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小学生の悪事④

酒ゴマという遊びをご存知でしょうか?
日本酒だか焼酎だかの酒ビンで口(蓋)部分のプラスチックをコマとして使うのですが、酒屋さんに行って酒蓋を貰わないとmy酒ゴマを入手することができません。

みんなは真面目に酒屋さんにお願いして貰っていましたが…

はい。その予想通りです。
私達は酒屋さんの裏から酒蓋を(ゴミと言えど窃盗になりそうな方法で)調達してました。
いつも2ヶ所の酒屋さんで、絵柄のカッコイイ酒蓋を選んで持ち帰り、翌日からみんなに羨ましがられる…という日課でしたが、酒屋さんも酒蓋が毎日無くなる現象に気付かないわけがありません。

ある日、酒屋Aで酒蓋を選んでる最中に店主とバッタリ遭遇。
捨てる物だけど一言声をかけなさい!と数分間の説教され、頭にきた私達は反省したふりをして店を出た直後に、裏口にある大量の酒蓋を急いで回収し、店主が店の奥(見えない場所)に引っ込んだのを確認し、店内にそっと大量の酒ゴマを並べて逃げました。

また別の日には酒屋Bで酒蓋を調達している最中に、空ビンをケースで運んできた店主と遭遇。
怒られる!と身構えた瞬間、
「こっちの蓋の方がカッコイイぞ!」
と、今運んできたケースに収まってる酒ビンを渡してくれました。
「他にもあるから待ってろ」
と言って、次々とケースを運んできてくれたのが印象的です。

かなり大人な対応に子供ながら感心したので、他では怒られたことを話してみると…
「どうせ捨てるだけなんだから、別に良いじゃねーか」
と吐き捨て、去って行きました。
あのオジサン、カッコイイ!!と祐一と盛り上がって、勝手に”サイヤ人”と名付けてましたが、なぜサイヤ人なのか…謎です。笑
所詮は小学生ということですね!笑

そんな窃盗じみたこともしていた小学生ですが、リアルな窃盗はもちろん経験ありません。笑

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