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貴重なハオルチア属
約10年くらい前には100均でも当たり前に見かけたジュウニノマキ。一般的な多肉植物よりさらに水を必要としない上に、直射日光を苦手とするので室内での栽培に適したかなり手のかからない植物。
多肉植物なのに直射日光が苦手というのも少し違和感を感じますが、雨の降らない地域で岩陰などに生息する植物らしいです。
写真はジュウニノマキではなく同じハオルチア属のプリングレイ。直射日光のような強光線を避けつつも、効率良く光を取り入れるために半透明なのが特徴で、”砂漠の宝石”と呼ばれる種類。
ぶどうみたいで美味しそうですよね。笑
この他にもハオルチア属には”窓”と呼ばれる(半透明ではなく)透明な部分を持つ多肉植物も存在していて、光が差し込むと文字通り宝石のようにキラキラと光り、見入ってしまうほど美しい光景を拝めます。
おおよそですが、人差し指の先と親指の先をくっつけてOKサインを作った時の輪っかくらいの直径サイズで1,000~1,500円くらいが相場。
我が家には最近子株を取って株分けしたばかりのジュウニノマキもいますが、それは10年ほど前に妻が100均で買った個体。
他にも柄や色合い、形が少しだけ違うジュウニノマキもいます。
しかし購入時にはかなりの金額差がありました。
写真のプリングレイも高価な多肉植物として知られていますし、最近ではジュウニノマキも高価です。
ハオルチアは高級なものとして常識になりつつあるようですが、ほんの10年前までは100均でも見かけた植物。
私自身、未だにどこでも安価に手に入るものだと思っていたのですが、最近ではそんなことはないのだと知りました。
その理由はハオルチアの”成長速度”と手のかからなさにあるようです。
水やりは春と秋(ハオルチアの成長期)は月2〜3回、夏は月1回以下、冬は2ヶ月に1回、もしくはほぼ断水しても大丈夫。
どの季節ももっと少なくても問題ありませんし、放置プレイというスパルタが得意な妻が半年ほど断水したことがありましたが全く問題ありませんでした。
成長速度は驚くほどゆったりしていて、我が家で育てていたジュウニノマキは、10年育てていても数倍のサイズにはなっていません。およそ2倍くらい大きくなったかな?程度で、1年くらいでは何も変わったように見えないほどゆっくり成長。
子株に関しても2つ確保できたのは今年が初。
出荷をする農家さんでもかなりの年月をかけて増やして出荷に至るので、ただでさえ経費や労力に見合わないそう。
それらの事情が重なって盗難被害も相次いでいるそうなので、尚更ハオルチアを扱う農家さんは減り、ますます希少価値が高まっているのだとか。
そんなことから近年どんどん貴重な植物となっているハオルチア属の多肉植物。
サイズにもよりますが1000円程度で買えるのも今のうちなのかもしれません。
ハオルチア大好きという方は価格高騰がさらに進む前に入手しておくのが無難かもしれませんね。
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