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survival ②

マニアックなものではなく、あえて誰でも楽しめる「簡単な紹介」をメインに時々更新するsurvival(サバイバル)シリーズ。
第2弾も紹介するものにまたまた困って何にしようかなーと考え込んでしまいましたが、第1弾と同じく”災害時でも使えるもの”に的を絞って選びました。
不定期更新の予定ですが、思いのほか好評だったのでもう第2弾です。笑

第1弾でライフラインの火!なら、今回は水!かと思いましたが、それは各自、定期的に保管庫に入れ替えしてください。
うちは定期的に交換するために箱を開けたら「消費期限今月やん!」とか「過ぎてるやん!」という出来事を毎回のように繰り返しています。笑

それじゃあ食事かな!と考え、缶詰めや即席麺など色々ある中で「電気使えなくて家電が動かなかった」と話していた友人の話を思い出し、第2弾のアイテムが決まりました。
電力ストップで家電が使えなくて困った…という人が多いのに、世の中はオール電化に移行し始めています。
太陽光パネルでの発電や家庭用蓄電池など様々な対応策があると思いますが、自家発電で使えるコンセントは実は1口だけだったり、蓄電池で稼動する範囲は実は極一部だったりするのが現実。

災害時に「キッチンで調理しよう!」と考えても現実的ではないのが今のオール電化事情。
販売する側は販売時にそのデメリットは伝えていないことが多いそうで、我が家もオール電化でありながら災害時は”パネルが無い家よりはマシかな?”程度。
リアルにシミュレーションしてみれば普通に生活できるレベルではありません。

つまりキッチンもまともには稼動しません。
焼く、煮る、湯沸かしは第1弾で紹介したアルコールストーブなど火のライフラインでいくつか確保できますが、お米があっても電気炊飯ジャーが使えなきゃ意味ないんじゃー!
ということで炊飯のためのアイテム。笑

飯盒

見たことあるけど使ったことはないという人が大半かもしれません。
戦争映画で使ってるアレでしょ?と思ったあなた。いやいや現役で使われてますよ!
今も各国の軍隊が使用していますし、キャンプが好きな人ならよく使っているものです。
これは「飯盒(ハンゴウ)」と呼ばれるいわゆるアナログの炊飯ジャー。
元々は弁当箱として使われていたそうで、それを少し改良して炊飯ジャーとして使えるようにしたとかなんとか。
これは兵式と呼ばれるタイプですが、丸型や四角型など色々あります。

電気炊飯が当たり前の世の中、これで炊飯は難しそう!と思うのは当然ですが、やり方さえ間違えなければ難しくありません。
メモ代わりにスクショしたい!という方のため、最後の方に一画面で収まるよう”まとめ”を用意しておきますので、是非お役立てください。

さて、この飯盒。
外蓋の部分になぜ取ってが?と思った方もいるかもしれませんが、それは外蓋がフライパン代わりにもなるから。
炊飯と同時に中蓋を使って蒸し料理を作ることも可能。
そうなんです。考え込まれて、無駄のない作りだからこそ昔から形が変わらずに現役で愛用されているのです。

飯盒 バラ

飯盒は基本的に4合炊きで、中蓋すりきり1杯が2合、外蓋すりきり1杯が3合と調整されているので、計量カップが無くても大丈夫。
炊飯時に基本は中蓋は使いませんが、炊飯と同時に蒸し料理を作るために活用する人もいれば、取り皿として食事の時に使う人もいます。
中蓋をセットして炊飯すると圧力がかかるため美味しく炊き上がるという意見もありますし、圧力のためふっくら感が損なわれるから中蓋は使わないという意見も。
お好みで使うものではありますが、ほとんどの場合は「中蓋は使わない」とメーカーが説明しているので、使わなくていいものだと思います。
ちなみに蒸し料理に活用する場合、ご飯に香りがついても差し支えないものにしましょう。ガッツリ香りが移ります。笑

次にご飯の炊き方ですが、順を追って説明します。
飯盒の中にお米と水を入れて蓋をしたらシャカシャカ振って…というやり方もありますが、お米が割れるのであまりオススメしません。普通に洗米しましょう。笑

米研ぎ後の水を入れる量ですが、ほとんどの飯盒に2合炊き、4合炊き用の線が引いてあったり、くぼみがついていたりと簡単にわかるようになっているので、それに従ってください。3合ならその間です。
目印が無い場合は、飯盒に入れたお米の高さに+3〜4cmの水をはればOK。

その水をはった状態で最低でも30分、冬場など寒い時期なら1時間以上放置してください。このつけおきは意外と重要で、これを省くと大体の場合は固いご飯に仕上がってしまいます。
つけおきは前夜からなど長時間でも問題ありませんので、早めに準備しておけば間違いありません。

そして火にかけて炊飯を始めるわけですが、火力調整は様々な意見がありすぎてややこしいかと思います。
なので今回はあえて中火以上の火力のみで炊飯する手順をサクサクっと紹介。
それこそ前回のsurvival ①で紹介したアルコールストーブを使って炊飯しても炊き上がる方法です。

火にかけること10〜20分。吹きこぼれる(沸騰する)のを待ちます。この時、電気の炊飯器で炊いている時と同じ”炊飯中の香り”が漂っていて、飯盒からは静かにくつくつと煮られている音が聞こえてれば確実。
沸騰して吹きこぼれてから、さらに10分ほど火にかけておくと炊き上がり。水を含んだくつくつという音とは少し違ってパチパチという乾いた音になっていれば、それは炊き上がりのサイン。

火から離して逆さにひっくり返しておき、さらに10分ほど待つことで蒸らされ、完成。
とはいえ、ひっくり返す作業はそこまで重要でもないので、そのままの状態で蒸らしても充分に美味しく仕上がるはず。
ひっくり返す…というのはみんなが教わるマニュアル的なやり方なので、やってもやらなくても大丈夫です。

これらの手順で途中、中がどうなってるのか気になって仕方ないのですが、どんなに気になっても蓋は開けないでください。
また吹きこぼれた時に慌ててしまう人もいますが、放置で大丈夫です。吹きこぼれで蓋が落ちそうな場合は、蓋の上に石などの重りを乗せれば大丈夫。
といっても蓋が外れそうなくらい吹きこぼれたことはないので、きっと火力が強めだと吹きこぼれも大きくなるのでは?と思っています。
ちなみに「絶対開けるな!」ではなく、焦げ臭いとか、どうしても気になる場合は一瞬チラッと開けてみても特に問題ありません。
そうは言っても1回くらいにしておいた方が無難。

飯盒 白米

どうでしょう?思っていたより簡単ですよね。
記事にする前に”◯分火にかける”などを確実に把握しておきたかったので、夕飯の時刻に合わせてアルコールストーブを使い、庭で炊飯を実践してみましたから、手順や所用時間は間違いありません。
電気で炊いたご飯とは違う、味わい深いご飯が炊き上がりますので、是非一度は食べてみてほしいです。
飯盒本体はおおよそ2,000〜8,000円くらいで手に入りますが、フリマアプリなどを使えばさらに安く手に入ることもあるでしょう。

飯盒は役割的にも焦げ付きなどが起きにくいようになっていますが、新品購入時にお米のとぎ汁を注いで30分ほど煮立たせることでさらに焦げ付きが起きにくくなります。
半信半疑の友人が「俺にはそんな手間いらねぇ!焦げるのは腕の問題だ!」と他の友人と同じ飯盒で、同じ場所(火)で同時に炊いた際、底だけじゃなく内周りにも白米がくっついたり、焦げがつきやすく落ちにくい状態になってました。笑
身をもって証明してくれたようです。笑
長く使うためにも面倒臭がらずに一手間加えておきましょう。

またガスコンロやアルコールストーブのような炎で炊飯するぶんには頑固な黒煤(すす)が付くことはありません(付いてもすぐ落ちる)が、炭火で炊飯した場合にはなかなか落ちない頑固な黒煤が付いてしまいます。
それを防ぐために台所洗剤を飯盒の外側に塗っておくと、簡単に黒煤が落ちるようになるので、これも覚えておくと便利。

【飯盒炊爨(はんごうすいさん)の手順】まとめ
①炊く量のお米(中蓋2合、外蓋3合)を計量して洗米。
②炊く量に合った水を入れる。線やくぼみなど印が無い場合、入れたお米の高さから3〜4cmくらいの水を入れる。
③30分〜数時間水につけ置きしておく。
④吹きこぼれる(沸騰する)まで火にかける。蓋が外れそうなら石などの重りを乗せる。
⑤吹きこぼれてから、さらに10分ほど見守る。
⑥火から離して、蒸らすために逆さまに置いて10分ほど放置。
⑦完成
※洗米後のつけ置きは重要。
※火にかけてからは中が気になっても途中で開けない。

キャンプはもちろん、災害時に電力の供給源が途絶えた場合にも、家にあるお米を使って炊飯できるので、あったら便利なアイテムだと思います。
友人は昔ながらの使い方”弁当箱”や炊飯時以外はお菓子入れとして活用していましたが、意外とオシャレでした。普段は小物入れにしているという友人もいます。それなら邪魔にならないし良さそう。
備えとしても持っていて損はない飯盒、いかがでしょうか。

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