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浮気問題のスペシャリストによる無駄のない調査!
確実な証拠で裁判に勝つ!
行田市駅の歴史的瞬間
2025年8月30日、秩父鉄道沿線上「行田市駅」に、初めてSL機関車の特別運行が実現。
「SL日本遺産のまち行田号」と名付けられ、9時過ぎから出発式があったので、駅前ビルに事務所を構えるアイビー探偵も偵察に行ってきました!
秩父鉄道は埼玉県羽生市を起点に、奥秩父の三峰まで横断するローカル鉄道。普段は月に数回、熊谷駅から三峰口駅までの区間をSL機関車が往復するサービスがあります。
しかし熊谷から羽生までの区間で、SLの運行は未だかつて一度もありません。その中間にある行田市ももちろん蒸気機関車が通ったことなんてありませんでした。
通達用紙が届く
アイビー探偵のポスト(ビル全部屋)には、秩父鉄道より”夜間の線路作業について”の通達がありました。
大型作業機マルタイによる線路の整備があるそうです。詳しい方に聞いたところ、マルタイとは”マルチプルタイタンパー”という整備専用車両で、なかなかお目にかかれないとのこと。
お目にかかれない理由は、いつどこで作業するのか明確ではないこと。そして大半が深夜帯であることなのだそう。
私の実家は線路近くでしたし、ずいぶん前の勤務先は線路沿いの深夜業務。まして今は駅前に事務所を構えているので、私はこれまで何十回と目にしていたため、正直あまり実感は湧きません(^◇^;)笑
改札口は賑やかに。
普段の改札口とは違って、当日は8:00頃から受付や物販など、イベント事ならではの賑やかさがありました。
普段は3〜4両編成の電車が走る、いわゆるローカル線なので賑やかというほどではありません。
平日の朝6〜8時頃は学生やサラリーマンの出勤で人は多いけど、土日はそこまででもありません。
土曜日なのに、それなりに人がいたことに驚きです。朝8時なのに「アクアラインで眠くなっちゃってさぁ…」なんて話していた人もいたので、やはり地元以外の人もたくさんいる様子。
【アクアライン】神奈川県川崎市と千葉県木更津市を東京湾の海中でつないだ有料道路。
記念限定品。
行田市延伸記念の入場券や乗車券が、特別台紙付きで限定販売されていました。しかもシリアルナンバーが振られている特別感もワクワクします。
入場券は、表に秩父鉄道に停車しているSL、裏に行田市駅ホームの写真が特別印刷されたもの。同月18日に試運転(リハーサル)で来た時の写真だそうです。
乗車券はSLの車輪を模したデザインで可愛い切符。限定仕様なのに1,000円で購入できて1,000円分の乗車券が付いているなんて、秩父鉄道の優しさを感じます。
ちなみに紙は昔の切符などで使われていた硬券[読:こうけん]だそうです。※入場券はD型硬券。
うきしろちゃん現る!
いざ式典が始まってから個人的に釘付けになったのは、行田市のキャラクター「うきしろちゃん」。
観光地だけに行田市にはいくつかの名所がありますが、その1つ”忍城”がモチーフのオリジナルキャラクター。
お気に入りの浮き輪をくっつけて、るんるんで歩いてました。こんな可愛いキャラが地元にいたなんて!
スキンヘッドのジジイがうきしろちゃんにメロメロになっていた中、奥さんは「オシニャン」と豪快に名前を間違えていた一幕も。笑
浮城と呼ばれる忍城。
豊臣秀吉と戦う前に降参する軍が当たり前だった中、忍城の成田長親は宣戦布告し、2万の大軍を相手に戦。
予想外に退けられた石田三成軍は”水攻め”を仕掛けるも、なおも降参はしなかった…という伝承が残る城です。
地形などから水攻めが不完全となり、その様が”水に浮く城”のように見えたことから、浮城と呼ばれました。
水攻めに屈しなかった城…としても有名で、映画「のぼうの城」では、陽気な長親が決死の覚悟で反撃する場面が印象的。関東七名城の1つに数えられるほどの伝説となっています。
最後まで落ちなかった城だからこそ、受験生にとっても縁起の良い観光地と言えるでしょう。
のぼり線路より通過。
9:05に、後ろ向きで引っ張られながら行田市駅を通過していったSL機関車。FM熊谷パーソナリティの斎藤裕子さんのナレーションを受けながら、一旦は羽生方面へと走り去りました。
9:15からは出発式が取り行われ、行田市長の行田邦子さん、秩父鉄道社長の牧野英伸さん、他国土交通省の方々などの挨拶が始まります。
真打登場!
9:48に折り返してきたSL機関車「行田号」が登場!撮影を狙ってた人達がこぞって集まるので、もはや”人が写り込まない”なんてことは不可能なほど。
8:30頃から待機してましたが、この頃には3倍ほどに観客も増えていました。それほど貴重な瞬間ということですね。
10時前なのに34度超え暑さ。この日の最高気温は39度でしたから、酷暑の中でのイベントです。
歴史的瞬間!
試運転はありましたが、行田市駅にSL機関車が来たのは初めてという歴史的瞬間でもあります。
それをお祝いするイベントだけに、広報関係者はもちろん、テレビ用の撮影も行われていました。
鉄道関連には疎いのですが、詳しい方から”貴重な瞬間に立ち会える日”と聞いてましたし、実際に反響も大きかったようです。
ヘッドマークはこの日限りのもの。
SL日本遺産のまち 行田号 SL GYODA EXEPRESS 令和7年8月30日
と記載された忍城シルエット入りのヘッドマークは、まさに今日限りの限定仕様。
熱意の強さが違う人達。
行田市駅前ビルに会社を構えているから…という軽薄な理由で来てしまってましたが、私なりに3種類のカメラを使いわけて撮影。
しかし、写真左側の通り”本気の鉄道愛”を心に灯している人達は、尊敬に値する真剣な撮影に挑んでいます。
この気迫はすごい。その心持ちと腕前、探偵で活かしてみたいという人いないかなぁ…なんて横目で見てました。ダメ元でスカウトしてみようかな。
自分なんてホーム内に入ることもせず、線路の外側から撮影しているので、所詮です。写真もこの程度か…と呆れられるでしょう。笑
9:58 三峰口を目指して出発。
見事に当選した方々が乗車したら、出発の合図と共にシュッ!シュッ!と圧力を高める音が感覚を狭め始めました。
まもなくして、ポーーー!という爆音の汽笛を鳴らして、ゆっくりと動き出します。よく耳にする電車の”フォン!”という感じの音とは違い、音質も音量も想像以上で、耳というより体で音を感じているような感覚でした。
肌で感じる鉄道。
プシューーー!と機関室のあたりや車輪近くから蒸気を噴いていましたが、この匂いと熱気を感じるのも現地ならでは。
特大車輪の動きが興味深くて釘入ってしまってましたが、鉄の塊ならではの重量感がゴロゴロと転がる振動は内蔵まで響いてきました。
映像で見たものや想像のSLとは比べものにならず、絶対的な存在感がそこにある、という感じでしょうか。
電車が自動車ならSL機関車は戦車のような、似て非なる存在といった感覚。例えになってるのか、伝わるのか判りませんが、とにかく「すげぇ…」しか言葉が出てきませんでした。
興味深い機械車両。
以前も秩父で見かけたことがありましたが、今回は身近な行田市駅に来るということで、久々に目の前まで近寄って観察。
あの迫力は実物を目の前にする他に味わうことはできません。機械的にも興味深い存在なので、今後も少し勉強してみたいと思ってます。
今現在、日本全国で蒸気機関車に乗れる場所は15ヶ所しかありません。最も多い関東で言っても、秩父鉄道含め6ヶ所のみです。
今後も乗れるのか?と聞かれると判らないそうですから、触れられるうちに一度は乗っておきたいですね。
行田市本丸児童公園/保存車両C57-26
行田市駅より徒歩10分ほどの所に、保存車両C57型というSLが展示されています。
事務所出勤時に通る交差点にあるため、頻繁に目にしていましたが、ただ通過するだけでした。
今回のイベントを受け、今後は少し見る目が変わりそうな予感。ここにこれが置いてあるって、すごいことなんだ!と認識を改めさせられた日でした。
鬼滅の刃”無限列車”でいとも簡単にSL機関車を横転させちゃってましたが、とんでもないことやらかしてんなぁ…と改めて思わされます。笑
次回更新日:9月12日
【アイビー探偵】
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