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普通免許のトラウマ
前回の無限塾に関連付けて今回は普通免許の話ですが、少しプライベートな内容になります。
タイトルにある通り普通免許に対してトラウマのような気持ちを過去に持っていたことがあるのです。
先日、妹と話していてふと思い出したトラウマ的な感情。
それは妹も同じ経験と感情を持っていたと知って、一部の人に”こういう理由も存在するんだ”ということを知っておいてもらいたいから記事にしようと思いつきました。
私の実家では自分のことは自分で…というのがルールで、親からの援護は基本的に無いという家庭環境でした。
高校に行くためのお金は入学金は親から借金をして入学し、入学後はバイトをしながら自分でやりくり。
当時ようやく一般的に普及し始め、高校生でもほとんどの人が持つようになり始めた携帯電話は、みんな親が支払いをしてくれていたようですが、我が家は自分でバイトして自分で支払うのが当たり前。
ちなみに大人になった今では「これはやりすぎだったのでは?」と思いますが、高校生にもなれば食事は自分で管理しろ…という感じになっていて、バイト代が食費にも変わっていました。
そのため”まかない”のあるバイト場を選んでました。
当然ながら免許取得にかかるお金も自分でどうにかしなければならないので、教習所に支払う30万円近いお金なんて、ポンと出せるものではありません。
もちろん18歳になっても教習所には行けず、20歳を過ぎても金額が金額なのでそう簡単に決心はつきませんでした。
しかし周囲は当たり前に免許を取得し当たり前に車に乗っていて、デリカシーのない言葉をかけてくる人も。
「免許取らないの?」
「まだ免許取ってないの?」
「いつ免許取るの?」
聞き返してみれば、みんな親からの援護があります。
「こんなボロい車なんか買ってもらってもさぁー…」
と親に買ってもらえた車を不満気に話す人も多く、一部の人は免許や車を持っていない成人はみっともない…という意見さえ発していました。
いやいや、免許取らせてもらってるじゃん!
車買ってもらえたなら充分じゃん!
など言いたいことは山ほどありましたが、言っても仕方ないことなので何も言いませんでしたが、羨ましさもあり、悔しさもあり、デリカシーのない言葉にイライラすることも多々あったのが当時のトラウマ。
衣食住を確保するので精一杯の稼ぎで、それらに困らない同年代と一緒にいるのは、外食や遊びに使うお金の使い方など、様々な面で窮屈に感じるほどストレスを感じていたのを強く記憶してます。
結局、普通免許を取得したのは結婚後。
いつも妻に運転をさせていることが気がかりだったのですが、なによりも新しい命が誕生するとなれば考えるところがたくさんあり、今しかない!と最短コースで教習所に通ったのを覚えています。
それでも取得から1年は、やはり初対面の人から「今まで免許取らなかったの?」とか「取り直したの?」と聞かれることさえあり、しばらくはトラウマから抜け出せることはありませんでした。笑
妹もやはり同じ経験をしていて、同じようにイラッとすることが多々あったと話していました。
すでに4人の子どもがいる妹は、結局は普通免許の取得はできないまま。
ちなみに弊社エースの山崎も同じ境遇の持ち主で「ずいぶんと甘やかされてる人が多いなぁ」と時々、嫌味を込めた毒を吐いてます。笑
※資金援助は親の務めだと思っています。
仕方のないことなのかもしれませんが、成人しているのに免許を取得していない人が周囲にいたとしても、少しだけ状況を考えながら話してあげてください。
もしかしたら似たような理由があるかもしれません。
【総合探偵社 ピースキーパー】
http://acekee.jp
メール:7ace8kee@gmail.com
電話:048-538-3855
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