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【リアル】盗聴器
そういえば一度も記事にしたことがありませんでした。
盗聴器の問題は意外と身近で、誰でも被害者になりえる問題。比較的女性の被害は多いものの、全体的には実は老若男女関係ありません。
どんな場合に盗聴されるのか、どんな場所に設置されるのか、またどうやって探すのか…詳しく書いたら1冊の本になるくらいの労力になってしまいますので、ザックリではありますがそれらを紹介していきます。
盗聴器アルアルの「安価なコレ使えますか?」という探索器(発見器)のお話もします。
時々、相談のある盗聴器や盗撮器のトラブル。
正確には何か不安を感じたりしてから「盗聴器探索」を考え始めるようです。
ストーカー被害や男女関係のもつれ、別れた後にしつこく復縁を迫られている時などはよくありますが、引っ越し先の新居に盗聴器が設置されていないか住み始める前にチェックしておきたいという人や、不法侵入による設置を警戒して定期的にチェックしておきたいという人も意外と多いです。
または、最近テレビの電波受信が良くない、電話中にノイズが混ざったり途切れることがある、電話をかけてもらうと「話し中だった」と人からよく言われる場合に特に不安を感じる方も多くいらっしゃいます。
全くそれらの予兆が無かったのに、調べてみたら盗聴器が出てきた…なんてことも珍しくありません。
誰でも被害に合う可能性があり、気付かないだけで蔓延している犯罪。
探偵社を含む専門業者による年間の盗聴器発見数は28,000個を超え、設置増加数は判っているだけでも32,000件以上。
また、正規店の販売台数だけでも年間400,000個以上という目を疑うような数字。
設置数全国ワースト3位は全て関東圏内で、東京、埼玉、神奈川という結果。
発見数の4割以上は一般家庭、2割はラブホテルや一般ホテル、1割は会社内と、多くは一般家庭に設置されていることが判ります。
どんな人が仕掛けて、どんな人が被害に合いやすいのか…
知人や元恋人、元夫婦、別居中の夫婦はもちろん、親身になって相談にのってくれていた人が仕掛けていたケースや、プレゼントや譲り受けた物に設置されていたというパターンも多くあります。
異性を相手にする仕事では貰ったプレゼントに仕込まれていたなんてことは日常茶飯事と思っておいても良いくらいの確率でしょう。
また泥棒が下調べに設置するケースも多くあります。
下調べしているので通帳や現金、高価品など狙った物だけを(人がいない時間だと判っているため)焦らずスマートに盗み出し、荒らされてもいない部屋なので住人は被害に合っていると気付くのがかなり遅れる…という流れ。
もちろん盗聴器の回収はしていきませんし、気付かれてないようなら、次に泥棒する時にも活用します。
また若夫婦やカップルの同棲する住居、若いママさんがいる住居、一人暮らしなど、女性はみなさん狙われやすい傾向にあるようです。
理由は言うまでもありません。
若い夫婦やカップルの同棲なんて、聞き耳たてたい性癖をもった人からしたら良い獲物。
ネットで検索すると専用掲示板がたくさん出てきて「〇〇県△△市◻︎◻︎付近で周波数×××に合わせると若い女性の声が聞ける」など、かなり多数の情報が拡散されています。
これらを聞くのが趣味というマニアが実はゴロゴロといるのだと知ると、正直気味が悪くて仕方ありません。
ここで「盗聴器を仕掛ける人ってそんなに多いの?」と疑問に思った人もいると思います。
実際には仕掛ける人は多くないかもしれません。多くはなくてもそれなりに一定数います。
家が無人になったすきに不法侵入して、数分で設置して立ち去る…というケースが最も多いらしく、そうやって常に設置箇所が増え続けていくわけです。
設置にはそれなりの知識と技術を必要とする盗聴器もありますが、ポン付けできるテーブルタップ(タコ足配線)型などもあります。
ポン付けと言ってもそう簡単に他人の家に設置していくことはできないと思いますが、見覚えのないテーブルタップが増えてもほとんどの人は「こんなのあったっけ?」程度だったり「家族の誰かが買ってきたんだろう」と思い込み、以降も気付かないまま生活するようです。
「いつもこの時間はいない」と知られてしまっては簡単に設置されてしまいますので、昼間の決まった時間帯に家が無人というルーティンがある家庭は特に注意。
昼間無人になる家からは高確率で発見されるのが悲惨な現実。
営業マンのフリをしてふらふらしていれば、おおよその的を絞れるのだとか。
そうやって気付かれないままに被害が増えていくわけですが、設置された盗聴器は決まった周波数を発信しているため、受信機を使ってその周波数に合わせさえすれば誰でも聞くことができるのです。
受信機って高いんじゃないの?
誰でも買えるの?
と思う方がほとんどだと思いますが、実はその受信機、たしかに専門的な物もありますがそれだけに限りません。
どの家庭にも必ずある”ラジオ”を使って受信する周波数も山ほどあります。
電波の入りやすい特定の場所に行って周波数を合わせるだけで、どこかに設置されている盗聴器の音を拾えるということ。
いわゆるFMトランスミッターなどと同じなので、なんの特別な装備もない普通の車で盗聴することさえできてしまうわけです。
設置して回る盗聴マニアや空き巣目的の泥棒。
そして聞くだけ専門の盗聴マニアがその新しい周波数を見つけ…
それをネットの掲示板で拡散、マニア同士で共有…
だから検索するとたくさんの掲示板が出てきて、盗聴器が発見、取り外されない限りは半永久的に被害が続く…という仕組み。
わかっているだけで年間32,000件の設置増加。
人ごとと考えられるわけがありません。
事情を知っている私達からしたら、一定期間毎にチェックしていなければ気が済まないほど、当たり前に蔓延している犯罪なのです。
実際に女性(妻)のいる我が家は定期的に盗聴器探索をしています。
幸い、今まで我が家で盗聴器が出てきたことはありませんが、友人に頼まれて捜索した際には友人宅内で出てきたことがありました。
その方は一般職で、仕事でも特に秘密をかかえるような立場にはありません。既婚で奥さんも若い方なので、おそらくマニアによる設置でしょう。
引っ越しの際にチェックしてほしいと頼まれた時に盗聴器が見つかったケースもあります。
アパートやマンションなどの賃貸に仕掛けられているのなら驚きませんが、購入したばかりの一戸建て”新築”から出てきたのには驚きました。
アパートやマンションなら、前の住人が設置したのか、前の住人も被害者なのか不明のままになりますが、いくらでも仕掛けるチャンスはあります。
しかし新築一戸建てとなれば間違いなく建築時か完成から購入が決まるまでの短い期間に設置されたもの。
警察に届け出たものの、建築時には出入りする業者が多すぎて犯人の特定はできなかったそうです。
ちなみに警察官からは「新築でも珍しくない」と聞かされました。
設置箇所についてですが、これは主に電気の流れる場所というのがメインになります。
盗聴器本体が常に電力の供給を受けるためには、通電する電化製品や照明、コンセントなどがベストだから自然とそういう場所に絞られるのですが、ありすぎてキリがありません。
バッテリー式もありますが、その場合は時間経過と共に稼動しなくなりますので滅多に使われることが無い代物。
また、盗聴器は電波を飛ばすものが主流ですが、中には電波で飛ばさずにSDカードなどに記録するタイプのものもあります。
しかしこのタイプの場合、設置しても必ず回収することになるので犯人にとってはリスクが高く、よほどの理由が無ければ使われることはないでしょう。
また専用の受信機とセットの盗聴器もあります。
これは専用の受信機でしか設置した盗聴器の電波をキャッチできないもので、他の”聞くだけ専門の盗聴マニア”には聞かれることはありません。
ただし、このタイプはかなり高額なので、そもそも購入するマニアが多くないそうです。
さて、俗に盗聴器発見器と呼ばれる探索器の話をさせて頂きますが、ネットでよく見かける会話の中には「あーあ…」と専門業者の間で話のネタになってしまうことがちらほら。
それは一般販売されている安い盗聴器探索器を購入した人の商品レビューや知恵袋の質問、回答など。
専門業者に依頼すると料金が高いから…と自分で安価な機械を購入して、素人なりに調べてみて「反応が無かったから安心した!」という話などをよく見かけます。
※専門業者の相場は約10万円。安くても10畳程度2万円〜。
よく質問されることでもあるのですが、1〜2万程度で売られている探索器とプロの使う探索器はそんなに精度の差があるの?という疑問。
これはハッキリ、ズバリ、バッサリ言うと、熟練したプロが使っても盗聴器を見つけ出すのが困難なほど、安価なものとプロ仕様には差があります。
盗聴器から発せられている電波をキャッチするのが目的の探索機なので、その電波をいかにキャッチするかが重要。
技術がものを言う場面でもありますが、まず機械の感度も重要になってきます。
その意味は実際に専門知識を学び、きちんとした探索器を使ってみるまでは私もいまいちわかりませんでした。
実は”感度が悪い”とは違います。
“感度が良すぎ”とも違います。
現代ではWi-Fiやゲーム機、テレビ、スマホやパソコン、ありとあらゆる物から電波が出てしまっていて、それらをかいくぐりながらきちんと”盗聴器の電波”を見つけ出さなければなりません。
視覚的に例えるなら色々な色の電波が無数に飛び交っていて、その全ての色に反応する探索機を使いこなし、様々な方向や受信の強弱具合、電波の出方を特定していき、盗聴器を見つけ出す…といったイメージ。
つまり全ての電波にいちいちMAX反応してる敏感な探索器は論外。
おおよその電波だけしかキャッチしない適当な探索機も論外。
また、信憑性を持たせるためにメーカー側が様々な周波数毎に強弱の反応を設定して、いかにも探索できてる風に感じさせる悪意のある探索機なんて、ショットガンで粉々に破壊してやりたいくらい腹立たしく感じます。笑
使う人の知識と腕、経験も必要ですが、それ以前に道具も重要というわけです。
テレビで放送される「ウォーリーを探せ!」で例えるなら、その放送を4Kの高画質かつ大画面テレビで観ながら探すのが、プロ仕様の探索機。
スマホやカーナビサイズで、1セグの途切れ途切れ&色もごちゃごちゃの映像で探すのが安価な探索機…といった感じ。
いくら探すことに長けたプロでも、機械の精度が悪くては見つけられるものも見つけられません。
盗聴器の存在が気になった時に、なるべく安く済ませようと考えてしまう気持ちはわからなくはありません。
私もきっとそう考えます。
ただし、それは探したつもりになれて「無かった」と自分に言い聞かせているようなものなので、本当に無かったのかどうかは全く別の話。
例えば、お付き合いしている彼女が不安がっているから、その不安をごまかせれば良いという場合には類似品の安価な探索器で充分です。
とりあえず落ち着いてもらいたくて「無かったね」と演出するためには必要なアイテムかもしれません。
それでも本当に不安を拭い去りたい場合にはきちんとプロに依頼することをオススメします。
専門業者が高いのにはそれなりに理由があります。
技術料はもちろんですが、まず機械も違います。
その機械の金額は1回や2回の探索を引き受けたくらいでは精算できないくらい高いものが当たり前。
業者さんによっては数百万円の機械を使っているところだってあるでしょう。
そして依頼場所と会社を往復する交通費や、探索のための人件費…
きちんと計算してみれば万単位は当然の相場で決して高くはない金額なのです。
ちなみに弊社の盗聴器探索の料金が相場より少し安いのは、安い機械を使っているからというわけではありません。
機械は他探偵社と同等の機械です。
通常の”素行調査”の依頼が多いため、そちらでなるべく売上が上がるように調整していますので、盗聴器探索の金額を限界まで下げた相場以下に設定できています。
お恥ずかしい話ではありますが、かなり高額な機械なので開業から探索機導入まで実はそれなりに時間がかかりました。
自社に機械導入するまでの間、他社への委託や委託先から機械をお借りしていた時期もありました。
そんな裏事情も経てきましたが、もちろん現在はきちんと自社で機械を導入していますのでご安心ください。
1部屋(およそ10畳までの部屋)¥15,000
※状況や部屋数にもよりますが、探索には最低30〜60分の時間がかかります。
※地域によって交通費別途
【リアル】シリーズは探偵業の”あるある”や現場事情、調査方法、実際の調査など、探偵のリアルな日々を記事にした時にタイトルに【リアル】と付け加えてます。 検索バーより「リアル」と検索してもらえば、まとめてリアルシリーズが読めるように工夫してありますので、探偵のリアルが知りたいという方は是非読んでみてください。 (注)ブログ本文内に「リアル」という単語が含まれている記事も検索ヒットしてしまいますが、タイトルに【リアル】と付いているものがリアルシリーズです。
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