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浮気問題のスペシャリストによる無駄のない調査!
確実な証拠で裁判に勝つ!
成功報酬型のデメリット
探偵や弁護士などで見かける「成功報酬」というシステムの料金形態。今回は、これの仕組みと落とし穴を紹介したいと思います。
成功報酬という名の通り、”調査が成功したら料金が発生します”というもの。
初めに手付け金◯◯万円で成功したらさらに◯◯万円というタイプもあれば、始めるのは0円で成功したら◯◯万円というのもあります。
「調査で稼働したぶんは成功報酬に加算する」のは当然の話ですから、会社側に損なんてありません。
お察しの通り、人件費や諸経費など”調査のコストを立て替えてくれる”ため、体力(資金力)のある大きな会社しかできない方法。
故に「大手だから安心」と感じる人も多いようです。

“大手だから安心”は業種による。
製造業などでは大きい会社のほうが有利と言えるでしょう。小さな会社で自動車を作るならコストも高くなり、技術者不足による不具合なども起きやすい可能性がありますが、大手なら違います。
しかし探偵のようなサービス業となると大きさは関係ありません。何かを代行する”サービス業”という職種は、業務のコストそのものは同じであって、本来なら会社の大きさと価格は比例しないもの。
大手探偵社が高額なのは、要するに経営規模が大きいからそのコストを回収する必要があるためで、仕事っぷりはむしろ不安が多いというのが業界の常識。
“調査でやることは同じ内容”だからこそ、精度の高さは調査員の腕に大きく左右されることになり、大きさどうこうは無関係。
そして”腕のある優秀な人材”が1つの会社で埋もれたままでいることを望まないのは当然の話でしょう。
その腕を活かして自社(小さな会社)を立ち上げたりするのは珍しくありません。だからこそ大手が小さな探偵社へ難しい仕事を振ることもあるわけです。
大手だから良い!は、物品を扱わないサービス業には基本的に当てはまらないもので、経営している方ならほとんどが知る事実。

成功報酬型のメリット。
ちなみに「成功」とは”依頼者が求める結果”が出た時を指します。
浮気調査で言えば、浮気の証拠が確認できた時が成功で、何も出なければ成功報酬は発生しないということ。
厳密には”証拠が出ないから失敗”という解釈は間違っています。調査そのものは失敗していなくて、ただ”浮気してなかった”という結果や、調査日に接触してないだけのケースもありますから。
しかし、依頼者としては「浮気してなかったら慰謝料も取れないし…」と調査費用が無駄になると感じるでしょう。
浮気の証拠が出れば調査料金は発生するけど、慰謝料は取れる。証拠が出なければ余計な費用はかからない。
その心の隙間にうまく入り込める理想的な料金プランが成功報酬型。一見するとメリットだらけです。

探偵側のメリットは?
落ち着いて考えてみてください。依頼者にメリットが多くても、探偵社側にメリットが無いのなら、成功報酬型で引き受ける理由がありません。
大きい会社で資金力もあるから多少のマイナスになっても問題ない?成功しなくても大きな損失にはならない?
それはあり得ません。たとえ莫大な富があっても多少のマイナスを黙認していれば、切迫して倒産するのは時間の問題。マイナスになり得るのなら、そもそも最初からやるわけがないのです。
では、なぜ引き受けるのか?
答えは簡単で、相談の段階で探偵社側が「証拠が出ない」と思ったなら引き受けず、「高確率で証拠が出る」と感じたなら提案する。
たったそれだけのこと。これは大手探偵社の勤務歴があるスタッフも明確に肯定してました。

なんのためのプランか
資金力以外にも、大きな会社しかこのシステムを扱わない理由があります。これは依頼者側はあまり考えることがない部分なので気付かない人も多いでしょう。
大手は当然、調査員をたくさん準備しています。多くの依頼があっても回せるのは”調査員が足りている”から他なりません。
しかし、常に数十人の調査員を抱えて、全て稼働させることができるのか?と言えば、空白の日もあるのは当然のこと。
その空白が多ければマイナスに転じるので、人員をうまく稼働させることは、無駄なく利益を確保する手段。
仕事量が常に変動するのは当たり前ですが、固定しているスタッフの人数は変わりませんから、多くの経営者が無稼働に悩みます。
仕事量と人員数がうまく比例してくれれば良いのですが、こういった仕事はそうもいきません。
会社を拡大するにあたっては、このバランスを崩しながら仕事量を増やすため非常にリスキーで、経営に失敗する理由の多くはこれと言えるほど。
たとえ大手でも無視できないくらいに重要な問題が”稼働しない日の人件費”なのです。

空白を埋められる。
ところが成功報酬型のプランを用いれば、この問題を軽くすることができます。
先ほどの説明通り「証拠は出る」とほぼわかっている調査ですが、依頼者には「解らない」と答えています。それは嘘ではありませんから、問題にはなりません。
そして、適切な調査日がいつなのか解らないからこそ”予定が空いている調査員を派遣する”ことで、調査を進めます。
つまり仕事が無い日の調査員をここに当てがうことで、会社側がマイナスにならないように調整できる手段が成功報酬型プラン。
プランの特性上、成功した時には調査料金は全て請求額に含めて依頼者から回収できるので、会社にとって損は無く、おいしい仕事。

悪徳も少なくない。
もちろん、調査1回目で証拠が出た…なんて場合もたくさんあります。それは成功報酬型を持たないアイビー探偵でも珍しくありません。
しかし成功報酬プランなのに1回目で終わってしまったら、会社としては非常にもったいない話。
本当なら複数回の稼働をして、そのぶんを請求できるはずなのに…。不必要なほど回数を重ねてこそ利益が上がるのに…。
そこで「見なかったこと」にするか「調査していないこと」にすれば、その後も調査を継続できます。一度証拠を掴んでいるということは、行動パターンも把握しているわけですから、それ以降の調査は”加減をして”回数を重ねながら進めることも可能。
中には「調査回数が少なくても◯◯万円」と高額に明記する会社もありますから、その場合なら尚更おいしい場面でしょう。
そうです。探偵社にとって必ず大きな金額を回収できるのが成功報酬型であって、善意で用意しているプランではないのです。

通常プランのほうが圧倒的に安心。
たしかに”証拠が出なかった”となれば、慰謝料を回収できないため痛い出費になるのかもしれません。しかし、通常プランは1回1回話し合いながら進めるため、必要以上に調査を行うこともありませんから、安心と言えます。
成功報酬型は「費用を膨れさせるためのプラン」として業界では認知されていますが、依頼者側は「得なプラン」と思い込んでいるのが現実。
これほど不誠実でコストパフォーマンスの悪い提案だというのに、表面上のおいしい謳い文句に乗せられてしまう人も少なくありません。
ちなみに小さな会社でも成功報酬プランを掲げていることがありますが、その場合、大半が親会社は大きいところ。調査員の質もその程度であることが多いです。

弁護士さんとの違い。
弁護士は基本が成功報酬型プランじゃん!なんて思った方もいるでしょう。しかし探偵と弁護士では仕組みが違います。
探偵はあくまで依頼者様に請求し、お支払い頂くしかありません。
しかし、弁護士の場合は裁判によって多額の慰謝料などを勝ち取ることができますよね。つまり、その慰謝料から「◯◯%を成功報酬として」と回収できるわけです。
こうやって見比べれば、探偵が成功報酬型プランを用意していること自体がおかしな話であると思えてきませんか?
相談員がそのプランを提案したということは「証拠は出る」と確信に近いものを感じているということ。
ということは、最後に多額の請求が来る成功報酬型プランではなく、通常の調査で充分に成果を出せるという事案なのです。

アイビー探偵は用意してません。
このプランを用意してないアイビー探偵は、シンプルに”立て替えてあげられるだけの財力を持ってない”と明言します。決して大きな会社ではないので。
しかし、大半が1年で潰れるところ、10周年を迎えたのは、それなりの理由があると自負しています。
依頼者のみならず同業者からも高い調査力を評価され、根強く生き残っているのは 、もはや実力と言っても良いはず。
シークレットを扱う業務内容ですから、当然”レビューを頂けない職種”ですけど、生き残っていることこそが証拠です。
つくづく実力派のスタッフに感謝しかありませんねm(__)m
次回更新日:12月12日
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