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それっぽい人①

白のロンTに青いTシャツを重ね着して、デニムを履いたお兄さん…
私が実家暮らしをしていた高校生の時にその人が家の廊下を歩いてました。

妹の友達かな…
程度にしか思っておらず、全く気にしてなかったものの、時々見かけるその青いお兄さん(いつも青いTシャツの重ね着スタイルなのでそう呼称してます)。

外で飼っていた雑種犬の方へと歩いていく姿は特に頻繁に目撃。
家族しか行かない方向なのに…と、見かける場所にいつも少し違和感は感じていましたが、余計な詮索をしない家柄なので、妹に確認するなどの行動は一切しないまま月日は経ちます。

ある時、母と妹達の会話を聞いて驚きました。
次女「ここに引越してきた日、キッチンに青い服の幽霊が立ってたよ」
母「あぁ、あの人ね。この前は2階にいたよ」
さらにはサバサバした性格で、私と同じく霊的なことに否定的な長女までもが見たことある…と。

ん?あのお兄さんのこと?
と思いながらも、念の為に服装の特徴を照らし合わせてみると不思議と完全一致。

誰か1人でも話を合わせようとしてたら厄介なので、話を合わせられないように長女には腕の部分(ロンTの色)、次女にはパンツ(デニム)の色、母親にはTシャツの青さ(紺やライトブルーなどの詳細)を聞いてみたものの、ピタリと一致。

重ね着スタイル

重ね着スタイルのイメージとしてはこんな服装ですが、このTシャツはネイビー(紺)なので、実際にはもっと明るい、いわゆる”青”のTシャツです。

青いお兄さんを見ても怖いという感情は誰1人抱いてないので、そういうもんなのかなーと未だに半信半疑。

元々、プライベートでもテレビ番組でも霊的なものを見たという話は一切信用してませんでした。
全てが嘘とまでは言いませんが、大半は作り話や見間違いと思ってます。

疲れからの幻覚、ストレスによる幻覚もかなりの確率で当てはまると考えています。
幻覚を見ている本人にはそれが”幻覚”だと気付かないということもありますし、一時的でも極度のストレスによって起こりえる現象だと思います。

そしてそういった体験(幻覚幻聴)は、割合的には実は決して少なくないそうで、ほとんどの人はその時だけの出来事だから、その後も気付かないまま…ということもよくあるのだとか。
つまり本人が気付いていなくても実は多くの人が幻覚幻聴を体験しているということ。

それでも実家では確かにみんなが同じお兄さんを目撃してる事実がありました。

庭で飼っていた雑種犬の方へと歩いていく姿が特に多く目撃されていて、私の友人からも「あれ誰?」と青いお兄さんのことを聞かれたことが複数回あります。

複数回(数名)にそれぞれ同じ容姿(青の重ね着)を説明されたので、おそらくみんな同じ姿を見ているのでしょうが、気味悪がられるのも嫌なので知らないと答えて誤魔化していたほど目撃者多数。

数年前、父が某神社から頂いた御神砂をまいたところ、以降は一切見なくなったらしいです。

砂は他の理由(怖いのがいるとかなんとか…詳細不明)をどうにかしたくて、神社に相談→家に御神砂をまきなさいとアドバイスを受けたことから、無料の御神砂を試してみたそう。

そういった不思議な出来事もありましたが、未だに霊的なものは半信半疑です…。

とは言うものの、私自身、初めてそれっぽいモノを見た小学校2年生のあの日は今も鮮明に思い出せるほど。

元々、霊的なことに対して否定的な考え方なのにも関わらず、今まで何度もそれっぽいのを体験してしまっているので、人に話した時に嘘つき扱いされるのが余計にシャクに感じたりしてました。

嘘つき扱いをされて不愉快な思いをしたくないので体験した内容はあまり人には話しませんが、脳裏に焼き付いている忘れられない小学校2年生の時の体験をせっかくなので、この流れで次回紹介してみようと思います。

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