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車両整備 〜ヘッドライト〜
探偵の過酷な車両達は一般家庭の3倍以上の速さでパーツを消耗していきます。1年1万キロという一般車と違い、年間3〜5万キロを走行するのだから仕方ありません。
そのため全てのメンテナンスを車屋さんに任せていたら、結構な経費額になるのは必至。だからこそ、簡単な整備は自分達で行います。
それって大丈夫なの?という言葉もよく耳にしますが、元々車両整備は「所有者の義務」です。
法律的に本来、整備は自分で行うことを前提としていますから、車屋さんに依頼するのは「代行業務」。
お店に持ち込むのが当たり前になっている現代ですが、可能な限り自分の手で整備するのが本当の形なのです。
ヘッドライト
ヘッドライトとは、夜間になると皆が点灯させている車のメインライトのことを指します。
最近はLED化が進んでいるので、電球が切れるなんてことはあまり起きません。
それでも交換が必要になることはありますから、知っておきたい作業だし、ハロゲン球を使っている人なら尚更覚えておきたい内容。
また、ハロゲンバルブからLEDバルブに交換したい場合でも大抵は手順が同じなので、活用してください。
LEDにも欠点がある。
低電力でありながら高光量を発揮し、しかも長寿命。白色光は遠くまで照らせる他、人間の目には非常に明るく映ります。だからこそ、車にも使用される機会が増えました。
また最近の流行りとして、車には白色光が人気というのもあります。シャープな印象でカッコもつくし、明るいしで、一見するとLEDバルブにデメリットは見当たりません。
しかしLEDはあまり熱を発さないことから、ヘッドライト部を雪が覆ってしまった際などでは、いつまでも溶けずに光を遮ります。走行していれば雪が張り付いていって、さらにライトの機能を果たしません。
このことから北海道や東北などの雪国では使われません。
また、雨や霧、雪では白色光は乱反射を引き起こし、視界不良を生じさせます。光が水で屈折してしまい、目の前が真っ白になってしまうのです。
本当はオレンジや黄色がベスト。
乗り物用の照明として向いているのは暖色系です。これは車屋さんやメーカーもわかっているものの「売れるのは白」というのも理解しているために、白色系ばかりになっているのが現実。
オレンジや黄色のライトを使えば乱反射を起こさず、悪天候時も視界を確保できます。
だからこそ補助ライトでもあるフォグランプは黄色やオレンジ…なのですが、最近ではこれも白色という車が増えましたね。
実用性や安全性よりも、見た目を重視しているという結果です。
「意味ないんだけど、このほうが売れるから。」と車屋さんも白で統一してしまうのだと話してました。
交換作業のためには壁際へ。
自分でバルブ交換できる人でも、半数以上の人がこれをやらないと聞きました。
個人でヘッドライトのバルブ交換をする際には、最低限やらなきゃいけない”調整”があります。
それは壁に向かってライトを照射しないとできないので、必ず写真のように壁と睨めっこ状態にしましょう。
夕方や夜なら自宅の外壁などを活用しても良いでしょうし、昼間なら立体駐車場などの日陰に入って、壁を借りて行います。なんのためなのか…詳細は後ほど。
準備するもの。
交換するヘッドライトバルブと軍手を準備します。
車によってサイズがあるので、直接バルブを取り外したりして確認しましょう。今回使用したのはH4という規格のハロゲンタイプ。ネット購入でおよそ2,000円前後。
整備士だった父いわく、ハロゲンバルブは素手で触れると寿命が縮むのだそうで、軍手などを使用したほうが良いそうです。
気にせず素手で作業する人もたくさんいたそうですが、知る人ぞ知る事情らしいので、一応素手は避けておいたほうが無難でしょう。だって手袋するだけですからね。
ヘッドライトの裏側をいじるだけ。
車種やメーカー、使用しているバルブの種類によって構造は違いますが、どれも交換方法はそう大きく変わりません。
まずはボンネットを開き、ヘッドライトの裏側を確認してみましょう。
コードが見えるくらいで、初見の人にとってはナニコレ状態だと思いますが、何も難しいことはありません。
端子を抜く。
実は”ただ挿さってるだけ”というパターンが多く、クリクリと引っ張ると簡単に抜けます。
ものによっては止めツメを押しこみながら抜いたりするかもしれません。
どちらにしても厳重にカバーされていたり、触れてはいけないものはなく、シンプルな構造。
パッキンもはずす。
その後、雨水や埃が入り込まないようにハメ込まれたパッキンも取り外します。
これも特に難しい車種を見たことがなく、普通にパコっとハマっているだけに過ぎません。用途から考えれば当然ですね。
ライトを点灯状態にしていたりしない限りは危険はないので、臆せずに作業しましょう。
オスの端子。
3つの端子が見えますが、このあたりはバルブの種類によって違ったりします。
固定しているのは端子のそばにあるハリガネ状の留め具。ただ単に、フックに引っ掛ける容量で留めてあるだけなので、押し込んでズラして外す…というシンプルさ。
留め具も車によりますが、難しいもの、複雑なものは滅多にありません。
ロックをはずす。
ハリガネ状のロックを”安全ピンの要領”で解除したら、あとは取り出すだけ。
バルブは穴にハメ込まれ、このハリガネ状のロックで固定されているだけに過ぎないため、この時点でカタカタと動くようになります。
バルブを取り外す。
なんの抵抗もなくスポッと取れてしまうはずです。他には少しだけ回転させる動きで溝から抜けるような構造も見たことがありました。
なんにせよ、難しいことはありません。
取り外した時と同じように上下などの向きを合わせて新しいバルブを入れ、ハリガネロック、パッキン、端子コードを繋げる…だけ。
交換作業はこれだけですが、必ず片方交換したらライトを点灯し、チェックしなければならない工程があります。
高さや向きのチェックは必須!
交換作業が簡単であるが故に、チェックを怠る人がたくさんいるそうですが、これが最重要と言っても過言ではありません。
この高さ確認をしないと、通常点灯でもハイライト状態になっていたり、左右バラバラの向きになっていたりといった事態が起きます。
ハイライトじゃないのに絶妙にまぶしい対向車や、ガチャ目みたいに左右で照らす方向が違ってる車いますよね。これらはおそらくチェックを怠った結果です。
なので、右を交換したら点灯してみて、左と合わせる。左を交換したら右と合わせる。この作業こそが大切になってくるんです。
調整といっても、バルブ交換時に行うのは差し込み角度をクリクリといじって変える程度。またはドライバーでテンションを調節するくらい。
簡易固定だけに高確率でズレている。
こちらの写真では判りやすく点線を加えました。左が少し上向きなのがわかると思いますが、これを微調整して均一にします。
両方一気にバルブを外してしまったり、チェックせずに両方交換してから点灯すると、もはや正しい高さが判らなくなりますから要注意!
多少のズレは仕方ありませんし、そもそも専門店に持ち込んでもここらへんは同じクオリティになります。
正確に高さを合わせるのは車検時の「テスター」と呼ばれる専門家の仕事のみ。
どうしても気になる場合は、車検場そばに必ず「テスター屋さん」があるので、そちらへ出向いてください。
※民間車検場と掲げてあったりすれば、通常の整備車庫に装置を備えている所もあります。
最後に車内から確認。
この車の場合、運転席からボンネットも見えるため、高さが目検討でも判りやすいので助かってます。
そうでなくても、大きく高さが違うというような場合でもなければ、気にしなくて良いそうです。
目検討で「合ってる」というレベルまで合わせればOK!
どうでしょうか?カーショップに持ち込んで工賃を払うほどでもない内容ですよね。2,000〜5,000円の工賃はぼったくりではありませんが、それでも新品のバルブ代を足したら避けたい出費でしょう。
チリも積もれば山となる。些細な経費削減かもしれませんが、毎回…となれば無視はできません。
それに出先で急な交換を必要とした時などでも、自分でできるほうが安心。
バルブの種類による。
今回はハロゲンバルブの交換でしたが、HIDと呼ばれるヘッドライトの場合は専門的な知識と技術も必要になってきます。
最近ではHIDは減り、ハロゲンかLEDというパターンが多いのであまり気にする必要はありません。
車だと難しく考えてしまいがちですが、部屋の電球交換並みに簡単なので、一度はチャレンジしてみましょう。
どうしてもできなかったら、そのまま車屋さんに持ち込めば良いだけの話です。
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次回更新日:6月6日
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