エース山崎と２人で張り込み、尾行をくり返して対象者を追跡し続けていたある日の出来事。

時々私の頭を誰かが触る感触があり、山崎がイタズラをしているのかと山崎のほうを見てみるも、とても触れられるような距離にはいません。

周囲にはたくさんの人がいたので、その中の誰かが実は知人で、バレないようにイタズラしてるのか…と見回すも、誰も知りません。

となると誰か知らない人によるイタズラ？
いや、嫌がらせ？
見ず知らずのおじさんの頭を誰が触るんだ？

謎のまま、ずっと誰かが頭を撫で回すような感触が続いていました。
何かの病気なのか…
不安さえも感じましたが、くすぐったさもあって不快感はMAX。

トイレに駆け込んで鏡を確認するも異常なし。
張り込みながら壁にもたれかかって、誰にもバレないように頭を壁に擦りつけてみても変化なし。

しかし感触はどんどんエスカレートしていき、そのうち両手で撫で回されているかのような広範囲に。
くすぐったさもMAXを通りこして、笑うのをこらえることができないくらいです。
もはやイライラもMAXでした。

そしてあることに気付いたのです。
ずっと続いているこの違和感。
逃れようのないこの状況と、いつもと少し違う空間。
知らない場所なのは不思議ではありませんが、空気感というか…何かが違いました。

そうだ！
これ夢ちゃう！？

そう思った時に現実に引き戻され、ベッドの上で眠る私の頭を次男坊が撫で回しているという現実世界。笑

寝ていることをいいことにダブルハンドで好きなように撫で回している次男と目が合うと、ヤベッ！と言わんばかりにサッと離れ知らんぷり。笑

思わず笑ってしまいました。
ずっと取れない不快感の理由も判明してホッとしたところで、ちょうどアラームも鳴ったので起床。

自分の頭もゴッドヘアになったんだから、自分の頭触れよ！と言いたくなることが多々ありますが、これも大きくなったら起こり得ない行動。
今の小さいうちだけだから…と我慢しながら楽しむようにしてます。

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