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survival ⑩

故障しらずのシンプル構造「アルコールバーナー」。コスパに優れたカセットボンベを使う「SOTOバーナー」。高価だけどアウトドア専門の「アウトドア缶」を使うバーナーコンロ。

それぞれにメリットやデメリットがあるのは間違いありません。しかし実際は「アウトドア派じゃないから買う気がない」。災害対策としても「そういうのは後回し。」など家庭により様々あるでしょう。

キャンプや登山などのアウトドアには滅多に行かないとなればそれでも充分でしょうしし、防災用品としても頼れるアイテムであることは間違いありません。普段使いしつつ災害対策としても活用できるのは効率的ですよね!

しかし、カセットボンベ(ガス缶)の予備にばかり目を向けてしまってませんか?そのカセットコンロはいつから使っていますか?

古いカセットコンロ

古いカセットコンロ

当たり前に使っていると「これいつから使ってるっけ?」とうやむやになりがち。もしかしたらとっくに耐用年数を過ぎていて、経年劣化が進んでいて寿命が近いかもしれません。

もう寿命が近いものを防災用品として持っているのはちょっと不安ですよね。普段みたいに時々使うとかちょっと使うではなく、被災してしまったら毎日頻繁に使うことになるのですから。

いつ普通の生活に戻れるのか解らない中では、使う道具はとても重要になります。物が手に入らない、修理もできない、今あるものだけでどうにかしなくてはいけない。そんな状況になるったらちゃんとした物を持っていれば良かったと後悔するでしょう。

久々に使おうとしたら使えなかった。耐用年数を過ぎていて使い始めてすぐに故障した。最初は使えたけどすぐに故障してしまって使い物にならなくなった。そういった悲惨な被災生活も聞きました。

新しいカセットコンロ

カセットコンロの耐用年数は10年。

カセットコンロのようにシンプル構造だと壊れたりしない気がしてしまいますから油断しますよね(^^;)機能的に壊れることが無くても、パーツの経年劣化は避けられず、どうしても交換または処分しなければ危険な場合もあるのです。

カセットコンロでいえばそれは主にパッキン類で、ガス漏れやそれによるガス爆発なども充分に考えられるため、メーカー側も耐用年数を公表しています。その期間を過ぎてから起きた事故は”使用者の責任”になってしまうでしょう。

基本的にカセットコンロの耐用年数は10年とされ、カセットボンベ(ガス缶)の耐用年数は7年とされています。ボンベも注入口はパッキンを使ってガスの圧力を制御しているのですから、そのパッキンゴムの劣化によりガス漏れする危険性があり、期間を越えた保管はオススメできません。

カセットボンベ

ボンベの耐用年数は7年。

使用中はその圧力を解放している時でもあり、近くで火を使っていて温度変化、湿度変化も起こしやすい場面ですから、急な変化も起きやすく、耐用年数が過ぎているのは怖いこと。

大丈夫!大丈夫!腐る物じゃないから!と楽観的に考えた人の事故は毎年必ず起きているので、他人事ではありません。そもそもガスや火を使っているのに楽観視とは個人的には、それは自業自得だなとしか感じませんが(^^;)

うちのコンロは10年経つ頃だな。買い替えようかな。と思ったとしても、正直どんなカセットコンロを買おうか迷いますよね。好みもあるでしょうから「これが良いよ!」という紹介は今回はしませんが、それでも「この機能はオススメだよ!」というのは紹介したいと思います。

一口にカセットコンロと言っても様々あるのは皆さんご存知でしょう。しかし見るべきところを見ると「こっちのほうが良いかな?」と選びやすくなると思います。中でも必要最低限この機能は欲しいと思うのは「ヒートパネル」が付いているか否か。

ヒートパネル

ヒートパネル。

カセットボンベに使うノルマルブタンというガスの特性上、長時間使っていたりすると、冷えて燃焼しなくなってしまいます。そんなトラブルを避けるために設置されているパーツがヒートパネル。

ガスの種類によって色々と事情があるのですが、これは前回の記事で触れていますので、コチラの記事でご確認ください。

過去の記事【survival⑨】バーナーコンロに必要不可欠なガスの事情。

ガス缶を収納している部分に、ガス缶にそった形状の金属のパネルが装着されているのが確認できますか?この金属がどこに繋がっているのか辿るとコンロの点火口にダイレクトに連結されていることがわかります。

使用するコンロ火口の熱をパネルを通して伝導し、ガスボンベを温める仕組み。

見りゃわかるわっ!とブーイング頂きそうなシンプル構造ですが、中には「こんなのあったんだ!」と思った人もいるでしょう。これは寒い場所で大きな効果を発揮しますから、カセットコンロを買う際には必ずチェックしたほうが良いです。

ぬくぬくの温かい部屋では関係ないかもしれないけれど、冬のアウトドアや被災時などでは大きな差を生むパーツ。連続使用した場合でもヒートパネルに助けられるでしょう。

内炎式バーナー

内炎式バーナー。

こちらは絶対オススメではないけれど、どちらかといったらこっちが良いよ!というくらいのオススメ度。ぱっと見は何が違うのかわかりませんが、これは炎の噴き出す方向が違うんです。

普通は炎って外側に向かって噴き出してしますよね。調理しているシーンを絵に描く時も炎はお椀型のように外側へと噴き上げている姿を描くでしょう。

これは内側に巻き込むように噴き上げているバーナー方式で、パッケージにも「内炎式」と記載されているはずですから、すぐに見つけられるはず。もちろんバーナー自体を見てもすぐにわかりますが、見慣れてない人はパッケージ(買い箱)の文字を見るのが一番手っ取り早くて確実です。

外炎式バーナー

外炎式バーナー。

こちらは最も一般的な外炎式バーナーですが、炎が外側に向けて噴き出すよう設計されています。こちらが普通なので絵に描かれる炎は正しいです(^^)

ほとんどの場合はこの外炎式なのに対し、内炎式は「ECO/エコ」とか「低燃費」なんて紹介されることが多い品。

実際、内炎式バーナーは外炎式に比べて消費するガスの量が少なく設定されているのが特徴ですし、その構造特有のメリットから無駄なく加熱できるため、結果的に低燃費となるのです。

外側に向かって噴き上げる炎(外炎式)の場合、必然的に鍋底から炎が漏れたり、そうでなくても熱が外側に漏れやすいのが欠点。内炎式の場合は内側へと炎を噴き上げる構造なので鍋の外側に炎や熱が逃げる事も少なく、効率よく加熱。小さな鍋などを加熱する際も漏れ火が出にくいのも特徴。

内炎式が「高火力」とも謳われているのは、熱が逃げない構造ゆえに加熱効率が良いのが理由。加熱効率が良いということは、加熱する時間も短くなります。つまり、ガスの消費量を抑えている上に使用時間も減るのだから、結果的にエコとなるわけです。「低燃費な上に高火力」とダブルで美味しいバーナー方式なんですよ(^^)b

巨大な鍋やプレート状の物を使う時は外炎式のほうがメリットが多くなります。決してデメリットばかりではありません。使用用途に応じて選んでください。

多孔式バーナー

多孔式バーナー。

こちらは主に屋外使用を想定されるコンロに採用される多孔[読:タコウ]式バーナー。文字通り穴がたくさんあるから多孔式と呼ばれ、風によって火が吹き消されてしまうトラブルを減らすための構造。いくつか火口を吹き消されても、これなら問題ありませんよね。

写真のSOTO小型バーナーのように、サイズが小さければ、多孔式でも燃料消費量は問題になりません。しかし大型の多孔式バーナーだと燃費が悪化しますので参考までに覚えておいてください(^^;)

ただし全方位に炎を噴き上げる構造から加熱効率はかなり良いので、火力調整でうまく使えば万能な場面に対応できるメリットの多いバーナー方式と言えるでしょう。

【まとめ】

・カセットコンロの耐用年数は10年。

・カセットボンベの耐用年数は7年。

・ヒートパネル付きなら冬でも安心。

・外炎式より内炎式バーナーのほうが無駄が少ない。

・屋外使用があるなら多孔式も良い。

物にもよりますが同じメーカーだと外炎式と内炎式の価格の差はおおよそ1,0001,500円程度。あまり使わないなら元は取れないかもしれないけど、我が家のように冬は鍋率高めなど頻繁に使う家庭なら、節約されるガス消費量はなかなかのものですし、何より少しでも消費を抑えたいような災害時などにはありがたい存在となるでしょう。

多孔式はおおよそ5,000円代から販売されています。

イワタニ 屋外用

イワタニ製/防風板付きコンロ

防風板が標準装備されている屋外向きのカセットコンロ(こちらは外炎式)なども販売されていますから、それぞれの用途に合わせて選んでみると良いかもしれません。

当然ですがコンロが小さいと大きな鍋を乗せる時に不安的になったり、火力不足に陥ります。大きな鍋などを扱うことが多いなら外炎式が良く、大小どちらも使うなら内炎式、というように事情に合わせて選択してみてください。

今回はアウトドアにも災害対策にも使える上、普段使いもしやすいカセットコンロをご紹介しました。

 

 

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次回更新日:5月6日

 

 

 

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