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浮気問題のスペシャリストによる無駄のない調査!
確実な証拠で裁判に勝つ!
ガソリンタンクの適正量
◉本日の隠しアイビースタンプ2つ
★マークの写真内に「アイビー探偵」の文字が隠されています。探してみよう!
よく「タンクを少なくすると燃費が良くなる」と聞きます。たしかに燃料分、軽くなるのだから燃費は良くなるでしょう。
私の場合は半分を下回ったら満タン給油するように心がけてました。理由は「急な災害時に備えて」のこと。
もしもの時、給油しに行く時間を省いて他のことをしたいし、そもそも給油だってできるかわかりません。ガソリンスタンドに並んで、長い待ち時間に消費したぶんを入れて帰ってきただけ…なんて話もあります。だからこそ入れられる時に入れておくスタンス。
しかし“車にとって“はどちらのほうが良いのでしょう?機械的にタンクの中はどういった状態が好ましいのか気になります。そこで再びマイカー主治医の車屋さんやバイク屋さんに聞き回ってきました。
☆きっかけはタンクのサビ。
バイクでの話ですが、ガソリンタンク内にサビが出ました。サビの破片はキャブレターの濾過メッシュで引っかかっていたので、エンジンは無事です。
しかし結果的には”燃料漏れ”というトラブルに繋がってしまったのです。バイク屋さんに分解手順を教えてもらい、キャブレター付近をバラバラにして、構造を学びつつオーバーホール。
たかが小さなサビでも、重大なトラブルに繋がることを身をもって知ります。人間でいう血栓と同じように、通り道が塞がってガソリンが流れなくなってしまう事例もあるんだとか。
運が悪いとエンジン内にサビが入って大きなトラブルになる可能性もあると聞きました。そうなると修理費用はかなりのもの。もしも不慮が重なってエンジン乗せ替えなんてなったら、軽自動車でさえ数十万円は覚悟が必要。
☆タンクが錆びる原因は?
そもそもガソリンタンクはなぜ錆びるのでしょう?錆びにくいようコーティングされているはずですから、簡単には腐食しないはず。
当たり前ですが、タンクはガソリンを入れておくものですから、鉄材である場合が大半。そして鉄が錆びる原因となる代表格といえば「水」です。
本来、タンク内に水は入らないような構造になっていますから、給油口から故意に入れない限りは入らないはず。
しかし、当然ながら空気は入りますよね。タンクが満タンのうちは空気は少ないけど、ガソリンが少なくなったらどうでしょう?タンクの中はガソリン残量に応じて、空気が占めるスペースが増えていくのは容易に理解できます。
結露すれば水は発生する。
砂漠などで飲用水を確保する場合、空気中の水を取り出すために、この「結露」を利用します。しかしこの現象、ガソリンタンクのような密閉空間でも起きてしまうのです。
つまりガソリンの量が少ないとタンク内で結露が起きやすくなり、滴り落ちて水が蓄積。水と油は仲が悪いので分離しますが、タンク内では分離した水がタンク底に接触しっぱなしになります。
やがてタンク内でサビを発生。そのサビがガソリンの流れや車の揺れで剥がれれば、当然ながらエンジン方向へと向かう日がやってきてしまうのです。
タンク上部も結露が続くことで錆びますから、主に上と下ばかり腐食が進みやすいそうですよ。
エンジンに水は平気なの?
その水はガソリンと共にエンジンに送られてしまうけど大丈夫なの?疑問が膨れ上がりましたが、先に結論だけを言ってしまえば「多少は大丈夫」とのこと。
微量の水分がエンジンに送られたところで、激アツサウナルームで立ち上がる炎達によって蒸発。そのままマフラーから排出されるんだとか。
よほど水の量が多いと、場合によってはダメージを与えかねません。しかし水への警戒は不用で、サビのほうを警戒するべきなんだと教えてもらいました。
錆びによるタンク以外への悪影響は深刻で、それが原因になった修理もあるんだそうですよ。
解決方法。
錆びさせない方法として最も簡単で確実なのは、タンクのガソリンを満タン状態にすること。走ればチャポンチャポン揺れるから、タンク上部も安心なんだそう。
いつも少ない状態では、結露を発生させやすく、蒸発させるほうが追いつかない場合も。つまり常にタンク内に水がある状態となるわけで、錆びやすい環境になってしまうのです。
半分以下になったら満タン給油するというスタンスでいれば、錆びることは避けられ、タンクも長持ち。
中古車は長い間放置されることがあるので、他のパーツ同様、タンクの劣化も進みやすいらしいですね。どのくらい動かされてないのか?はとても重要なことですから、購入の際はお気をつけください。
水抜き添加剤は?
ガソリンタンク内に水抜き添加剤を入れたら変わるのかをついでに聞いてきましたが、回答は予想通り。
普段から走るのなら、先の話通りマフラーから排出するから必要なし。いつも乗ってるのにわざわざ添加剤を入れるのは、ただの自己満足でしかないそうです。
しかも余計な薬剤がパーツ類を痛める可能性すらあるのでオススメはしないそう。そもそも必要な存在ならメーカーが取り扱っているはずです。
ただし数ヶ月、数年と乗らずに放置するような場合は意味がある場合もあるんだとか。1年に1回しか動かさないなら、添加剤を入れるのも1つの手かもしれないと話してました。
とはいえ、ガソリンは使わなくても揮発性が失われますから、半年から1年で入れ換えないといけないもの。つまり「動かして消費」するのが最も確実で、間違いありません。
もちろんガソリン携行缶にも全く同じことが言えるので、錆び防止のために中途半端な量は避け、定期的に入れ替えましょう。
☆燃費向上術のほとんどに裏がある。
「ガソリンを減らして軽くする」は、燃費を向上させるという意味では間違ってません。その代わりに錆びを起こしやすくなります。
タイヤの空気圧を高めに設定するのも有名ですが、それも燃費向上面は嘘ではありません。しかしタイヤの空気圧を上げれば接地面積が減りますから、タイヤの負担は大きくなり、交換時期は早まります。
つまり、どれもこれもそれ相応のデメリットが必ずあり、燃費よりもパーツ交換代のほうが高くつく場合がほとんど。
それこそ、アイドリングストップ機能も節約できる燃料より、セルモーター交換費用のほうが遥かに高額。使用回数が多ければ寿命は早まるものですから、頻繁にエンジンをかけるなんてセル以外も負担が大きいのは当然。
交換するパーツは、製造されるまでにあらゆる資源を消費しますし、結果的には環境にも財布にも良いとは言えません。
突き詰めると重要なことに気付く。
世の中、余計な情報ばっかりですよね、と専門家達は笑ってました。結果的には彼らの仕事に繋がるし、波風立ったら困るから指摘はしないそうです。うまく成り立ってるものですね。
バイクのタンクの件は自業自得。そもそも量が入るわけでもないし、燃費も良いから、気にしていませんでした。しかし乗らない期間のほうが多いので、今は“常に満タン“を心がけています。
あらゆる燃費向上術がありますが、走り方を変える、エアコンに気をつける、この2点がやはり最重要。それ以外の方法は大半がデメリットのほうが大きいのだそうです(^^;)
愛車と長く付き合っていくためにも、半分以下を避けて「ガソリン満タン」を意識しましょう。ちなみに人間は「常に満腹」だと弊害のほうが多く、故障してしまいますよ(^_-)
次回更新日:12月1日
【アイビー探偵】
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