻が通りすぎたのをしばらく見送って筋トレをやめてサッカーグラウンドに戻った…という怪奇現象も起きるおもしろい場所でもあります。笑
どちらの権現堂公園もどうやら市が違っても同じ管理下にあるようで、怪奇現象の起きた加須市のほうは「1号公園」桜並木や彼岸花の景色が楽しめるのが「3号公園」のようですね!同じ名前で2kmしか離れていませんし、加須市側からのアクセスで同じ道沿いにあると、先に現れる「権現堂公園」という文字に勘違いして1号公園へと入ってしまうのは当然だと思います。なので行く時は「幸手市の権現堂公園(3号公園)」と覚えておいてくださいね!
↑加須市の権現堂1号公園
仕事の都合や妻とのスケジュールのタイミングもあってなかなか行けず予定より1週間ずれ込んでしまいましたが、開花期間にはギリギリ間に合いました。その日の予定では妻と2人で午前中にデート…だったものの、また色々とスケジュールの変更が生じて午後、それも幼稚園から次男が帰って親子3人(長男は帰宅前)で行くことになって、夫婦デートというよりは親子の時間。
さらに予報では夜から降り始めるはずだったのに、向かう途中ではドシャ降りの雨…今年は断念か?と思いつつ、到着した途端に小雨より落ち着いたポツポツ雨に変わってくれたので一安心。
仕事で茨城県方面へ行く時に使う道があり、曲がる場所を1ヶ所変えると権現堂公園に行けるというのは知っていましたが、実際に行ってみたのは初めてで、一面に彼岸花が広がる光景を見れたのも初めて!
1輪でも存在感抜群でインパクトのある花。さらに真っ赤で人の目を惹くのに、これが一面に咲いていると圧巻です!失礼ながら観光に来ているのはご年配の方ばかりを想像していました。しかし実際にはカップルや友達同士で来ている若い世代もちらほらといて、全国の観光地名物「自撮り女子」もちゃんといました!期待通り花や景色は二の次でカシャ!カシャ!と花をバックに自分ばかり撮ってましたよ(^^)b
きれいでもない自撮り女子から目を背けながら先へ進むと、斜面いっぱいのきれいな彼岸花がずらり。時々「あ…場所間違えちゃった!」という雰囲気で顔を出してる白い彼岸花もいてかわいいです。土手上に行くよりも土手下からのほうが圧巻の風景!再び雨が降り始めたので早々に切り上げてしまいましたが、奥に進むとヤギもいるみたいですね!
好きではあるものの周囲の目もあって自宅に植えることはいつも避けていたけど好きな花の1つ。特にご年配の方ほど「縁起の悪い花」としての認識は強いようですし、そんな価値観の違いで「あんなもの自宅に植えて…」というマイナスイメージをもたれてしまうのもつまらないので、自宅以外で楽しんでました。幸いにも近くの水路沿いに毎年咲いているのを見れたので、それで満足できていたというのもあります。
独特な花はインパクト大ですが、上品さも感じさせる不思議なオーラがあり気品を漂わせています。友人は「上品な花」ではなく、昔の上品ぶったお金持ち(ドラえもんに登場するスネ夫のお母さんと言ったほうがピンとくるでしょうか)の喋り方を取り入れて「ザマスの花」と呼んでいました。笑
それについては植物好きではないお調子者の意見なので、私と他の友人(植物好き)から凄まじい猛反撃を受けて撃沈済みです。彼岸花好きの方、ご安心ください(`_´)ゞ 笑
ちょうどお彼岸の時期に花を咲かせるからヒガンバナと呼ばれ、お墓でもよく植えられていることから縁起の悪い花として忌み嫌われる存在ですが、実際には咲くタイミング以外に不吉なイメージはないようです。
彼岸花のもつ毒素のおかげで、土葬されたご遺体などを土中生物(モグラやネズミなど)から守ってもらえるためにお墓の近くに植える習慣があったというのだから、むしろありがたい存在。畑や田んぼの周りなどにも植えられているのをよく見るのは、同じく土中生物から守ってくれるから…というのが主な理由。
この毒素は人にとっても同じく毒で、誤って食してしまうとおよそ30分後には激しい下痢と嘔吐、呼吸不全、痙攣、中枢神経麻痺などの症状に見舞われ、死に至るケースもあるらしいです。解毒剤はないそうなので、万が一食してしまったら催吐薬や下剤による対処療法以外にやれることはないのだとか。気をつけましょう!
ここまでだと怖いイメージはそこまで変わらないかもしれません。しかし毒のある植物はいくらでも身の回りにありますし、調べてみると“彼岸花の毒抜き“などのキーワードも出てきて「なんのために毒抜きするの?」と思い、さらに調べてみたところ案の定、昔は食糧難の時に彼岸花を食べる習慣があったと記されてました。
さらに彼岸花の根は今も漢方として活用されていて、消炎作用、利尿作用があるのだそう。漢方で石蒜(せきさん)と呼ばれているのが彼岸花の根です。毒と薬は表裏一体とはこのことですね。
漢方や薬膳もまた昔から興味津々で、未だに資格を取りたいと思っているくらい学びたいことの1つ。生薬と呼ばれる原料は彼岸花のように当たり前に身の回りに存在しているものを活用する知識で、身につけておけば必ず役に立つと感じます。普段の食事でさえ、生薬の使い方や組み合わせをコントロールして健康を維持するための薬膳料理として役立つのだから学んでおいて損はないはず。
生姜はお腹を温めて食欲促進、大根おろしは胃の調子が悪い時や喉の痛みや咳などの風邪の初期に効果的、魚類にしそを添えると食中毒予防なども誰もが知る生薬や薬膳の知識ですね(^^)これらを普段からフル活用したいと考えている「探偵」なのです!笑
そういえば…他の植物で代用されていますが、アイビーの蕾も実は漢方に使える生薬!おや?おやおや?アイビー漢方か?アイビー薬膳か?これはセカンドビジネス発足か!…なんちゃって。私もエースザキさんも全てに全力プレーが癖なので探偵社だけで精一杯です ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘笑
【権現堂3号公園】
埼玉県幸手市大字内国府間(うちごうま)887-3
次回更新日:9月16日
【総合探偵社 ピースキーパー】
【アイビー探偵】
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