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浮気問題のスペシャリストによる無駄のない調査!
確実な証拠で裁判に勝つ!
【リアル】失敗した素人調査
もはやお話するまでもなく、みんながみんなよく解っているようなことだと思いますが、ネットの情報はほとんどがアテになりません。しかし相変わらずネットの情報に惑わされて素人調査(自分で浮気調査)をやって失敗する人、証拠集めに失敗してその後が難航する人が後を立たず「これってどうにかなりませんか?」という相談が多く寄せられます。※2020年以降は特に急増。
原因はいくつかあると思いますが「個人の努力による成功例をネットで見た」というものが最も影響が強いのだろうと感じました。だけど冷静に考えてください。その成功例、全体の何%をしめていると思いますか?全ての統計を取ったわけではありませんから正確な数字はわかりませんが、あなたがTwitterやブログに挙げるとしたら「失敗例」はどれくらい紹介しますか?
旦那の浮気を証明するために“ラブホテルに行っていたGPS記録を集めた“とか“女と会う所を友達に協力してもらって写真に収めた“などの個人の努力による証拠集め。それによって浮気を証明できて慰謝料を請求できた。確かにそんな簡単に集められるなら高いお金を払って探偵に依頼するのもバカバカしくなります。
すごくシンプルで簡単な話です。何も気付いてないふりをしてこれらの証拠を集めて、いざ本人達に突きつけてみた時、相手が「はい、すみません。」と白状してくれればそれで事は済みます。それを録音しておいて弁護士に駆け込めばトントンと話が進む事でしょう。だけど問い詰められても白状しなかったら?
GPSのデータがなんだっていうんだ?ただ1人で泊まりに行っただけだよ!AV観に行っただけだよ!体調悪かったから休んでたんだよ!なんとでも言い訳するでしょうし、認めさえしなければ正直“浮気していた“ということにはなりません。そんなわけないだろ!という理屈は不確実な証拠の上ではなんの役にも立たないのです。
友達に協力してもらって撮影した映像も、それがどこで撮られたものなのか?どんな関係性か立証できるのか?という問題点もあります。それは浮気相手じゃなくて友達だ!友達の妹だ!仕事関係の人だ!なんとでも言えます。
いつ撮ったのか、どこで撮ったのか、日時のデータは入ってるのか、その他にも“証拠として機能させるためには必要な情報“というものが関わってきます。地味にあれこれとルールや撮影方法というものがあり、人物は撮れたけど場所が証明できていないとか、相手の家を突き止めたけど不法侵入して撮影していたから裁判で相手がそこを責めてきたとか、浮気を立証できずにむしろ訴えられる側になってしまうことさえあるのが素人調査の現実。
ベッド下で張り込むにこ会長。ボーダーラインが解らず捕まった人もいるのが現実。
もし白状しなかったらその時は違う方法で!あるいはその時は仕方ないから探偵に依頼しようかな!と考えている人が多いことがアンケートにより判明しました。これ、探偵や弁護士にしてみれば「何をおっしゃってるのかな?」と思う内容。私達も、そうか、普通はそう考えるのか!と反省しました。
白状しなかった。それは一度、本人に問い詰めたということです。あなたが浮気している立場だったら一度問い詰められた後、どうしますか?本気でバレる前に浮気相手と別れる、という選択肢はあまり選ばないかもしれませんが、少なくともどんな人でも「警戒」しますよね。
浮気相手と会う前にショッピングモールの中を練り歩いて尾行しているかもしれない誰かを撹乱しようとしたり、GPSを付けられているかもと車やバッグをくまなく調べたり、ボイスレコーダーやGPSを警戒して毎回レンタカーで動き回るなんてことをしたり、あらゆることに気をつけ始めてしまいます。なんせ一度バレそうになったのですから、バレないようにあれこれ策を講じるのは当然のこと。
そうなってから再チャレンジ?警戒させてしまってから探偵に依頼?失敗のリスクはかなり高まりますし、プロの探偵ならどうにかなるというものでもありません。最初から素直に依頼していたら3回の調査で3回分の証拠を確保できていたのかもしれないのに、荒れてからでは3回調査をしても1回も証拠を確保できない可能性さえあります。必要な証拠を集めるために最低回数では不可能になってしまうのです。結果的に非効率と言わざるを得ません。コスパ最悪です。
①友達に協力してもらって自分達で浮気調査をした…という相談がありました。そのAさん(相談者)は男性で、友人5人と探偵の真似事をして奥様の調査をしたそうですが、結果的にAさんと友人5人が奥様から“迷惑行為“や“ストーカー罪“、盗撮についてまで訴えられてしまい、これはどうにかならないか?と相談に至ったのです。正直どうにもなりません。
やってしまったものは、やっていないことにはできませんから、素直に応じるしかないでしょう。さらに奥様からは離婚を突きつけられてしまったそうですので、今後の浮気調査は難しいでしょう。本当なら奥様の浮気を立証して、奥様や浮気相手に慰謝料を請求できたはずのAさんは、訴えられた挙句に証拠を掴めないまま離婚に踏み切られる形となりました。
②調査期間中、調査費用を節約するために1回目の調査報告書を元に再現するかのよう自分で簡単な調査をしてみたというBさん(お客様)もいました。見事に監視カメラに映り込んでしまったBさん。調べられていると気付いたパートナーと浮気相手にものすごく警戒されることとなり、その後の調査も難航。スムーズに調査できなくなり、ひたすら費用ばかりが嵩むこととなってしまったなんてこともありました。
③自分でホテルの出入りを撮影しようとしたCさんからのご相談も難儀なものでした。自分の車ではバレてしまうからとレンタカーまで借りて旦那さんを尾行していたものの、調査の運転は普段の運転とは勝手が違いますから、旦那さんの車に注意を向けている時に接触事故。
しかもその事故を遠目で見られてしまい、それがCさんだと気付いた旦那さんは怒り狂いDVに発展してしまったそうです。レンタカーの事故の件に加え、旦那さんの警戒度は高まり、調査は難しいものでした。聞いている限りでは、その出来事の前ならスムーズな調査だっただろうと想像ができますから、最初からご相談頂いていれば追跡困難になることもなく、調査費用も抑えられたことでしょう。
プロの腕は伊達じゃない。潜入&近接撮影。
集めていた証拠を見られてしまったとか、時間がかかっていたら浮気相手と別れてしまって充分な証拠が集まらなかったとか、まだまだたくさんの事例がありますが、キリがないので全てを紹介することはできません。
なんにせよ、ネットの情報で閲覧できる「成功例」はほんのひと握りに過ぎず、すんなりと認めてくれたから成功しただけ。もし失敗例も同じようにネットに上がってくるのなら、成功例が見当たらないくらい失敗例で埋め尽くされてしまうことでしょう。証拠を目の前にしたって認めない輩もたくさんいますし、認めざるを得ない証拠というのは簡単には揃いません。簡単なのだとしたら探偵なんて職業は廃れていくことでしょう。
失敗してからでは、再チャレンジすることも、探偵による調査に踏み出すことも容易ではなくなります。中には「何も問題ありません。」「プロに任せてください。」と答える探偵社もいるでしょうけど、そんな探偵社にこの記事を見せたところで「ここは腕が無いのでしょう。うちなら大丈夫です。」とお決まりの決め台詞を吐き捨てるのは目に見えています。どこの探偵社も本音は「うわっ!難しいじゃん!」であって、営業している以上それをあまり表に出さないだけ(^^;)私達も依頼されたことに無理とは言いません。だけど断然難しいし難航するであろうことは伝えます。
ちなみに調査費用は慰謝料と同時に請求することができるものですが、この費用も度を超えれば一部は自己負担になりかねません。つまり最初から素直にプロに依頼すれば、後々全額戻ってくる確率も格段に高くなるのです。
ネットの中では「私は探偵歴30年のベテランです」といえば新人でもベテランを気取れます。仕事をしたことのない人が「毎日夫婦問題を取り扱っている弁護士です。」と言えばそうなります。閲覧者からの質問には適当に“ネットで引っ張った情報“を織り混ぜれば本物っぽく見えてしまうので簡単に人を騙せてしまいます。
素人調査でも同じで、失敗したけど悔しいから成功したことにして書き込めば「成功例」としてみんなが参考にするでしょう。証拠集めなんてやったことすらないけど「サレ妻、サレ夫を演じて、日々の奮闘を書き込む。」という人も実際には結構いますし、ネットは承認欲求を満たすには最適な場所なので、何の意味も無さそうな嘘に見えても彼らにとっては嘘をつく価値があるのです。
実際に会う可能性があるのなら、そんな適当なことはできないでしょう。だけどネットの中では、嘘をついてもバレたら簡単に姿を消すことができるのですから何も怖くありませんよね。そうして素性の明らかでない人物の助言を鵜呑みにして自分が失敗しても、それは自分のせいでしかなくなります。しっかりと先を考えてから行動してください。
正直な意見や失敗例は一見恥ずかしいものですが、それこそが本当の情報である確率が高く参考になります。キラキラうまくいった話なんて信じるだけ無駄と思って、うまい話には最後まで疑心100%で分析、解析しましょう!
ほんの少しでも状況、環境が違えば同じようにはいきませんから、自分も同じことをしたって同じように成功できるわけではありません(^^;) そもそもが“成功例”はあくまで「その人の場合の成功例」にしか過ぎないのです。
知識として知っておくのは良いことですが、同じことをしても同じように証拠が集まる、同じように証拠として使える、同じようにバレない、ということにならないのは当前。同じ旦那さん、同じ奥さん、同じ浮気相手ではありませんし、住んでる所も仕事も活動時間も、そして性格も夫婦のあり方も違うのですから。
いち早く証拠を集める方法、とにかくお金をかけない方法、そんなリスキーなものはどうでもよく「失敗しない方法」を考えてください。ご自身のためにも冷静に!
次回更新日:2月4日
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