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風船割り

風船を膨らませてリビングや自分たちの部屋で遊ぶ子ども達。いつもとまではいきませんが、1ヶ月に1回はリビングに風船で遊んでいた痕跡が転がっているのを目撃します。

子ども達には風呂上がりにまず自分達で歯磨きをさせているのですが、歯磨きの前に歯間の汚れを取るフロスをやっていた長男。
少し離れた場所で私と一緒に風船をポンポンと宙に浮かせて遊んでいた次男。

宙に舞い上がった風船をキャッチしようとしたものの取り損ねて、風船はコロコロと長男の足元へ。
その風船にフロスのピック部分(鋭利に尖った方)を軽く当てて、割れない程度にツンツンつついて次男の方へ転がして返そうとしていた長男。

それをみた妻が
「そのまま刺して割ってみなよ!」
と長男に一言。

「えぇーー!怖いよーー!」
とケラケラ笑いながら軽くつついては怯える長男。
一緒になってやっている妻も、怯えてなかなか割れる強さでピックを刺すことができないまま。
それを冷めた目で少し離れた位置からボーッと立ったまま見つめる次男。

たとえ手に持っていたとしても割れたところで痛いものでもないし、ただただ爆音なだけ…理屈では何も怖いことはありません。
そんなことは100も承知なのに、すごく怖いのが風船割りというもの。

「パパならできるんじゃん?」
と長男が私の方を見ると、妻は
「パパは怖がらずに刺して終わらせちゃうからダメ!つまらない!」
と笑いながら暴言を吐き…笑

「つまんないって何だよ!」
と話していると、黙って見ていたはずの次男が急にスタスタと長男の方へ歩き出します。

そのまま長男の持つピックを素早く取り上げ、流れ作業のようにサクッと風船に突き刺して、バンッ!と爆音を轟かせて割れる風船。
妻と長男は飛び上がるようにビックリし、それを見た次男がゲラゲラと大笑い。

「グダグダ言ってないでさっさとやれよ!」と言わんばかりに肝の座った行動をとった3歳児。
「うわぁー、完全にパパの血だね!」
と妻は笑っていましたが、流れ作業のようにサクッと風船を割れるほどの度胸は私にはありません。笑

長男に「パパなら…」と振られそうになった時、内心「勘弁してよ」と思っていたほどです。笑

ピック(フロス)は危険なのですぐ回収しましたが、もっと風船を割りたいと、まだ膨らませてない風船を大量に持ってきて膨らませてくれと訴えていた次男。
こやつ度胸あります。

【総合探偵社 ピースキーパー】
http://acekee.jp

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