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心の病とは

◉本日の隠しアイビースタンプ5つ

マークの写真内に「アイビー探偵」の文字が隠されています。探してみよう!

現代病の1つになっている精神疾患。少し前までのイメージは「おかしい人」で避けられがちな存在でした。今でもそのイメージは根強いけど、実際には大変な病気で、周りが支えてあげないといけません。

元々の性格に難があってという人もたしかにいるけど、真面目だから頑張りすぎてという人もいます。不意にさらされたストレスが大きくて壊れてしまった人もいますし、トラウマから徐々に蝕まれていく人もいます。

カウンセラー志望だったことや、実際に関わる機会も多かったので、プライベートで相談される機会も多くありました。

気持ち的には手を差し伸べたいけど、関わるとすごく大変。だから必要以上には関わらないようにしてるという人も少なくありません。何を隠そう私もその1人で、未だに関わることを躊躇してしまいます。

関わったことのない人には想像できないことも多く、かなり戸惑う様子です。それで悩んでる人も結構多いんだなと思ってたので、今回は精神的に病んでしまった人達にスポットしました。

少しでも理解を深められたらと思います。

関わるなら覚悟が必要。★

正直に言ってしまうと、私の母親は鬱病になって自殺未遂、失敗したことにより植物状態となりました。実の妹(次女)も幻聴が聞こえると騒ぐくらい重度です。だから実家で生活していた時は大変でした(^^;) 母に至っては今はもう第一級障害者ですから、家族の負担もなかなかのもの。

他にも友人や元同僚に何人もいますし、相談に来るお客さんや対象者がそうである場合も少なくありません。浮気に悩んで、強いストレスの中にいますから当然と言えば当然。

私自身もトラウマで潰れたことがありましたから、壊れた時の苦しみは知ってるつもり。何年も吐き気や嘔吐と付き合い、ずいぶん悩んだものです。

しかし苦しんでる人達を外側から見ると「ただの面倒くさいやつ」他なりません。精神状態が普通ではないので当たり前なのですが、結構な覚悟がないと付き合いきれなくなるでしょう。

だけど、これには大きな誤解があるから「面倒くさい」としか感じないとも言えます。ちゃんと知ったら少しは見方が変わるのではないか?そう思って今回の記事を作成しました。

仕組みを理解することが第1歩。

精神疾患の仕組みがわからないという人も多いので、まずはそこを知っておくとだいぶ違うかもしれません。カウンセラーを目指していた時の知識をフル活用して、仕組みを簡単に説明しますね。

まず、精神や心とはなんのことを指しているのでしょうか?胸に魂のようなものがあるように感じますが、そうではありません。あくまで喜怒哀楽も脳が感じさせているだけに過ぎないし、それを感じ取ってるのも脳です。

つまり「精神病」と言いますが普通の病気と同じ。頭の病気という言い方もあるように、要するに「脳の故障」なので、治療は単純ではありません。

脳にメスを入れるわけにはいきませんから、外的アクセスでの治療はほぼ不可能。あくまでも薬物投与や自然治癒をメインにします。

感情のコントロールができない。

嬉しさや楽しさなどの感情はドーパミン、恐怖心などの感情はノルアドレナリン。こういったものが脳から分泌され、人の心が喜怒哀楽を感じます。

しかしそれらの分泌が阻害されるなどの弊害が、いわゆる精神疾患。

楽しい場面だから普通はドーパミンが分泌されるというシチュエーションでも、なぜかノルアドレナリンが分泌される。すると楽しいはずの遊園地が怖いとしか感じなくなるそんな感じですね。

本人はそんなの望んでないし、そもそも本人もなんで怖いのかわからない。どうやってもコントロールができないし、周りからは変な目で見られる。そうやってストレスが上塗りされてしまう苦しみも特有かもしれません。

なんでもない場面で死にそうなほどの恐怖心を感じたり、体に不調が現れたり。見た目よりも大変な病気なんですよ(^^;)

直接会うより、電話に出るほうが怖いというのもよく聞くけど、それもまさに脳の分泌ミス。少し緊張するとか、そういうレベルじゃない緊張に襲われるんですね。

症状は様々。★

人により症状は違います。落ち込む、テンションが上がるなどは鬱病の典型的な症状ですが、先の説明通り本人にはどうしようもありません。勝手に脳が感情の素を分泌してしまうのですから。

他にも頭痛や腹痛、吐き気や嘔吐、なんでも症状はありえます。酸素が薄く感じて呼吸が苦しくなったり、喉のつかえも多いですが、これは精神的な病特有かもしれません。

喜怒哀楽などの感情的な起伏だけでなく、痛みや苦しみなどの体調不良もあり、複数同時に症状が出るのも珍しくありません。

健康体でも、体調不良が続くだけで塞ぎ込むことありますが、それが常にある上、長期間なんです。検査したって体自体に異常はありません。きついですよね

これを「気のせい」と言う人もいますが、症状は本当に現れているので、気のせいではありません。これもまた脳が間違えた指令を出してしまってたりとバグってる状態が原因。

「気の持ちよう」なんて言うのも見当違い甚だしいですね。脳の機能が故障してるのだから、気持ちではどうにかできるわけがありません。

闘病中の人と接するのなら、最低限の知識と配慮は必ず持ちましょう。些細な一言がさらに本人を追い詰めるのですから。

原因は様々で無限にあります。

原因は様々ですが、基本的には「ストレス」が原因だと言われています。仕事のストレス、人間関係のストレス、家庭環境の悪さ、あげたらキリがありません。

几帳面で真面目だったり、完璧主義な人ほどリスクは高いです。反対に(良い意味で)なんでもほどほどで、適当な人ほどリスクは低いのが特徴。

それでも、誰にでもリスクはあるし、不意な出来事が原因になることも珍しくありません。事件に巻き込まれたり、交通事故にあったり、自然災害を経験したのがキッカケになる人もいます。

実の父親から性的なイタズラを受けてという友人もいましたし、虐待経験が原因になった友人もいます。自分の力だけではなかなか避けられないことだってあるんですよ。

だから「病気になったのは自分のせいだ」というのは、あまりに短絡的な発言。なにも考えてあげられていないと言っても過言ではありません。そんな空気読めない人、今どきなかなかいないとは思いますが(^^;)

ボーダーラインも人それぞれ。

真面目だから限界突破した、頑張りすぎて限界突破した、これらは間違ってません。しかしそのボーダーラインは人それぞれなので「だから真面目」「だからめちゃくちゃ頑張った人」とは直結しません。

一言に真面目といっても色々ありますよね?特に必要ないところに力を注ぐ生真面目な人もいれば、仕事には真面目だけどプライベートはだらしない人もいます。

人により元々の我慢強さは違いますよね?少しのことで「もうダメだ」となる人もいれば、驚くほど我慢強い人もいます。

だから限界突破して潰れた人だからといって、どこまで真面目なのか、どこまで我慢強いのかは全然違います。ベースが弱かった人もいれば、本当に我慢強く頑張った人もいるので、一概には言えません。

つまり甘ったれがいることもあるのは事実。「精神的に弱いからだろ!」と罵倒する人を見かけたことあるけど、たしかにそういう人も隠れています。

中にはただの怠け者も。

「怠けているように見えるけど違う」と書いてある専門書も多いでしょう。でもどう見てもアイツは怠けてるよなぁと相談に来た友人がいました。たしかに見分けにくいところですね。

時々でも本人が立ち直ろうと努力している瞬間があるなら、それは「怠けているように見えるけど違う」に当てはまります。普段はコントロールできない感情の波と、体調不良でグッタリなので、怠けて見えるだけです。

しかし社会復帰をしようと努力してない人の場合は別です。例えば「◯◯だから仕方ない」など、いつもできない理由を探す人の場合は、はっきり言ってただの怠け者。

その類の人は「こんな仕事はどう?」と話を振ってみても、必ず何かしら無理な理由を見つけてきます。コンビニを勧めてみたら「声が変だからお客さんを遠ざけちゃう。」とか言われた時は、本気で呆れました(^^;)

逆に立ち直ろうと常に葛藤している人には頑張らなくて良い理由を与えたりしなければいけません。頑張りすぎる癖がついてるから、サボることを少しは覚えないと、いつまでも現代社会に適応できなくなるからです。

都合良く記憶の改変をする人も多い。★

人によっては記憶をすり替えてまで自分に言い訳することもあります。「これを手伝ってくれたらありがたい!」と言われた記憶を、「これのために他の事をやるな」と言われたと言う人もいました。

思い込んでるのか、都合良く記憶を書き換えてるのかは不明です。しかし最終的には「これのせいで何もできない!」「お前達のせいだ!」と、噛みつくべき相手ではない人に攻撃。そうして孤立していました(^^;)

そうやって自ら人を遠ざける行動をしている人も結構います。本人は「自分は間違ってない」と言い張るものだから、なおさら人は離れていき、孤独になる。悪循環ですね。

この記憶の改変も自己防衛本能の1つとも言われていますが、怠け心が含まれてるのか否かは実に見分けにくい(~_~;)なにより、関わる人達にとっては迷惑極まりない話。

自分は孤立してるなと思った人は、それはあなたが自ら遠ざけてるからで、相手のせいではありません(^^;)まずはそこを理解しないと、いつまでも解決しませんよ。

思い込みが強くなる人も多い。

あの人に嫌われていると思い込んだら、些細な出来事や言葉などでも「攻撃されてる」と感じます。

そういう思い込みって誰もが1度は経験したことあると思いますが、精神的にまいってる人は、これが特に強いのも特徴。

少し前に揉め事あったけど、今は別にそれ関係ないのになんてことも(^^;)なんでもない一言からあれこれ思考を巡らせて、勝手に暴走して離れていく人、周りにいませんか?

こういう人は関わりたくなくなるし、何を言っても地雷だから何も言いたくなくなります(^^;) そうして何も話さなくなるのですが、それも「嫌われているから」とマイナスにしか受け止めてもらえなくなります。あー、悪循環。

自ら人を遠ざけたくせに、しばらく悔いて病んで、自殺した。という友人も昔いました。家族も「何言っても怒るだけだから」と何も関わらなくなっちゃったそうです。

こういった自爆行為もよく見かける行動パターンです。家族こそ見捨てずに理解してあげないと、最後には自殺してしまうのは珍しくありません。しかし、それが難しいのも事実ですね。

ビル群4

自殺者数の原因ワースト1位。

自殺理由で1番多いのが「健康被害」と公表されています。不治の病や闘病に耐えられなくてという人達だと思っている方もいるみたいですが、そうではありません。

大半は精神的な病から自殺に追い込まれている人達。ここまでの説明通り「周囲から理解されない」ことがさらにストレスを上塗りします。

精神的な起伏に苦しむだけでなく、体調不良も付きまとい、常に疲れ切っているのが当たり前。いつ普通の人と同じ体調(健康)に戻れるのか不安が絶えません。それなのに周りからは冷ややかな言葉。

早く社会復帰しなきゃいけないのも本人が一番よく考えているというのに、そこに追い打ちをかける人がたくさん。

ずっと体調悪いし、意味不明に感情が動くし、周りは圧をかけてくるしを毎日やってるうち、自殺に追い込まれるのです。

そうはいっても関わる人も正直とても大変で、とても難しいことばかり。先の話のように、自ら離れていこうとするのを引き止めてまでなんて、よほどの信頼関係がないとできません。

いわゆるメンヘラ気質が当てはまる。

人により様々な面倒臭さを持ちますが、最もよく見るのはかまってちゃんタイプ。人から避けられることも原因でしょうが、病んでいると承認欲求が高くなるのも理由の1つ。

自分は不必要な存在だと考えてしまうから、心が自然にその穴埋めをしようとするのですね。

一方的にLINEを連投してきたり、何か意見する時も一方的に話すだけで聞く耳は持たなかったり。少し抑えてほしい旨を伝えようものなら、この世の終わりのように落ち込むか、勝手に怒り出すかあるあるです(^^;)

このようにコミニケーションも一般的なものとはかけ離れている人が多いのも事実。

さらに、体調不良も付きまとうから、一緒にいても定期的にダウン。それを介抱してあげたり、触れずにおくのも、付き合いの難しさ。まずスケジュール通りには動けませんし、ドタキャンも頻繁。

ざっとイメージしてみても、関わる人が心をすり減らすであろう相手ばかり。1日何度も電話してこられる上、何時間も付き合わされたりすることも珍しくありません。出るまで何度も電話をかけるなど、自分勝手な行動も目立ちます。

今時の言葉で言うとメンヘラというやつですね(^^;)知らなかった人でも、関わることを躊躇してしまうでしょ?

精神科の薬はどうなの?★

カウンセラーになろうとした人がそんなこと言って良いの?とよく言われましたが、精神科の薬はオススメしません。

先の説明通り、脳の故障により分泌されるべきものが分泌されなかったり、めちゃくちゃに機能したり。それを薬で抑えてコントロールしようとするのです。

副作用は山ほどあり、その副作用を抑えるために、また薬が増えます。だから精神科の患者さんはどっさり薬を飲んでるんですね(^^;)

これ、なんの弊害もないと思いますか?脳の故障で分泌されるものをさらに薬で抑えたりして平気だと思いますか?また他の部分がおかしくなると思いませんか?

周りを見てきた限り、みんなどんどんおかしくなっていきました。やがてゾンビみたいにボーッとした感じで、遠い目でノソノソと歩く状態に。もはや生きているのかもわからないくらい痛々しい姿。

飲まない選択肢で治った例も。

当時、私も吐き気や嘔吐がひどくて薬を受け取ってました。そこにはストレス緩和のための薬も含まれてます。だけど日に日に頭はボーッとしてくるし、明らかに良くなってないと気付きました。

絶対に自己判断でやめるなと言われていた薬を勝手にやめてみたのです。医師から「体調不良は治らない」って断言され、「じゃあなんで飲み続ける必要あるの?」と思ったのがキッカケ。笑

何年も悪化していた症状は自然治癒で、たった半年で治っていき、1年経たずに社会復帰。必死に仕事をしてたら1〜2年後には普通に戻ってました。警告を無視して薬を捨てたらあっさり治ってしまったんです。

20年近く経過した今も定期的に吐き気はありますが、ひどくはありません。これが自分の身体なんだから、付き合っていくしかないと開き直ってます(^^;)

友人からの相談の際、同じように薬をやめさせてみたら?とアドバイスしたら、これまで8人以上が2〜3年で治りました(^^;;

やっぱり薬いらないじゃん。ていうか、それが悪化の原因では?笑

休むのが最良の治療法。

最良の治療法は「とにかく休む」こと。なにもせずともストレスがかかる病気ですが、それ以上なにもストレスを受けないくらい、のんびりと過ごすのが近道。

森林浴やキャンプなど自然に触れるのもかなり有効なのでオススメ。森林を1時間歩くだけで、その後1週間のストレス値を下げる効果が科学的に証明されているくらいです。

壊れてしまったものを修復するのに時間がかかるのは仕方ありませんから、精神病の場合は長期継続は必須でしょう。それでも大きな効果を期待できます。

屋内にずっと引きこもるのだけは避けてくださいね。それは健康な人も壊れるほどの危険行為です。引きこもり体質だとしても散歩や日光浴で大きな差が生まれますよ(^^)

あらゆるリラックス法を活用!

好きな香りのお香をたいたり、キャンドル効果を利用してみたり。シャワーだけでなく湯船に浸かるのも有効。これらも科学的に効果が認められている昔ながらのストレス緩和方法。

音楽を聴く、軽く運動をする、(たとえ苦手でも)人と接する時間を少しで良いから作る、なども重要です。一見なんでもないことだけど、健康な人が共通でやってることでもありますよね。

ペットや植物の面倒をみるのもセルフケアになる言われているので、好きな人にはオススメ。確かに猫も植物も癒されますもんね。

趣味があるなら趣味に没頭するのもかなり効果的。金銭的な理由など様々あると思いますが、いわゆる「ストレス発散の王道」をひたすらやってれば良いんです!

体調悪いし、みんなに迷惑かけるし、嫌がられるだろうしと全ての外的関わりを遮断すると、余計壊れます。外に出たり、人と関わる、動植物に触れる、色々試してみましょう!

それをサポートするのは、身近で関わっている人にしかできません。様子見ながら連れ出してあげてくださいね。

食事療法もまたバカにできない。★

食事や衛生面についても科学的な証明が年々増えてきています。何を食べるか?が心身ともに健康なことと密接な関わりがあるとわかってきました。

脳みそに的確な栄養補給をしないといけないということですね。化学薬品みたいな悪いもの食べてたら、そりゃ脳もバグりますから(^^;) 考えるまでもありません。

脳と直結して第二の脳と言われる「腸」もかなり大切なところ。腸活は体だけでなく精神面が変わることも判明しています。

超健康体の人の便から取り出した腸内細菌を培養し、不健康な人の腸へ入れるアレも流行ってきました。それで鬱病を治した人達が話題になってましたがあれは自分にはできません(^^;)

1人では這い上がれない。

今回は表面的なところしか触れられませんでしたが、かなり奥の深い病気なのは確かです。全てを紹介することはとてもじゃないけどできません。

精神疾患は本人だけでなく、周りのサポートが必要不可欠。よくわからないという人も「脳のバグ」であると理解できれば、見る目が少し変わるのではないでしょうか? 多少のことは大目に見て、優しく接してあげましょう。

ですが闘病中の人も「病気だから仕方ない」と周りの人を遠ざけるような行動や雑な人付き合いは慎むべき。 向き合ってくれようとしてる人は、良き理解者なのは間違いありません。大切にするべき存在です(^^)

双方の本気で理解しようとする姿勢、それ相応の覚悟と付き合いがあれば、理解は深まるはず。本気で挑まないと無理だと知ることが、治療の第一歩。

体験談含む今回の記事、悩んでる人の参考になれば幸いです。

 

 

 

次回更新日:7月28日

 

 

 

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