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カーテンレールカバー

以前、遮光率アップによって睡眠の質が上がった、という話を紹介したことがありました。
普通のカーテンとは違って、寝室などに適した”遮光カーテン”を設置したことにより、普段から睡眠の質が悪い私もわりとぐっすり眠れる機会が増えた高い遮光率を実現。

量産規格には無いような正方形や縦長の小窓がたくさんある我が家で、遮光をするにはオーダーカーテンや自作での遮光を作る他に手段が無く、引っ越ししたての頃は他にも色々出費する頃なので、金銭面的にもなかなか取り付けられられず後回しに。
数年後に寝室を全面的に遮光することができて、ようやく安眠できるようになった…という以前の記事。

疲労が溜まってクタクタになってから「明日は昼まで寝るぞ!」と休日の半分を回復に使う人もたくさんいるでしょう。
我が家でも時々、スイッチが完全にオフになったかのように夫婦で撃沈…ガッツリ寝坊助な日があったりします。

寝室の遮光率が高くなったとはいえ、昼間はやっぱり少しの光漏れから真っ暗とまではいかない加減になってしまい、多少の影響を受けるのは言うまでもありません。
例えるなら豆球1〜2個を点灯させているくらいの明るさ。

真の真っ暗な部屋(妻の実家)だと、時計を見ない限り昼間だと気付かないくらい完全暗室になっていたので、それには遠く及びません。
あくまであの昼間でもぐっすり眠っていられる妻の実家のような部屋を目指します。

そこであるものを製作することに。
カーテンレールから漏れるほんの少しの光漏れさえ遮光できるカーテンレールカバーです。
買えば1級遮光カーテンをもう1セット購入できるくらいの金額にはなるでしょう。
そんなものを何セット用意しなきゃいけないんだ?
そんなもん!と自作してみることにしたのですが、買うより安く…といってもそれなりに材料費はかかってしまうので失敗はできません。
失敗すれば妻からお叱りを受けるのは目に見えています。笑

ということで、まずはダンボールをザクザク切って大雑把なカーテンレールカバーを製作。簡易的に取り付けて、しばらくの期間を実験してみます。
それにより思っていたより必要なサイズ感や、不要な部分があらわになり微修正。
その都度ダンボール製のレールカバーは進化。

そんなプロトタイプのダンボール製レールカバーは1〜2ヶ月のテスト期間を経ていよいよ完成し、きちんとしたものを作るまではそのまま使用し続けることを前提に、見栄え良くデコレーションしておこう…と考えていました。

そんな矢先、タイミング良く隣人が建築現場であまった木材を大量に持ち帰ってきます。
建築木材です。質が良いのは言うまでもありません。
その木材を「好きなだけ使って良いよ」と言ってくれたので、お言葉に甘えていくつか頂いてきて、もちろん真っ先にレールカバーを製作しました。

カーテンレールカバー

カーテンレールの隙間の光なんて微々たるもの。
しかしその光は天井の白い壁紙に反射して、意外と四方八方へと広がってしまうのでバカにはできません。

ではカーテンレールの上だけを遮光すれば良いのかというとそう単純でもなく、壁とカーテンの隙間、特にレールそばはかなり光漏れが起きる場所で、そこから漏れる太陽光は晴れてる日ならかなりの光量。
つまり上の方だけでも側面をきちんと遮光しなければ意味がなくなってしまうのです。

また上は上で、遮光のために塞ぐ木材(実験時はダンボール)に反射して、光量は弱まってるにしろ光が入ってきます。
それさえも遮光するために前面にも1枚板が必要となり、そうして行き着いた形でした。

これによりかなり改善。
ほぼ光漏れはない環境へと近付き、わりと満足できています。
何も見えないくらい真っ暗な寝室が完成するのは夢ではないくらい、着実に目標に近付いていますが、まだ特殊形状の窓に取り付けている自作遮光板が不完全。
ほんの2〜3ミリの隙間からそれなりの光が差し込み、完全な暗室には至っていません。
簡単に取り外しできなければ不便なので、特殊窓には苦労しています。笑

ところで、もしこの記事を参考にして役立ててくださる方がいるのなら1つ話しておきたいことが。
もしもあなたが遮光カーテンを買う前なのであれば、そのカーテンのサイズをかなり大きめにしてください。
そしてカーテンレールの取り付け位置を通常より20〜30センチ以上上に設置し、両脇や下側も大きめに寸法を合わせてしまえば、レールカバーなんて必要なくなります。笑

大袈裟なくらい大きめに設置してしまえば余計な小細工なく完璧な遮光が出来上がるのですが、すでに遮光カーテンを取り付けてしまっている場合はそのカーテンがもったいないですし、部屋の間取りや家具の置き場所によっては上下左右に大きめなカーテンを設置できない場合もありますので、そういう場合に活用できるレールカバーです。

ちなみに妻の実家の完璧すぎる遮光(完全暗室)は、レール位置をかなり上にしてカーテンサイズを大袈裟に大きめにとっているためで、複雑な遮光を設計しているというわけではありません。

そしてそんな暗室で寝ると、普段は質の悪い睡眠ばかりで悩んでいる私でさえ、起きれなくなってしまうくらいぐっすり爆睡できてしまうもの。
不眠症にも効果てきめんと言われる完全遮光。睡眠効率を高めたい方は取り入れてみてください。

【遮光カーテン】過去の記事
http://b.acekee.jp/blog-entry-292.html

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