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当時の家屋に潜入!
江戸から京都までをつなぐ中山道。その中でも難所と呼ばれた4ヶ所のうちの1ヶ所が、長野県の木曽でした。
そして木曽には今も当時の面影を残している場所があります。観光地として知られる”奈良井宿”という宿場街跡。
そこで建物内部や、当時の生活を感じることのできる家具などが残されている”資料館”があったので紹介します。
上問屋資料館(手塚家住宅)
当時、宿駅には伝馬と歩行役(馬と人)を用意しておかないといけないルールが幕府によって定められていたとか。
その管理をしていた問屋から、古文書など多数の資料が出てきたため、そのまま資料館にしたそうです。
当時の建物の内部を見れるのだから、当然入ってみたわけですが、これが意外に興味深かった!
良心的な価格。
価格は大人300円、子ども200円。靴を脱いで上がった先(写真右の目隠しされた所)に受付があります。
奥行きもあるし2階も見れる上、かなり多数の資料があるので、決して高くはありません。
槍掛けや書物
我が家にある刀掛けと比べても幅がかなり長いので、これはおそらく”槍掛け”と思われます。
ふすまが外してある様子ですが、その上に位置するところにあるのがリアリティを感じますね。邪魔にならないけど、スッと手に取れるあたり…防犯術として非常に勉強になります。
書物は読めないけど、古文はとりあえずカッコいい。笑
多数展示してありましたが、達筆かつ筆文字なので見慣れず、部分的に解読できる程度でした。
吹き抜け廊下。
他のお客さんもウロウロしている中で、建物中央に位置する吹き抜け廊下は撮影困難でした。必ず誰か映り込むやん!と、角度を変えてフレームアウトを試みる…という感じでしたので、伝わりにくい画になり恐縮です。
雨風どうするんだろう?と疑問に思いましたが、ふすまの溝があったので、外廊下と内を分けられるようです。
実際はもっと素敵で、憧れるような吹き抜け庭園のある廊下でしたから、ぜひ自分の目で確認してほしいところ。
庭園。
1枚目の先へ行くと2枚目の景色と、意外と奥行きもあって広めの庭園。緑だらけの庭なのに整っていて美しいし、何より和風建築との相性が抜群。
2枚目の奥に見えるのは厠[読:かわや]ですが、現在使用は禁止。見ることはできますが、男性用の小便器はわりと現代に寄っていたので、ここらへんは当時のままではないのかもしれません。
通路はすれ違いに”しどろもどろ”するくらい狭く、どちらかが曲がり角で待っていたほうが無難です。
天皇の休息所。
ここは旅の途中で天皇が立ち寄って休憩する場所でもあったため、専用の部屋までもが用意されていたんだとか。
それがこの部屋。ここで休んだり食事をしたりしていたとのことですが…ふ〜ん程度なのは世代的なものか私の教養不足か。笑
庭園の廊下に面した奥の部屋でした。昔から「一番偉い人は奥へ」と言いますからね。
我が家のリビングで一番奥の席は、うちの奥さんです。私が手前なのは防犯上の都合ですが、家庭で一番重要なのは大抵どこでも”ママさん”だから間違いではないのかも?笑
ボンボン時計と古銭。
昔ながらの機械式時計は非常に興味深いと普段から興味があります。この時計もまた、見慣れている現代のものとは違う魅力に溢れてました。
古銭は奥さんと次男がちょっとしたコレクターなので、2人が一番食いついて見ていた場所。
お米や家具など、あらゆる物の価値が全く違うからこそ、当時のお金の価値を現在に当てはめて換算するのは難しいと言います。
時計なんてお金持ちが1つ持ってるかな?くらいだったのに、現代では1人複数でも珍しくないですもんね。
だとしたら1両=◯◯万円、なんて一言で表せないのも当然です。
階段は2ヶ所
2階に上がるための階段は、どちらも昔ながらのデザイン。急勾配なハシゴのようなものと、おしゃれ&効率的な引き出し付きの階段。
収納にするってめちゃくちゃ良いなって思ってたけど、これを作るとなるとコストがめちゃくちゃかかるでしょうね(^^;)
天井が低いわけではないため、1段あたりの高さがあって、少ない段数で済んでいます。そのぶん登り降りしずらいけど、そんなことより収納化のほうが自分は優先したいから、憧れの家財。
2階も広々。
むしろ2階のほうが1部屋あたりの広さが大きくとってあって、かなり広々としていました。2部屋と、屋根裏のような傾斜した天井の部屋が1ヶ所。
表通りに面している部屋は「こういうふうに見えるのか」と体感できる場所。
せっかく奈良井宿に来て当時の面影を堪能しているのだから、資料館で建物の中を体感させてもらうのは重要だと感じます。
天皇が来訪した時の写真
わりと最近でも天皇が来訪しているようで、例の大橋を渡っている姿が写真に残っていました。
ここで写真を見た後に、橋を見に行くのも良さそうですね。橋の写真は以前の記事に掲載しておりますので、ご覧ください。
庭園に隠された面白いところ。
他の観光客がスルーしてしまう?いや、見えてない?あるいは気にもなってない?なぜか判りませんが、私は気になって仕方なかった部分。
悪い意味ではなく、表通りからは決して見てとれない”現代”がこんな意外な部分で見つけられたからです。
えぇ!木々の隙間から見える隣宅が普通の今風の家!よくここまで隠してるなぁ!とジジイは1人で歓喜。笑
古民家暮らしは大変。
表通りを歩いていても現代らしい建物は見当たりませんから、このあたりは本気で昔の建物に住んでるのか?と疑問でした。
古民家の大変なところは、維持だけではなく、生活のための水道や電気などを融合させることも、コスト的にだって大変だからです。
古民家を現代の水道や電気配線など色々整える…よりも、新しく建てたほうが圧倒的に楽で経済的。
それなのに、みんな住んでいるの?お金どんだけあっても大変じゃん!と不思議でした。
外に出て確認してみる。
資料館を出て隣宅を確認してみたら、やっぱり表通りからは古い建物が見えるだけでした。
しかし、この酒店の裏側には今時の普通の住宅が建っていると知れて、ちょっと謎が解けた場所でもあります。
今も居住地としては使われているけど、表通りは観光地として維持してお店などを構え、見えない裏側に生活しやすい現代がある。ようやく納得できた瞬間。
奈良井宿
当時の面影を色濃く残している奈良井宿。貴重な場所だと思いました。
大地震などで崩れてしまうのではないか?と勝手に不安に思ってますが、ありえない話でもないので、行きたいと思ったなら即行動をオススメ。
一度は行ってみてほしい観光地の紹介でした。
次回更新日:10月10日
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