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ポータブル電源
最近はモバイルバッテリーが当たり前の存在になりました。徒歩や電車による移動がメインの場所や、電車通勤バス通勤がメインの方、自転車での移動がメインの学生など、長時間スマホの充電ができない環境にさらされる人には必需品。外でパソコンやタブレットを扱わなくてはならない仕事の人も無くてはならないアイテムでしょう。
長時間の張り込みなど充電できない環境が多い上に、情報第一(連絡のやりとりや位置情報や検索機能、地図情報など様々必須)の探偵にも必需品。全てのバッテリーは車の中で常に充電していますが、それ以外では外部バッテリーはかなり重要なのです。
エンジンを停止している車内にカメラを設置し、無人を装う場合は、エンジンが停止しているために充電ができません。カメラのバッテリーを使えば問題はないけど、定期的に車へ出入りしてバッテリー交換しなければならなくなります。その後どんな流れになるかも判らないから、カメラのバッテリーは出来るだけ温存しておきたい側面も。
こんな時に大容量バッテリーでコンセント(AC)も使えるポータブル電源はとても重宝する存在。モバイルバッテリーのように小型軽量とまではいきません(一部そういう商品もある)が、車内などに置くには困らない程度のサイズばかり。リチウムイオン電池による小型化、軽量化が進んだため最近は本当に小さいですね!
1台1〜2万円から購入できます。
これは災害対策としてや、普段使いにおいてもかなり重宝するもの。
災害時に電気が使えない環境となることは多く、避難所や車中泊による生活も考えられるため、こういった電源供給はとてもありがたいアイテム。地震や台風、噴火など災害大国の日本においては本来、各家庭が持っておいたほうが良いものですが、実際にはそこまで普及していないのが現実。
普段使いもできて、なおかつ防災対策になるものって無駄が無くて良いですよね。缶詰めや水を普段使いしながら、常に新しいものと入れ替える”ローリングストック”のように、効率が良い。
災害対策の木箱やバックパック
災害対策用品を備えるのも重要ですが、そもそもの車選びや装備、アイテム選びも重要だと考えてます。普段から何を使っているのか?はいざという時に命を左右しますからね。
そしてその一部に“ポータブル電源“が含まれてくるのですが、充電するための機能も重要。コンセントだけ対応していても、コンセントが使えない環境だって考えられます。
もちろん車のDCソケットから給電できることも絶対条件ですが、被災したらエンジンをかけて燃料を消費するのは極力避けたいでしょう。充電するたび燃料消費なんて非効率ですから。
だからこそ「太陽光発電」が大切になってきます。しかし、この太陽光パネルも現実的には使えるものは限られているのも現実。ネットやお店で「災害対策に!」「アウトドアに!」なんて謳い文句で見かける太陽光パネルも「全然使えない!!」というものがあふれている昨今(^^;)
自然のエネルギーを無駄なく活用したい!
発電しても“発電量が小さすぎる“というパネルも頻繁に見かけます。1日かけて、せいぜい使わないスマホ1台分ですかね…という発電量でいったい何をするのでしょうか?笑
それなりに効率の良い発電量とそれを蓄電するためのバッテリー。そしてそれを繋ぐコード類、全てが機能しないと意味がありません。とりあえず備えたから大丈夫!では、いざという時に家族を守れません。
太陽光パネルによる発電量の調べ方は色々とあるので、あえて余計なことは言わずにおきます。ざっくり言うならワット数とコスパを見ながら探してみると良いかもしれません。
いわゆる「何に使うんだい?」という5W発電とかは無視で良いし、15W発電程度だとスマホの充電くらいしかできないでしょうから、最低でも50〜80W以上の発電量が欲しいところ。そう考えると太陽光パネルだけで最低でも1万円は覚悟してください。
ただし噴火災害だと火山灰などの影響もあるし太陽光パネルの出番は無くなりそう(;o;) 電気も使えないし、エンジンもあまりかけられないでしょうから、噴火に関しては使えるうちに全てのバッテリーを充電しておくしかありません。
設置場所も考えつつ選びます。
ポータブル電源の普段使いも幅広く対応できるのはメリット。キャンプなどのアウトドアはもちろん、イベント事でもコードを引っ張ってこなくていいので便利です。
スーパーへの買い物や子どもの送迎などで、駐車場の車内でスマホをいじって待つパパさんママさんを見かけます。後部座席で子どもがポータブルDVDプレイヤーを観て暇つぶしをしていることも。この時、大抵はエンジンかけっぱなしですよね。
ハイブリッド車を選んだり、エコ運転だ燃費だと言うわりに、アイドリングは気にしないのかな?とよく不思議に思います。車への負担だってそれなりですし、なんでハイブリッド選んだんだろう?と。
軽自動車(660cc)でも1時間あたり440〜610ccのガソリン消費をしますし、2,400ccエンジンなら727cc〜1011ccの消費。アイドリングだけなのに、これってなかなかの数字ですよね?
スマホの充電のみなら普通のモバイルバッテリーでも事足りるけど、DVDを観る子ども達もいる、寒い時は電気ブランケットも使いたい。暑ければ窓を開けて扇風機を回しておきたい。そんな場合も、ポータブルバッテリーでまかなえます。移動中に充電しちゃえば無駄も生まれません。
モバイルバッテリーも高性能/低価格が普及してきた。
今や充電式の電化製品となれば、リチウムイオン電池が主流。容量が大きく、充放電の繰り返しに強いうえ、急速充電にも対応。寿命も長く、コンパクトに作れる…安全性の高いことでも知られているので、とにかくメリットが多いバッテリー。
iPhoneなどのスマートフォンはもちろん、ノートパソコンやモバイルバッテリー、車のアイドリングストップ用サブバッテリー(スズキのエネチャージなど)に使われていることもあります。
ニッカド電池のようにメモリー効果を気にして「バッテリーが少なくなるまで待って充電する!」という人もいるようですが、リチウムイオン電池は全く関係ありません。リチウムイオンの場合は、残少から満充電まで一気に…ではなく、ちょこちょこと充電したほうが劣化が少ないもの。メモリー効果もありません。
また満充電で放置しても自然放電することもほぼありませんが、使わずに満タン状態を長期間維持すると劣化してしまうのも特徴。少量から半分程度の容量に留めて保管するのが好ましいため、覚えておきましょう。新品購入時にスマホのバッテリーがあまりない状態なのはこのためです。
バッテリーは熱に弱い。
また、高温にも弱いので真夏の直射日光の元に放置したり車内に置いておくのはバッテリーの劣化を極端に早めます。夏の車内や、冬のストーブの前、お風呂の湯船など、熱くなりそうな場面には気をつけましょう。
つまりポータブル電源は、夏は車内に放置できないというデメリットもあり、災害対策のためにバッテリー満タンで保管し続けるのも考えもの…という側面があります。だからこそ「普段使いしながら災害用の備えとして持っておく」というのがベストということになりますね(^^)
普段使いしていたなら、バッテリーの劣化→買い替える、という流れも無駄がありません。備えで保管しておいて、チェックしたらダメになってたから買い替える…というよりは良いでしょ?
我が家の場合は、故障した時のことなどを考えて、あまり高くないものを定期的に入れ替えて使い回す感覚で使用しています。スマホのバッテリーもそうですが、リチウムイオン電池は500回〜800回の充放電ができる耐久性。
写真にて紹介した2機種は約45,000mAで、どちらも2万円もせずに購入できるもの。コンセントでの充電で約5時間、車での充電でも5〜7時間、太陽光発電で10〜12時間前後。
価格の割にスペックは充分。もちろん家計のやりくりなどあるので、そう簡単に買えるような価格帯ではありませんが、オススメです。
次回更新日:3月26日
【アイビー探偵】
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