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浮気問題のスペシャリストによる無駄のない調査!
確実な証拠で裁判に勝つ!

ラブポーション

昔馴染みの友人でAさんという方。
見た目だけだとフワッとしたおしとやかオーラのいわゆる”森ガール”風でモテるのに、性格が男勝りすぎる上に本当の意味で頭が良く、男性が近寄ってきても信用できる人物なのかどうかを的確に見極めてしまい、ことごとく敗北する挑戦者(男性)達。

私は男っぽいから…と自称する女性は案外女性らしい人が多いと思いますが、このAさんは少し違います。
夜道でしつこくナンパされれば見た目からは想像不可能な口調(巻き舌気味)でまくしたて、痴漢のような男性に長時間尾行された時には、冷静にコンビニに入って缶コーヒーを購入。
缶コーヒーをコンビニ袋に入れて、振り回せる簡易的な武器をシレッと用意して、変わらず尾行してくる男性を曲がり角で待ち伏せて撃退。警察に通報。という本気で男勝りな過去も。

前に彼氏がいたのはいつだっけ?という具合で、あっという間に30歳を過ぎてしまいましたが、かなり若々しさを保っているためかモテ期は続いてました。
「信用できる人は売り切れてるんだよねー」となかなか相手を決めず「結婚できなかったら1人でもいっか」とサッパリ考えて、焦る様子も無く過ごしていたのは私も知っていました。

元々、私とAさんは10数年以上も前に仕事上で知り合って一緒に働いていた戦友。
私はすでにその職から離れているわけですが、Aさんは現在もその職場で働いています。
そこでは私も多くの後輩や部下を持っていたことがあったので、現在も在職中のメンバーを含めて知っている顔が多数。
そして離職して何年も経っているのに連絡を取り合っているメンバーも多い過去の職場です。

その中でもAさんは友人としても未だによく連絡を取り合って、仕事上のアドバイス含め、当時のメンバーで年に何回も集まることさえあるので未だに身近な存在。
よくプライベートな話も聞いていました。

そして先日、いつも通りの流れでいつも通りに連絡が来たのですが「結婚する!」という文面に、早朝の私の頭の中は「???」とフリーズ。
続けて「条件として、浮気したらパイプ◯ット&慰謝料500万円&両家と友人知人に自分で報告!の約束を紙に書いてもらった」との文面。
さらに「???」です。笑

普段から何も包み隠さずにプライベートな内容を教えてくれていたので、彼氏が出来たとか、良い人がいるとか、そんなような話は一切なかったため本気なのか冗談なのか、そもそも全部が嘘なのか…よく判りませんでした。笑

そしてきちんと話を聞いてみると…
私の後輩でもあり、現在はAさんの部下でもあるMくん。共通でよく知っている彼から急に”お付き合いの申し込み”ではなく”プロポーズ”されたと言うのです。
万が一にでも浮気した時の条件を飲んでくれるなら宜しくお願いしますと答えたらしいのですが、その場でMくん自ら誓約書を作成、サイン。
それが前述した心の無い鬼のような条件です。笑

なにがどうなって急にそんな話になったのか判りませんでしたが、私が在職中の頃にもMくんはAさんに好意を寄せていて、私はMくんからそのことについて相談されていたことを思い出しました。

その時すでにMくんは何度か「付き合ってください」と申し出ていたのですが「ごめんなさい」とバッサリ断られていたのです。
困り果てたMくんが私に全てを打ち明けた上で「どうしたらいいですか?」と相談にきた…というのをフラッシュバックのように思い出しました。

色々と話し合った結果、私はあることを提案。
何度も断られているのであれば、まず時間を置いてから再挑戦する…というのを前提で「付き合ってください」ではなく「結婚してください」と申し込んでみては?と。

それはMくんの真面目な性格と、男性遍歴を含むプライベートのAさんの性格を加味した上で、私なりに真面目に、私ならこうするという本気のアドバイスをしたわけですが、周囲で一緒に話を聞いてた数人は「また突飛なことを!」と冗談のように捉えていたほど少し常識外のことだったかもしれない話。

婚約成立後、Mくんは「昔そうアドバイスしてもらった」とAさんに話したそうで、そんな話をしたのか?と質問されて驚きました。
あれから随分経って…今になって実行するとは思ってもいなかったし、私はすっかり忘れていたのにMくんは今までタイミングを見計らっていたのですから。

根気強さが身を結んだのは良いことですが、Mくん本人が「一歩間違えたらストーカーみたいっすね」と苦笑いしていたそう。笑

ちなみにAさん、ずっと好意を寄せ続けられていたのは何となく気付いていたようですが、強引に手を出せるシチュエーションでもMくんが我慢していたのを見ていたため、かなり信用度が高くなっていたのも決め手になったそうです。
これなら結婚後に他の女性からアプローチされても、あるいは浮気心がその時に芽生えてしまっても、きちんと我慢してくれるのでは?という見解。
あながち間違いではないかもしれません。

プロポーズとその報告は夏頃の話で、生活面での相性など同棲してみないことには判らないこともあるため、約半年間の同棲期間を経て12月25日に入籍する予定だそうです。

詳細を聞いている中で、個人的に結婚報告並みに驚いたことがあります。
それはこのブログではお馴染みの「羽生もっちり庵」が絡んだ内容。

プロポーズの決心をしていると事前に知っていた同僚が当日「プロポーズ頑張れ!」とMくんに渡してくれたのは、偶然にも”もっちり焼き”だったのだそう。
それをAさんと2人きりになった退勤後、一緒に食べている時にMくんはプロポーズ作戦決行。

もっちり焼き兄弟

このブログを欠かさず読んでくれているAさんはもちろん”もっちり焼き”を知っているのですが、Mくんや他の同僚が知っていたのは予想外。
「もっちり焼きじゃん!」と盛り上がったことにより、Mくんも話を切り出しやすくなったのだとか。

それだけ”もっちり焼き”は有名なのだということでしょう。
あるいはハート型のもっちり焼きには、もしかすると惚れ薬効果が秘められているのかもしれません。
そのうちラブポーション=もっちり焼きという常識が広まるかも?

なんであれ、もっちり焼きファンの私にとっては驚き+嬉しい出来事。
それネタでしょ?盛ってるんでしょ?と何度も問いつめましたが、どうやら本当のことのようです。

2人にとって永遠に忘れられないスイーツになるのかな…結婚記念日で毎年もっちり焼きパーティーかな…と思ったのですが
「食べたい時に食べます」とサッパリ言い切るAさん。
しかも甘いものが苦手なMくん。

結婚式には甘さ控えめな「もっちりタワー」をもっちり庵の店主に特別注文かなぁ…笑

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