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岩松

裁縫などで使うフェルト生地で作った造花のようにも見えますが、実はこれ江戸時代から日本に生息する古典園芸植物で岩檜葉[イワヒバ]という植物。
「岩松」「苔松」「長寿草」「復活草」とも呼ばれ、日本庭園で活用されたり、盆栽として楽しむことのできる和の雰囲気抜群のシダ系植物。
お盆期間中に家族で泊まりに行った伯父さん宅にあったのを珍しくて撮影しました。

岩松

自然界では岩に自生するシダ系植物で、人が栽培するならロックガーデンなどを施してあげると管理しやすいそうですが、鉢植えでも地植えでもなんでも大丈夫らしいです。
基本的には長寿でタフなんだとか。

乾燥に強い植物はたくさんありますが、普通は水を貯蔵するような仕組みで多肉植物のようにプックリしてたり、葉が水々しいものだったりするのが一般的。
しかし、この岩檜葉は少し面白い仕組みで、水分が不足すると葉を内側にしまい込むように巻き込んで自己防衛。
水分補給をすると写真のように広がります。

伯父の家で見かけてから欲しくて仕方なかったのですが、そう滅多に見かけるものではないので、なかなか手に入りませんでした。
10月に入ってようやく発見。
陶器鉢を買えるくらいの価格に「高っ!」と諦めかけましたが、1食断食で浮かせ、思い切って入手してきました。
高かったせいもあって、うまく育てられるのか必要以上に不安があります。笑

和風な庭によく合う植物ですが、我が家はお世辞にも和風とは言えません。
仕方ないのでとりあえず和風の鉢を買ってきて鉢植えで育てているのですが、岩檜葉は冬季休眠の植物。
これから私とのお付き合いが始まろうというタイミングで、さっそく眠りに入ろうとしているわけです。笑
ちょっと寂しい気持ちもありますが、適期の5〜6月には挿し芽で増やしてみたいと画策中。

和風な家に岩檜葉いかがですか?
渋くオシャレに演出できそうですよ。
入手したての渋カッコイイ岩檜葉の紹介でした。

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