ブログ
浮気問題のスペシャリストによる無駄のない調査!
確実な証拠で裁判に勝つ!
センペルビウム
植物好きという話題から「何が一番好き?」と聞かれることも時々ありますが、好きなのは“植物“なので何か1種類に絞ることはできません(^^;) ですが色々と育てていくうちに“こういう系統に惹かれる確率が高い“みたいなことは自分でもわかっています。
その中でも一番は決められないけど、どれか1つしか育てちゃいけない環境になったら“多肉植物であればコレかな?“というのは思い当たりました。ちなみに観葉植物なら、野菜なら、花なら、などそれぞれあるので絞れているうちには入らないでしょう(^^;)
多肉植物でも“室内の程よい明るさを好むサンスベリア系“はなんだか惹かれる存在。それと同じくらい惹かれるのは、夏も冬も外で地植え放置で勝手に広がってくれるセンペルビウム。室内メインで1つ選ぶならサンスベリア系、外に植えることを前提に選ぶならセンペルビウムでしょう。またここでも中と外に分岐しちゃってて結局1つには絞れてませんね。笑
サンスベリアは品種も豊富でNASAの調査により選抜されたエコな植物(エコプランツ)トップ50に入る観葉植物。密閉空間での酸素供給を植物に頼るために研究され、優秀とされた存在です。水や肥料をほとんど使わないことや、光合成していない夜間でも酸素を吐いていることを考慮したら本当にエコな存在かもしれません。
地面から縦に伸びる剣のような斬新な葉がサンスベリア代表とも言えるローレンティー。どこでも見るし植物に興味がない人でも見たことくらいはあるだろうほど有名な存在です。今でこそ「あぁ、サンスベリアね」なんて普通に見てしまうけど、初めて見た時はなかなか衝撃的でした。いや、今でも時々ふと「斬新な植物だなぁー」って感じます(^^;) 個人的にツボってるのがエーレンベルギー・ロブスターという品種で、完全に一目惚れして宝物扱いで育ててますよ。
↑なかなか斬新なやつらだと感じます。
まだまだ斬新ボディをもつ仲間がたくさんいるサンスベリア。室内で育てられるし、水やりも月1〜3回程度で、冬(11〜3月)に関しては断水しても問題ないという手間のかからなさも魅力的!
対してセンペルビウムはというと、室内ではまず育ちません。太陽光大好きすぎて、西日もガンガン当たる南窓に置いても太陽光が足りないみたいで成長しないし、外置きでも鉢管理だと雨続きの日に根腐れしてしまいます。それだけ聞くと育てるのが大変そうにも思うかもしれませんが「地植え」の場合は驚くほどタフ!真夏も真冬も“完全放置“で育ちますし、とにかく子株をたくさん付けてくれて勝手に増殖しまくってくれるたくましさを見せつけてくれる多肉植物。
↑びしょ濡れセクシーなセンペルビウム・レッドムーン
何が好きなのと聞かれるとコレと言える理由が出てきませんが、見た目とタフさにやたら惹かれてます。均一で整った“ロゼット状の葉“はそれ自体が花にも見えるくらい美しく、真上から覗き込んだ時には「きれい以外何もない!」と言える圧倒的な“美“を見せつけてくれます。
何度も記録更新をするほど暑いことで有名な地域で、バタバタと熱中症にて枯死していく植物達を横目になにくわぬ顔をして太陽光を浴び続ける夏も元気。睡蓮鉢の水が“叩きつけても割れないくらい分厚い氷“を張るような真冬も、凍えているかのように萎縮はしてるけど全く枯れる様子なく越冬。こんなタフな多肉植物って滅多に見ませんよね?
エコプランツとしてどうなのかは知らないので酸素吐出量まではわかりません。そういうエコプランツ的な意味ではサンスベリアに負けているところもあるのかもしれませんが、基本的に酸素吐出量は(マニアックな説明を省くと)概ね「成長速度に比例している」そうですから、成長の早い植物ほどエコプランツとして優秀ということになります。
多肉植物は夜も酸素を吐出し続けるものも多いようなので、それを考慮すると成長速度こそ遅くてもトータル結果でエコプランツと言える優秀さをもつ多肉さんがいるんですね!夜も効果を発揮する上に成長速度も速いサンスベリア…なるほど、優秀なわけですねぇー。
NASAの実験で選出されたエコプランツは鉢管理を大前提として、手間の具合なども考慮されたランキング形式。つまり“密閉空間に持ち込む“というベースを無視して本当の意味でのエコプランツを選出するなら、そこらへんに自生してすごい勢いで広がる雑草ばかりがランクインすることとなるわけですから、NASA基準を無視したらセンペルビウムの成長速度はサンスベリアにも匹敵するはず!!いやまぁ、サイズ的には不利ですが(^^;)
↑センペルビウム・ブルームーン
センペルビウムと言えば「幸福を貯蔵する」能力があるとか無いとか。いや「ある!」ということなんですが、幸福を溜め込んで成長し、どんどん子株を付けて増殖。それらが枯れることがあってもそれは“消えてしまった“のではなく、貯めていた幸福を使ったという意味合いで悪いことではないらしいですね。幸福を溜め込んで増えていった子株を人にあげることは“幸福をお裾分けする“ことと同じらしいので、大切な家族や友人に是非お裾分けを(^^)
センペルビウムの名前は興味深く、強健な植物であることからラテン語の「永遠」や「生きている」を由来としてるそう。和名も万代草と名付けられていて縁起がいい!なんとなく生きてる…という感じは嫌なので、個人的にはグッと来た言葉です(^^)
ですが縁起がいいから植えているわけでも、幸福を貯めたいから育てているわけでもなく、シンプルに見た目の美しさとタフさがツボで好きなだけ。センペルビウム専用のスペースを作ろうかと考えてるくらいです。とはいえ育て始めたのはまだ5〜6年程度。しかもその間、一度も“センペルビウムの花“は見てません。
↑ん?なんか違うな…。2021/5/17
後日紹介する予定の「アガベ地植え計画」に便乗して、その周りにもセンペルビウムを点々と植えました。子株をつけてどんどん広がっていくのを見越して間隔を広めに確保しつつ3種類を植えたものの、その中の1株「ブルームーン」がなんだか妙な感じに変化していることに気付く5月中旬。
元々ロゼット状の均一な葉の並びが目を惹きますが、下のほうはセンペルビウムらしく規則正しい並びなのに、上のほうは若干スクリューするように葉を並べて、しかも真ん中には丸い物体が見えている…という謎の現象。
梅雨入りとまでは発表されてませんが雨続きになりがちな天候と変化しつつあり、気温も昼間は25度前後と暖かいけど夜は10度を下回ることもある時期。多くの植物が活発になり始めるタイミングでもあります。ここに植え付けたのは約1ヵ月前の4月。それまでは南側の花壇に地植えしていました。それから毎日のようにアガベとセンペルビウムの観察を続けていたので、少なくとも2日前に見た時は“普段通り“だったはずなんです。
状況から考えて真ん中の丸い物体は蕾。若干上へと伸びるような変形を見せているのは多肉植物の花にアルアルのビヨ〜ンと茎を伸ばして花を咲かすアレに近いし、そういうことなのでは?と察しがつきました。
↑おぉ?さらに伸びてる!? 5/23
間違いなく上へ上へと向かってますし、真ん中のアレはやっぱり蕾にしか見えません。ここに植え付けてから変わったことと言えば、植え付け時にメネデール活力剤を与え、2週間後には液肥、梅雨入りしそうな雰囲気だからと3週目には全ての花壇や畑コーナーをある程度整えて固形肥料を撒きました。もちろんアガベやセンペルビウムの周りにも固形肥料(10-10-10 +有機)を散布。西側なので日照時間も以前より長いはず。
農家さんに教わったことがありました。
植物は子孫を残そうとする時、目立つように花を咲かせて鳥や虫を誘き寄せて種子を運ばせたり、風などの自然現象に乗じて花粉を飛ばしたりする。逆に言えば「子孫を残す必要性を感じないと花を咲かせない。」つまり「生命の危機」を感じると残った体力を振り絞って枯れる前提でも花を咲かせるし、モリモリ健康な状態の時にも「元気だから今のうちに子孫を残そう!」と花を咲かせる。と。
このセンペルビウム・ブルームーンの場合、日当たりがさらに良くなり、今まで貰えなかった肥料を与えられて元気モリモリ!さらに冬を耐えてこれからだーという絶妙なタイミングでそんな好条件に包まれれば、きっと健康そのものに間違いありません。現に、この位置に移動してから1ヶ月しか経過していないのにも関わらず、センペルビウムは3種類とも一回り大きくなって健康時特有のハリとツヤが出ていました。
↑なんだかイケる気がする〜♪ 5/30
ノリノリで子孫繁栄のため花芽を伸ばし、明らかに縦長な変身をしてる!神秘的で感動的な“生命力“を感じる姿なんですが、こういう姿を見るたびに少しだけ“怖い“なんて感情も湧いてくることが(^^;) え?植物好きだよね?って思うでしょう?自分でもそう思います!笑
だけどなぜだか不思議な感情で「おぉ!すげー!」って感動するのと同時に「怖い」というのも少しだけ感じて、その両方が私にとっての“植物への興味“に直結してるんです。アサガオやオカワカメもたった一晩目を離しただけなのにツルを伸ばして葉も増えてたりするし、クローバーもたった1本の根を植えて2ヶ月後に鉢をひっくり返すと血管のように根を張り巡らせてるじゃないですか!
ブルームーンのこの姿もエイリアンなんじゃないか?かめはめ波みたいの撃つ気か!?みたいに少しびびってる部分があるんですよ(^^;)
もちろん本当に襲われるとは思ってないけど、ここまでの力強い生命力を目の前にするとやっぱり多少の恐怖心は煽られますよね? ちなみにこれ、ピースの又吉直樹さんも同じ感じ方をするそうで、植物だけならず動物にすら恐怖心があるみたいですよ!わかるわぁ〜と思いながら、周りに引かれつつ必死に説明する又吉さんに親近感を覚えました(^^)笑
↑たった1本が2ヶ月で根詰まり!
この魅力が伝わりますか?とても神秘的で惹かれます。頑張ってるんだなぁーとか、同じように生きてるんだなぁーとか、生命力を感じるのは間違いありません。植物を「かわいい」と言ったら、植物は人間より下だと見てるような表現になってしまいますが、かわいい(愛おしい??)と感じるのも確か。
植え替えのためにひっくり返して露わになったこの根っこも神秘的でしばらく眺めてました。写真におさめてからも時々眺めてるくらい惹かれます。というか写真ではハートマークのお気に入りに登録してるくらい好きな写真!
植物男子の友人には「変態だな!」って笑われましたが、その彼も結局この写真を欲しがって「すげー。面白れー。」と眺めてましたよ(^^;)この魅力がちゃんと伝わってくれる人が身近にいて一安心。笑
↑およそ半月で開花!6月4日。
とうとうお初にお目にかかりました!センペルビウムの花!
基本的に花を咲かせる行為は体力を消費するから、株を長持ちさせたい(長生きしてほしい)場合は花芽を根本から切ったほうが良いと聞きます。だけどこんなの見せられたら切れないですよね?こいつめちゃくちゃ頑張って咲かせたのに!長生きしてもらいたいから切るけど。笑
いつだったか観た映画。タイトルすら忘れてしまいましたが、有名でもなんでもないB級映画で“正体不明の疫病“が題材になってました。基本的に映画は手元にあれば一応観てみるのがマイルール。特にB級映画は“深すぎて伝わりにくいから万人受けしなかった“ものや“つくり込みすぎてマニアックだから万人受けしなかった“ものが多く、映像はチープでも内容はとんでもなく素晴らしいものも意外と多いと感じてます。
その映画ではエリアごとに人が急に死んでいってしまう疫病が流行る世界。まさにパンデミックで、闘病する時間すら無いくらいあっという間に人間を死に至らしめる原因不明の現象。それはあまりに突然で、まるで生物兵器のように一瞬にして人々を殺戮してしまうものだからワクチンすら開発することができず、避難先でも急にバタバタと人が倒れていってしまうほどスピーディーに人類は衰退。世界中が何も手を打てないまま人口は減っていき、やがてふとしたことをきっかけに“ある事実“を突き止めました。
その事実とは“植物が人間を敵とみなした“というもの。あまりに突飛な意見で誰も耳をかしませんが、どこへ逃げても必ず人が死んでしまうし、その傍らには必ず植物があったのです。ウイルスが及ばないだろうと少人数で大自然に逃げ込んだ人達さえ森に入っていった途端にバタバタと倒れる様。
“人間のみに毒性のある花粉を飛ばしている“ことがわかり…とストーリー終盤へと進んでいく映画でしたが、現実でも花粉症があまりに重症化すれば命にかかわると言われてますし、絶対にありえないとは言えない話にも感じました。植物達が人間を敵と認識したのか?あるいは地球がそう判断して植物にそうさせたのか?ガイア理論にさえ発展していったその映画は実に考えさせられる内容でしたよ。
メディアにはあまり大々的に取り上げられないのが少し問題になりつつありますが、温暖化現象により100年後には台風が日常的な世界になってしまうのは不可避だと言われています。今現在も黄砂に花粉にと体は反応してしまい苦しい想いをしてるけど、子ども達世代、孫達世代はさらに悩ましい世界で過ごすことになることが確定していると言うのに、それをあまり深刻に考えない、そもそもその事実すら知らない、なんて大人が多いことで世界に対し「大人もしっかりしてくれ!」と発言した10代の学生は有名ですね。
世界でも温暖化対策にダントツ遅れをとっていた日本もようやく“ガソリン車撤廃“を2050年までに…と動き始めたけれど、今更感は否めません。何もしないよりは良いけど、もっと認知してもらうことを推し進めるべきとの声も多いです。
花粉に殺される云々に似て、自然環境の変化に人類は衰退していくであろうと言われていると、色々と複雑な気持ちになります。こんなふうに花を楽しめる当たり前の日々も50年後、100年後には当たり前にはできなくなってるのかもしれません。一部の植物が恐怖の対象になっている可能性さえあるかもしれません。
↑冬に萎縮してる子株たくさんのセンペルビウム。
そう思うと、せめてたくさん見ておいて、たくさん写真に残しておいて、たくさん触れておきたい、と植物愛が燃えたぎりますね。後ろ向きに考えても仕方ないので、楽しめることは楽しみつつ、対策できることから対策していきましょう!
それでは早速。まだ使うほどではないのにエアコン使い始めてる方は“もう少しだけ先延ばし“にしておきませんか?意外と窓開けてるだけ、扇風機だけで充分ですし、車でも窓開けて走れば全然まだまだ余裕ですよ(^^)b
次回更新日:6月25日
【総合探偵社 ピースキーパー】
【アイビー探偵】
新着情報
過去の記事
- 2025年1月 (2)
- 2024年12月 (4)
- 2024年11月 (5)
- 2024年10月 (4)
- 2024年9月 (4)
- 2024年8月 (5)
- 2024年7月 (4)
- 2024年6月 (4)
- 2024年5月 (5)
- 2024年4月 (4)
- 2024年3月 (5)
- 2024年2月 (4)
- 2024年1月 (4)
- 2023年12月 (5)
- 2023年11月 (4)
- 2023年10月 (4)
- 2023年9月 (5)
- 2023年8月 (4)
- 2023年7月 (4)
- 2023年6月 (5)
- 2023年5月 (4)
- 2023年4月 (4)
- 2023年3月 (5)
- 2023年2月 (4)
- 2023年1月 (5)
- 2022年12月 (5)
- 2022年11月 (4)
- 2022年10月 (4)
- 2022年9月 (5)
- 2022年8月 (4)
- 2022年7月 (5)
- 2022年6月 (4)
- 2022年5月 (4)
- 2022年4月 (5)
- 2022年3月 (4)
- 2022年2月 (4)
- 2022年1月 (5)
- 2021年12月 (5)
- 2021年11月 (4)
- 2021年10月 (5)
- 2021年9月 (4)
- 2021年8月 (4)
- 2021年7月 (5)
- 2021年6月 (4)
- 2021年5月 (4)
- 2021年4月 (5)
- 2021年3月 (5)
- 2021年2月 (4)
- 2021年1月 (5)
- 2020年12月 (4)
- 2020年11月 (4)
- 2020年10月 (5)
- 2020年9月 (4)
- 2020年8月 (5)
- 2020年7月 (6)
- 2020年6月 (6)
- 2020年5月 (6)
- 2020年4月 (6)
- 2020年3月 (6)
- 2020年2月 (5)
- 2020年1月 (6)
- 2019年12月 (6)
- 2019年11月 (6)
- 2019年10月 (6)
- 2019年9月 (6)
- 2019年8月 (6)
- 2019年7月 (5)
- 2019年6月 (6)
- 2019年5月 (6)
- 2019年4月 (6)
- 2019年3月 (6)
- 2019年2月 (5)
- 2019年1月 (7)
- 2018年12月 (6)
- 2018年11月 (6)
- 2018年10月 (6)
- 2018年9月 (6)
- 2018年8月 (6)
- 2018年7月 (10)
- 2018年6月 (10)
- 2018年5月 (10)
- 2018年4月 (10)
- 2018年3月 (10)
- 2018年2月 (10)
- 2018年1月 (9)
- 2017年12月 (15)
- 2017年11月 (15)
- 2017年10月 (15)
- 2017年9月 (15)
- 2017年8月 (15)
- 2017年7月 (15)
- 2017年6月 (15)
- 2017年5月 (15)
- 2017年4月 (15)
- 2017年3月 (15)
- 2017年2月 (14)
- 2017年1月 (14)
- 2016年12月 (16)
- 2016年11月 (14)
- 2016年10月 (15)
- 2016年9月 (14)
- 2016年8月 (16)
- 2016年7月 (14)
- 2016年6月 (15)
- 2016年5月 (15)
- 2016年4月 (14)
- 2016年3月 (15)
- 2016年2月 (9)
- 2016年1月 (15)
- 2015年12月 (15)
- 2015年11月 (16)
- 2015年7月 (2)
- 2015年6月 (2)
- 2015年5月 (8)