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浮気問題のスペシャリストによる無駄のない調査!
確実な証拠で裁判に勝つ!
なまけ者は必要か
◉本日の隠しアイビースタンプ3つ
★マークの写真内に「アイビー探偵」の文字が隠されています。探してみよう!
人間関係はもちろん、怪我や病気によって、なかなか1ヶ所の職場に落ち着けなかったことがあります。
当時は1年前後で転職を繰り返して悩んでいました。今となっては、あらゆるスキルを身につけたり、学ぶためには必要なことだったと確信していますし、恥とは思ってません。
しかし転職するたび、いつも疑問に思っていたことが。
それは、どこの会社にも必ず「サボるのが当たり前」で仕事をしない人がいること。ちなみに”できない人”も似た部類に含みますが、そちらは向き不向きの問題もあるので仕方ありません。
同じ従業員という立場からだと邪魔者ですが、ポンコツを可愛がる上司もいるし、俯瞰して全体で見ると会社はうまく回っているなぁ…というのが正直な見解。
☆頑張っても得はなかった。
同じ立場の会社員だとしたら、サボる人に不満を感じるのは当然の話。
皆が同じ月給ベースだった職場では、バリバリ成果をあげても、サボっている人とほぼ同じ給料だと知った時には愕然としました。
各々に決められた業務量があった職場では、誰よりも早く仕事を終わらせたところで、他の人のサポートに回されるだけ。早く終わらせるのは損だと学びます。
個々の成果により給料が変動する歩合制の営業職では、上位に入り続けると、上司に成果を横取りされることもしばしば。上司から「仲間にその契約書をわけてやれ」と、成果を譲るよう強要されたことも多々ありました。
やがて、仕事を頑張る必要ってある?くらいに思えてくるんですよね。なんせ得は何1つないのですから。
自然界には必要ないものは無い。
今となってはサボれば、自分が痛手を負う立場なので、その悩みはありません。やらないほうがいいのでは?なんて葛藤は不要なのです。
しかし「そもそも自然界と同じで、サボる人達も会社には必要な存在なのかもしれない」と考えたことがありました。
自然界では無駄なものは存在しません。一見人間にとって邪魔な存在でも、必ず何かしら役割があり、巡り巡って人間にも必要なことに繋がります。例えば排泄物はいらないものだけど、肥料になり、植物を元気に育つ原料にも繋がりますよね。やがて野菜として必要なものにリサイクルされるわけです。
それと同じように、社会構図や人類的にも怠け者が必要なのかもしれない。それを当時から考え続け、今に至ります。
優秀メンバーだけ集めた結果…
とある職場で、私にある課題を丸投げされたことがありました。
それは優秀なメンバーを選抜して、一定期間だけ売上の悪い店舗に派遣すること。売上を底上げ、復活させるといったプロジェクトです。
そこでバリバリ働く人をベースに、優秀なメンバーで派遣チームを作って、いざ出陣。自店舗は普段から働かないサボりメンバーばかりになりますが、それはそれで良い薬になると考えたのです。
ヘルプ要請のあった店舗は売上が大幅回復してプロジェクトは成功。
しかし個人的に気になった部分が。自分達の店舗ではバリバリ動くメンバーで構成したヘルプチームなのに、1〜2人がかなり成績ダウンしていたのです。
場所が違うから?それとも、派遣にあまり気が乗らなかった?環境が違えば実力が発揮できないことだってあるでしょうから仕方ない。
☆ポンコツばかりだったはずの自店舗。
選抜メンバーの派遣に伴って、一時的に売上が下がると予想された自分達の店舗。
その最大の理由は、仕事のできる人が不在になり、ポンコツしか自店舗に残らないからです。
ところが自店舗に戻った時、売上の確認をしてみると、多少の下降があった程度で全然普段通りの売上をキープしてました。
聞いてみると、ポンコツ達がめちゃくちゃ頑張っていた…とのこと。
スイッチが入ったのか?とうとうやる気が出てきたのか?あるいは誰もいないから、このメンバーでどうにかしようと必死になってくれたのか?
しかし、メンバーが戻ってからの様子は、以前の通りサボり癖や言い訳の酷い、怠け者に戻ってしまいました。
怠け者は必ず出現する仕組み。
長らく考え込みました。なぜそんな現象が起きたのか解らなかったのですが、たまたま目にした論文に注目。
それは、蟻か蜂の生態調査から生まれたもので、反応閾値[読:ハンノウイキチ]の論文。
バリバリ働くのが2割、普通に働くのが6割、サボるのが2割。このバランスが必ず保たれるという仕組みが存在し、働く8割だけを集めても、必ずその中からサボる2割が出現するというもの。
これって、まさにあの時と同じ現象じゃないのか?と興味津々。人間にも当てはまり、会社でもそういう仕組みが機能しているというのだから、あれだコレだとシナプスが繋がります。笑
怠け者はバックアップスナイパー?
難しい話はさておき、俯瞰でみた時に怠け者は必要だという話。
10人中10人のスタッフが、本気で仕事に取り組んでくれていれば一見すごく良いことでしょう。
しかしトラブルや突発的にイレギュラーな業務が突然現れた時、これに対応する余力がありません。疲れてバテるタイミングだってほぼ同じになってしまうだろうし、ぽっかりと仕事に穴があくことさえ懸念されます。
ところが普段はサボってる(手の空いてる)人がいれば、不測の事態にも対応できる余力がある…ということらしいですね。いわば予備人員みたいなもの。
その時が来たら本当に動いてくれるのかも怪しいし、ちゃんと援護してくれるのかは不安ですし、いつも身を削っている側にとっては納得いかない話だと思いますが。笑
力を抜くことを覚える。
個人レベルでもある意味同じことが言えます。
以前は全力で仕事に取り組んでいましたが、デメリットも多いことに気付き、なるべく自分を甘やかすことにしました。
良い意味でサボることを身につけてから、より効率よくなったと思います。人に頼む、翌日に持ち越す、疲れたら休む、こういった適度なサボりはかなり重要だと気付いたんです。
自分で会社をやれば、休日なんてものが存在しなくなるわけですから、尚更意識して休日を作ります。それによるパフォーマンスも変わることを実感。
自分のことだけで考えても、全力2割、普通6割、サボり2割というのは理にかなっているのかもしれません。
☆うまくサボる手本?笑
養蜂をやっていても、蜂さんを見ているとそれぞれに役割があるのだと気付きます。あの蜂さん楽してそうだな…と思っても、そんな彼女も重要なメンバーで、必要不可欠な存在。
実際、全員がせわしなくしている巣箱はその後衰退するし、一部がのんびりしている巣箱はずっと元気!面白いものです。
私は腰痛と戦ってるのに「重いからムリ〜」と言って蜂の巣箱を持たなかったうちの奥さん。昨年から強制的に持たせたら、ちゃんと持ちました。
持てるじゃねぇか!
実は身近なうちの奥さんこそ、サボりの天才なのかもしれない…。笑
次回更新日:5月17日
【アイビー探偵】
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