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メガネの扱い
裸眼だと1m先の人の顔が判別できないくらいの視力で、普段からメガネやコンタクトレンズを使っています。
初めてメガネをかけたのはかれこれ20年以上も前、中学生の時でした。
当時は世間一般的にも「メガネ=視力矯正の道具」でしかなかったものの、メガネをかける人にとっては細部へのこだわりは少なからずともあったでしょう。
私も自分の中で「これが良い」や「これはダサい」など明確に別れていました。
スポーツ部で激しく動き回っていたのもあって細かい破損から修復不可能な破損まで頻繁で、どうしても買え変えざるを得ないことが多々あったのですが、そのたびに「次はどんなフレームデザインにしようか」と心躍らせていたものです。
その時点でもうきっとメガネがファッションの一部として、服などと同様に”好きなもの”の1つだったのだと思います。
そして高校生の頃、どうしても欲しいメガネがあって、アルバイトで貯めたお金を使って購入。
それは当時としては少し”変わりダネ”な赤のフレームでした。
「メガネ=ファッションアイテム」としての認識がまだまだ根付いてない頃だったので、赤フレームといったら人を笑わせようとしてる人がかけるメガネ、あるいはザマス系の気の強そうな女性がかけるようなイメージ。
しかしそれが欲しかったのは人を笑わせたいからではなく、ファッション的にもオシャレでかけてみたいと思っていたからです。
しかし現実は違い、一部の友達はゲラゲラと大笑い。
「それ本気!?」
「そんなものに金使ったの!?」
と笑う人が結構いて、イラッとしてました。笑
しかし間違った選択ではない!と思っていたので、そのまま使い続けること1年。
あっという間に時代は変わり、メガネはオシャレの一部として使われ始めると様々なカラーフレームや1万円以下のリーズナブルなものなど、一気に出回り始めます。
おそらく有名芸能人がテレビや雑誌で「メガネを集めてる」とかなんとか話したのかもしれませんが、本当にたった1年で大違いなメガネ事情へと変わったのをよく覚えています。
そして急激に芸能人や雑誌モデルなどがサングラスとは違う”メガネ”をオシャレアイテムとして使い始めると、突然周囲の反応が変わり始めました。
1年前に「それ本気なの?」と笑い転げてた友人は「それオシャレだね」と手のひらを返し、「そんなものに金使ったの?」と引いていた友人も「メガネ選びたいから一緒に来てくれない?」と言い出す始末。
褒められたりするぶんには悪い気はしないので「だろ〜?」とニヤリとしてましたが、内心では「言ってることが違うじゃねーか」とイラッとしていたのもよ~く記憶しています。笑
それももう15年も前の話なのに手のひら返しのイラッと感は今でもハッキリ覚えているほど。笑
なんであれメガネ好きの私にとってはリーズナブルな商品やカラーバリエーションなど選択肢が広がったことは嬉しく、定期的に買って集めつつ、今日はこのメガネ♪と毎日違うものをかけていた20歳頃。
結婚前に整理整頓で大量処分したので今はそんなに残っていませんし、1つのものを毎日使って時々違うフレームをかけてみる程度になったので、昔ほどメガネ愛は強くないかもしれません。
写真は今も残ってるメガネ達の一部。
そして最近もまた買い替えたのですが、ここ数年の買い替えは”レンズの傷”が原因で視界不良になってくるのが理由。
それは落としたりしたわけでもなければ、雑な扱い方をしているわけでもありません。
それなのにまるで”砂場にレンズを接地させて擦り込んだ”ような細かい傷が徐々に増えていき、そのうち視界が白っぽく見えるほどにまで悪化します。
ちなみに傷に気付いてから邪魔に感じるくらいの視界不良までは2〜3ヶ月と早いです。
立て続いて同じような症状による買い替えだったので、新しいメガネを作る時、メガネ屋さんに質問しつつ私のメガネの扱い方をおさらいしてみました。
そして知ることになったNGな扱い。
私にとって服や靴などと同じく、いつも清潔に使っていたい大切なアイテムだったので、毎日風呂に入る時にメガネも一緒に持っていってシャワーで見えない程度の埃を流してから石鹸で洗っていました。
しかしこれはメガネにとってNGな行動なんだそうです。
メガネレンズの傷防止や撥水などのコーティングは熱に弱く、暑いところに置いておくと徐々にコーティングが弱まっていき、いずれは剥がれてしまうのだとか。
つまり風呂場のようなモンモンも暖かい場所に毎日持ち込むなんて論外。
サウナなんかに持ち込む人を見たらメガネ屋さんは気絶してしまうそうです。笑
また石鹸で泡立てた泡を使って優しく洗うのは良いそうですが、毎日のように、それもキュッキュッと鳴るくらいに石鹸で洗ってたらそれは良くないと教わりました。
水滴の拭き取りは風呂上がりのタオルで優しく…ですが、押し付けて水分を吸わせる拭き方なら良いものの、普通に拭いたら優しくしててもダメなんだそうです。
タオルだけでなくティッシュも繊維が荒くて硬いのでNG。
ベストはやはりメガネ拭きで拭き取ること。
次にマイクロファイバー素材のタオル。
毎日1回以上、暖かい風呂場で石鹸を使いキュッキュッとなるくらい洗って、お湯で流してから普通のタオルで拭き取ってたわけですから、メガネ屋さんいわく、もう最悪の環境。笑
まとめると、メガネは基本的に流水で流すだけを日常のお手入れに。拭き取りはメガネ拭きかマイクロファイバー。
汚れが気になる時は、石鹸や台所用洗剤などの中性洗剤で泡立てた泡を使って優しく洗うのが最も良いそうです。
あるいはメガネ屋さんが使う”超音波洗浄機”を買ってしまうのも1つの手だと言います。
メガネ愛から毎日毎日、風呂場で丁寧に洗っていたのに、その行動がメガネにとってはストレスだったとは…なかなかのショックでした。笑
しかしながら良い勉強にもなりました。
毎日風呂場に持ち込んでる人、毎日洗ってる人、サウナでもメガネをかけっぱなしの人、車内など暑い場所に置いてしまってる人。
きっとたくさんいると思いますが、メガネが大切な人は今日からやめましょう!
【総合探偵社 ピースキーパー】
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