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きのこ博士館

きのこ愛を語ったことがありますが、我が家では私だけでなく家族みんな軽いキノコオタク。笑

信用できないので、きのこ狩りは絶対に行きませんが、見た目が好きなのは相変わらずで、生態も非常に興味深い生物です。

※きのこは菌糸類のため、植物ではなく生物。

奥さんの趣味でビーチコーミングに行った帰り道、気になっていた”きのこ博物館”に立ち寄ってきました。

茨城県きのこ博士館

茨城県那珂市にある博物館で、なんと無料開放されているファミリー層には優しい施設。

幼稚園児だと少し遊べるくらいですが、小学生くらいできのこに興味を持ったなら楽しめるであろう充実した内容。

よっぽど詳しく人なら別ですが、ちょっと知ってる程度なら「へぇー!」と学ばされることがたくさんあるほど濃厚で、とても無料レベルではありません。

1〜2時間程度で満足できる手軽さも非常に好感の持てるところでした。

無料駐車場あり

道路を挟んだ駐車場は無料で停められるのも優しい!

結構な広さがありますが、はたしてこんなに来るのか?と思ったのが正直なところ。笑

だって言うても「きのこ」の博物館ですから、ちょっとマニアックな部類でしょうし(^^;)

アミガサタケの標本

入り口から本物をたくさん展示してあって、早々にテンション上がります。

アミガサタケの本物を見たのは初めてでしたが、想像通りのグロ…いや、面白さ!

うーん。触りたくはないかなぁー。

たくさんの標本

奥さんの頭よりも大きいキノコなんて滅多に見れたもんじゃないけど、そんな大型もゴロゴロと展示してありました。

神社でサルノコシカケは見たことあるけど、知らない大型きのこもたくさん。

必死な次男坊

次男はもう必死にあれこれ写真を撮ってました。笑

そんなに撮っても絶対いらないっしょ…というくらい。

ていうか、それただのオブジェね。

メルヘンな世界観がベース

親しみやすいようにという取り計らいでしょう。

入り口から、少しメルヘンな雰囲気をベースに始まります。

これだけでもめちゃくちゃカワイイ!

博士の机

キノコ博物館ではなく”博士館”という部分に少し違和感を感じていましたが、どうやら「博士の研究室」的な場所という設定みたいですね!

これもまた親しみやすいようにという取り計らいのように感じました。

たしかに「博物館」と聞くと堅苦しくて身構えちゃいますから、いいかもしれない!

きのこ好きにはたまらない世界

博士の机とかがあった入り口を通過すると大広間に抜けます。

きゃー!素敵すぎるー!きのこがいっぱい!

ファミリーのテンションが崩壊した場所。

可愛すぎる世界

きのこのサイズ的に自分達が小人として迷い込んだような錯覚にしたいのかな?という印象。

おじさんも次男坊も設定なんか無視で、大きなきのこ達にテンションぶち上がり、奥さんから「男どもがテンション壊れてる」とぼそっと指摘を受けました。笑

ちなみに大きな木の中に入れます♪

クラフトの部屋

大きな木の周りに各々の部屋があり、我が家は右側から順に回りました。

最初にあったのはクラフトの世界。

幼稚園児でも遊べる大きなスライドパズルが印象に残る場所です。

木工クラフト

拾ってきたもので、色々と作れる…という想像力を刺激してくれる木工クラフトもたくさん展示してあります。

次男は色々作るのが好きだから、なかなか良い刺激を受けた様子。

見落としがちな謎の扉

意識しなかった気が付かないのでは?というくらい、目立たずひっそりとあった謎の扉。

配電盤にしてはオシャレな見た目だけど、普通に設備関係のものと思ってスルーしそうです。

テンション間違ってない?

このひっそりとした印刷シールって「開けないでください」という注意喚起の時に使うやつですよね?

だから尚更見落としやすいんですが、よく見ると「開けてください」でした。笑

あ、そっちなんだ!!と奥さんと笑ってしまったところ。

ひたすら開く。

1つ開けたら「え?」と戸惑わされるのは間違いなし!

次のドアが待ってるので、それを開けたら「また!?」となり、次々と開くことになります。笑

これがブービートラップなら、間違いなく自分は引っかかって死亡判定もらうやつだ…。

何があるのかは現地で確認してみてください(^^)

きのこ博士の研究室

クラフトの部屋の隣は、研究室のようなところ。

主に写真や模型と一緒に文章による解説がありました。

コンニチワ

特に奥さんがツボっていた写真がこれ。

条件さえ整えば、どんな場所でも生えてくるきのこならではの写真ですが、めっちゃかわいいです。

胞子は都会でさえ高濃度で飛び交ってますし、基本的にどこにでもいる存在なのが、きのこ!

冬虫夏草の模型

生物に寄生するタイプのきのこも珍しくありません。

貴重な薬として知られる冬虫夏草も有名ですが、ヒラタケもそれに近いものとは知りませんでした(・・;)

植物オタクの自分を悩ませる、あの”線虫”を栄養源にして育つのがヒラタケ。

あーなるほどー。線虫にムカつくことあったけど、間接的に食べてたんだー、へぇー。なんかイヤー。

光るきのこで知られるツキヨタケ

光るキノコと言えば、日本でよく知られているのはツキヨタケでしょう。

模型ですがそれを見られるのも楽しいと思います。

自分はツキヨタケとヒトヨタケが名前ごっちゃになるんですが、どちらも毒キノコなのでご注意ください。

詳細情報がたくさん!

かさの形、つぼやつばの形などから、間違った情報がどのように流布しているのかなど、幅広い情報が得られます。

有名な”毒キノコの見分け方”も、なんで広まったのか、なぜ間違ってるのか、が記載されていたりしますし、知っておいたほうが良いこともたくさんあって、きのこ好きじゃなくてもタメになることいっぱいですよ!

博士のラボ

ここもまた実に興味深い展示室で、炭を活用した水の濾過や木酢液[読:モクサクエキ]の作り方など、様々な実用知識を得られます。

もちろんキノコの栽培に関する知識もたくさん紹介されていて、きのこ好きじゃない人でも楽しめるのではないでしょうか。

相変わらずキュートなマッシュルーム

しいたけ栽培やキクラゲ栽培は楽しいんですが、結構難しいので、ありがたい情報がちょこちょこ。

興味深かった情報は「雷とキノコの関係」という話。落雷のあった場所にはきのこが一斉に生えるという現象があるらしく、この原理が未だに解明されてないのだそうです。

きのこ料理や薬膳

ラボの隣はきのこ料理や薬膳など、食べ物に関する知識を得られるところ。

薬膳や漢方に関する知識も勉強しているだけに、ここはもはや自分が欲している知識しかない博物館で、もう釘付けでした。

きのこ以外の薬膳も

薬草や野草、山菜採りの本、薬膳や漢方の本、色々持ってますが、1つ1つを掘り下げている深さはこちらも負けていません。

健康意識が高い人向けなので興味のない人もいるでしょうけど、どちらにしても学んでおいて損のない情報。

この展示室イチオシ!毒きのこロッカー

きっと誰もが楽しめるのは毒きのこロッカー。

ご覧のように、中には毒キノコの模型と簡単な情報が詰め込まれています。

作った人のユーモアが魅力的で「茨城県で中毒ランキング1位!」などの明るい文面にクスッとさせられました。笑

2階は吹き抜け

階段にさえ工夫がしてあってカワイイ。

細かいところまでぬかりないのが本当にすごいと思います。

イバリはおしっこのこと…とありますが、イバリシメジはおしっこをした場所に生えるキノコなんですよ。それが栄養源という生存戦略!

吹き抜けの手すり部分はこだわりのガラス!

撮影し忘れてしまったのですが、ガラス部分がかなりこだわっている霧子ガラスのようなアートになっています。

これ1枚を制作するのだって相当な費用が必要になるというのに、ここまでこだわっていて無料入館って…神がかってかってる。

期間限定?イラスト教材

2Fでは可愛いイラスト付きの教材が数十枚展示されていました。

食べたら助からないドクツルタケと、吐き気と下痢を引き起こすクサウラベニタケを同時に食べたらどうなるのか?

症状が先に出るクサウラベニタケのお陰で、ドクツルタケも吐き出して命拾いした人がいたそうです。

どういう経緯で毒きのこを2つも同時に食べたのか…そっちのほうが気になりましたが、興味深い事例ですね!

採りたてほやほや?

ひと通り回って戻ってくると、窓口のそばには乱雑に置かれた本物のきのこ達が!

きのこの香りが苦手な人は辛いだろうな…というくらい、結構な香りを放っていました。

それにしたって本物を間近で見れるのはありがたい!

ステンドグラスまである!

可愛すぎるキノコのステンドグラスまであるのだから、よっぽどきのこ愛が強い人がこれを建てたんですね!

いいなぁー。きのこステンドグラス、うちにも欲しい。

1人500円でも行くねー!なんて奥さんと話してましたが、それはあくまで”きのこ好き”だからでしょう。

多くの人に来てもらうためには無料が良いのはわかるけど…クオリティが有料級です!もったいない!!

茨城県那珂市の”きのこ博士館”オススメです

夏休みの自由研究では題材として間違いなく使える情報が盛りだくさんだし、シンプルに興味で立ち寄ってみても面白いはず!ぜひ行ってみてほしい場所です。

 

営業時間/9:00〜16:30(月曜定休)

茨城県那珂市戸4692-1

 

 

次回更新日:10月25日

 

 

【アイビー探偵】   

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