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知らなきゃ損の正月事情

まもなく2025年も終わろうとしていますが、みなさんのお正月ならではの買い物はなんですか?

多くは1〜3日のどこかで初詣(※)に行って、御守りや破魔矢などを購入するのが定番ではないでしょうか。

(※)厳密には年明け最初であれば、いつ行っても”初詣”であり、タイミングは自由。お正月でないといけないという決まりはありません。

しかし、正月に買う御守りの効果効能は1〜2ヶ月しか無いものだと知っている人は意外と少ないようです。

これは神社で聞いても教えてくれること。「効力は1年間」と言いますが、そもそも正月スタートではないのです。

今回は”本当は御守りは◯◯日に買ったほうが良い”という部分に触れます。

【べこ】

正月と旧正月

テレビやラジオなどで「旧正月」という単語を聞いたことはありませんか?

現代の正月は、1年を365日として計算する西洋カレンダーに基づいた1月1日を指します。太陽の周りを地球が一周する日数(365日)を1年とする「太陽暦」が元となった計算式ですね。

これに対し旧正月は「太陽暦」だけでなく、月の満ち欠けで計算した「太陰暦」も加えて計算したもの。

太陽暦では1年は365日ですが、太陰暦では354日と11日も誤差が出ます。3年経過したら33日もズレてしまうため、閏月[読:うるうづき]という”13月”を使って調整しました。

これは「太陰太陽暦」という計算式で、旧正月のカレンダーとなります。

【カレンダー】

大人の事情で太陽暦に。

日本は古くから太陰太陽暦に基づいたカレンダーだったわけですが、明治初期の欧米化に合わせて太陽暦になりました。これが今の正月となった瞬間です。

切り替わったのは明治5年12月2日と中途半端な日。なんでそんな中途半端?と調べてみたら、12月分のお給料を支払わずに済むから…という、しょうもない理由でした。

12月は2日間で終わっちゃったも〜ん♪という、真っ黒な言い訳を突き通せますからね。笑

しかも旧暦(太陰太陽暦)では、3年に1度、閏月として13月が存在してしまいます。当然、この月もお給料が発生していたわけですが、新暦(太陽暦)なら12ヶ月の計算となり、1ヶ月分浮かせられます。

西洋カレンダーにしたのは貿易の都合と、お金がらみの大人の事情が大きかったようですね。笑

【カレンダーに丸?】

2026年の旧正月。

本来の日本は”太陰太陽暦”のカレンダーで計算していたということが、ご理解頂けたでしょうか。

その計算式でいくと、本当の正月(旧正月)は今のカレンダーの1月1日からはズレることになるわけですね。

ちなみに今年2025年の旧正月は1月29日でした。そして2026年は2月17日となります。

現在のカレンダーで言えば、毎年1月下旬から2月下旬のどこかが、旧正月となるわけです。

神社仏閣は旧暦。

もう察して頂けたことかと思いますが、日本の神社仏閣は古来からあったわけですから、そもそも旧暦で成り立ってます。神様に貿易の都合は関係ないですからね。笑

つまり「御守りは旧正月から1年間の効力」として祈願されています。西洋カレンダーのお正月に買うのは、厳密には”年末に買っている”のと同じこと。

日本の神様的には「もう今年終わりますけど…」みたいなタイミングでみんな買っていくわけですね。

神社ももっと大きな声で「違うよ!買うのは旧正月だよ!」って言ってくれれば助かるんですが、聞かれるまでは言わないそう。

しらけないように黙ってくれてるのか、資金繰り的な都合なのか、大人なんだから各々で察してくださいってことなのか。

日本の神様に頼るなら旧正月!

というわけで、1月上旬に御守りを買うのはあまりオススメできるようなことではありません。

神社で聞くと、きちんと上記の説明をしてくれるので、気になる方は確認してみてください。

ちなみに正月飾りを2月まで飾っているお家を見かけたことがあると思いますが、それは旧正月の兼ね合いです。

忘れているとか、だらしないわけではなく、むしろきちんとしている証拠。大抵は立派なお宅がやってるので、きちんと真似しないとな…と思います。

それでは、みなさん。良いお年をお迎えください。

 

 

 

次回更新日:1月9日

 

 

 

【アイビー探偵】   

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