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頑固なガジュマルさん

関東でも観葉植物としてよく見かける「ガジュマル」。

沖縄では自生していて巨大な樹木となっているらしいので、人生で1回は見に行ってみたいと思っています。

アイビー探偵の相談室にも置いてありますが、自宅でもガジュマルを育てています。

観葉植物は春先、まだ肌寒いかな…くらいで庭に出して、屋外に慣れさせていくのが恒例。あまり暖かくなってからだと日照に耐えられなくなるし、夜に冷え込みすぎる時期でもダメになります。

なのでタイミングをつかむまでが難しいのですが、4月は庭に出される植物がたくさん。自宅のガジュマルも例外ではありません。

そして屋外の日差しに慣れてきた数週間後、成長期の前に…と植え替え更新を試みました。

100均のガジュマルだった。

元々は手のひらサイズの苗を買いましたが、今では7号鉢でも窮屈なほど大柄。購入してから4〜5年くらいだったと思います。

春から秋は屋外、冬は家の中という管理で毎年元気に育つ我が家のガジュマル。

冬のうちに葉っぱが全部落ちてしまって…なんて相談も何回か受けたことがありますし、自分も経験があります。

なので、春から秋にかけて屋外でガッツリ光合成させて元気にさせておくのは重要であることも知ってます。この時、葉っぱもたくさん生い茂らせておけば、冬に葉っぱを落としまくっても、モサモサのまま春を迎えることも可能。

植え替えは基本的に、これから成長する春、または成長が落ち着く秋に行うのがオーソドックス。

もはや小型の樹木。

2025年は春先にも植え替え作業を開始!

しかし…何をしても抜けない!!鉢から出てこないんです。

びくともせず、まるで鉢と一体化しているかの如くガッチリとしていました。

上方向にガジュマルを引っ張るわけですが、枝がプチッと切れてしまう手前まで力を入れても、全く抜ける気配がありません。

相当根が張っているし、鉢に張り付いてしまってる様子。

根っこは鉢底を突き抜けている。

これ、ガジュマルでは当たり前で、毎年こんな感じに根っこが鉢底から溢れています。

冬の屋内管理では、鉢底皿に溜まった水さえも吸い上げているのでしょう。

夏場の屋外では、地面に直置きしていると、鉢底から地面に根を張ってしまって、持ち上がりすらしない…なんてこともありました。

鉢ごと地面に張り付いてしまったというほど根張りが早くて元気いっぱいな植物って、パッと思い浮かぶのはガジュマルとクローバーくらい。かなりの生命力を持つ植物。

鉢はパンパンになってました。

いじめているわけじゃありません。鉢の外側から押したり踏んだりすることで、少しでもグニッとすれば、土と根がほぐれて抜けやすくなります。

食いついて抜けない時は、この方法で大抵は抜けるものなのですが、ガジュマルさんは全然。

というか、鉢内はパンパンに根が張っている様子で、外から押したりしてみる限りでは岩みたいにカチカチ。全体重を乗せて軽くジャンプしても、柔らかさを感じません。

ここまで根っこが蔓延していたのもなんとなく気付いていました。なんせ春先の水やりで、なかなか水が下に抜けていかず、水たまりがゆっくり消えていくような感じだったので。

根を露出させる。

次の手段は上から順に根っこを露出させる方法。

植物の根っこは、人間で言うところの内臓系ですから、できるだけ触れないし刺激を与えないほうが好ましいもの。

しかし抜けないほど根を張ってるくらい元気なら、少しくらいの手術は問題ありません。

というわけで、水やりに使うシャワーを「ストレート」に切り替えて、水圧高めの水鉄砲状態にしてから、土を飛ばしていきます。

その他、鉢と根の間にスコップをサクサク差したりもしました。器に張り付いているスポンジケーキの周囲を包丁で切り離していく作業と同じ要領です。

最終手段へ。

そこまでしても全くびくともしないし、抜ける気配が無いガジュマルさん。

もはや踏ん張りすぎて自分の腰のほうが危険になってきたので、仕方なく最終手段へと踏み切ることにしました。

100均でも売っている「ニッパー」という工具は、値札を止めているタグ紐(スナップ)や結束バンドはもちろん、不要なコードやプラモデルの結合部など、カット作業に使うもの。

これで「鉢を切る」しかありません。ギプスの取り外しと同じです。

マルノコで決着をつける。

といっても鉢のサイズと厚み的にニッパーでは大変なので、男らしく?マルノコでサクッと終わらせました。笑

鉢が厚めだと、ニッパーでは少しほじくるような動作も加わるため、根っこには良くない…極力ダメージを避けるという意味でも選択しています。

マルノコやディスクグラインダーは使い慣れてない人は危険なので、小型のルーターなどのほうが安心。

ガラスや金属への名入れや模様入れ、あるいは研磨や削り落としたい時などにも使えるので、持っておいたほうが便利な工具。

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3秒でカット完了!

ニッパーなら30分はかかったであろう作業が、電気と工具の力で3秒で終わりました。

刃が入る深さなどに気をつけないと根っこまで切ってしまうので、ある程度は工具が使える人でないといけませんが、小型ルーターなら安全かつ誰でもできるでしょう。

マルノコ、ディスクグラインダー等はカット時に反動があるため、跳ねて大怪我する人もいますから気をつけてください。

チェーンソーなどのさらに大型の工具になると、大の大人でも制御するのが大変なほどですから、気軽には触れません。

鉢は捨てるほかない。

基本的には陶器鉢などを使いたいのですが、ガジュマルのような根っこトラブルが多い植物の場合は、あえてプラの鉢を使います。

その理由は、まさに今回のような”抜けないトラブル”で「最終手段、ぶった斬る」ができるから。

陶器鉢を割って救出…というのは避けたいので、最初からプラ鉢にしておくんです。

見た目がアレなんで、屋内で管理する時はかわいい鉢カバーを着せていました。プラスチックの鉢っていらない…と思ってましたが、管理する植物によっては必要となりますね。

土どこいった?

根張りの良い植物あるあるなんですが、毎回「土どこいった?」と思うほど、土が無い!

水圧で飛ばして全ての根っこを露出させることもありますが、その際かき集めた土はコーヒーガラみたいな粉状。

おそらく、土の中の養分を吸い尽くしてしまってるから、土は痩せ細って粉のようになってしまい、体積が無くなっているんでしょう。

だから根っこばかりで、あとは粉のような土なんだろうな…と思います。

裏どりのため農家さんに聞いてみたところ「土が痩せる」という言葉通り体積が減ることはあるので、間違っていない解釈だろう…とのことでした。

ガジュマルのボディは実は根っこ。

ガジュマルの個性的な肉厚ボディは、実は元々根っこだった部分。

写真のように水圧で土を飛ばしてみると、また太い根っこが下にあるのが見えてきます。

これをきれいに整頓して、植え替え後は地上部とすることで、よく見るガジュマルの肉厚ボディが出来上がり!

植え替えのたびに徐々に露出させて育てていくのも面白いと思いますよ。

成長が早すぎる!

植物オタクなので様々育ててきましたが、ガジュマルの生命力は相当なもの。

春先にひとまわり大きな鉢に植え替えても、秋には再び植え替えないと、今回のようなことになるほど、成長が早い植物です。

そう…年に2回植え替えていたのが、昨年はミツバチさんのことでバタバタしていて1回しか植え替えてなかったんです。

その結果、鉢をぶった斬るほどの手術が必要になってしまいました。

生命力あふれる強健なガジュマル。

ガジュマルは精霊キジムナーの家なんだそうで、沖縄では守り神としても信仰されることもあるんだとか。

そしてキジムナーは「おなら」が大嫌い。ガジュマルの前でおならをすると、キジムナーが怒って火事を起こしたり、最悪殺されてしまうと聞いたことがあります。

えー、キジムナーこころ小っさ!怖っ!とガジュマルの前で話してたこともありますし、なんなら近くでオナラをプチかましてしまったこともありました。笑

どうやら我が家のキジムナーは心の広い、穏やかな精霊みたいです。でなければ、もうとっくにシバカレているはずですからね(^^;)

 

 

 

次回更新日:5月2日

 

 

 

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