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浮気問題のスペシャリストによる無駄のない調査!
確実な証拠で裁判に勝つ!

【リアル】社内不倫とほう助

社内不倫をする対象者は過去の調査でもたくさんいました。男女が入り混じる職場ではむしろ当たり前に起きているでしょうし、男女ペアで営業回りするというスタイルの会社だと”休憩がてら”ラブホテルに入っていく…というパターンも多いのが現実。
ドラマのような話に聞こえるかもしれませんが、日常茶飯事な珍しくない社内不倫事情。

何度追跡していても対象者を見失ってしまう調査員が続出していたことから、弊社のエース調査員ザキさんに追跡してほしいと他社から回ってきた九州地方の委託調査。
それもまた社内不倫を追跡する浮気調査でしたが、私もザキさんも初めてのケースで心がざわついた最後でした。

いざ調査が始まってまず驚いたのは、対象者と浮気相手(同僚)の女性、それぞれのパートナーにバレないよう、他の同僚達が一丸となって手伝っている…という妙な光景。
仲間意識が高い職場で、社内不倫を隠す形でかばう姿勢はどこでもありますが、この職場は前例も無ければこれ以降同じような例を見たことがないほど、かなり特殊でした。

対象者が退勤後、勤務先駐車場に停めてある自分の車に乗り込むと、まっすぐ帰宅せずにコンビニまで移動。
そこでさっきまで一緒に働いていた同僚と会って、なぜか自分の車を預けて同僚の車を借りてしばらく移動。

移動した先でまた別の同僚と車を入れ換え…と1時間以上も何回もそれを繰り返し、気付けば何人目かに借りた同僚の車内に浮気相手と2人きりの対象者。
浮気相手の女性もまた同じように何度も車を変えて、最終的に2人は同じ車内に2人きりになるように準備していたようです。

その借りた車でラブホテルに入っていく…という実に手の込んだやり口で週3〜4日、残業という名の不貞行為を繰り返す対象者達。
ホテルを出たら、最後に車を借りた同僚の家に行って、なぜかそこに停めてある対象者(自分)の車に乗り込み車を入れ替えると、途中で浮気相手を降ろしてから平然と帰宅。

途中まで浮気相手を自分の車に乗せて送っていくあたりがかなりツメが甘いのですが、浮気調査ではあるあるな話。
浮気相手と接触するまでは警戒しまくりだったのに接触した途端に警戒心ゼロでイチャつき出したり、ホテルに入るまではあの手この手で追跡を撹乱するようなことをしていたのにホテルから出るとまるで無警戒だったり…。

もし追跡されてると知ってたら手の込んだ小細工なんてするわけないのだから、追跡”されているかもしれない”と仮定して色々と行動していることになります。
まさによく聞く”スリルを楽しんでいる”という言葉がピッタリ。
だからこそ自分が満足するまでは”追跡を振り切る”ような行動をして、満足すると急に警戒心が無くなってしまうのでしょう。

話を戻しますが、車を乗り換えるのは自分の車に追跡装置が付けられていることを警戒し、何度も入れ換えるのはしつこく調査員が追ってきていた場合でも振り切れるように…でしょう。
そんなことを繰り返していた対象者もみっともないけど、一丸となって手助けしている同僚達(10人以上)にもかなり違和感や不信感を感じた事案でした。

この案件、最悪だったと言わざるをえない調査で、温厚なザキさんでも当時のことを思い出すたびにイライラすると話しています。
それは最後の調査日が原因。

ホテルに入っていく対象者達の車を追跡し、ザキさんも自分の調査車両でホテルの敷地に入っていきました。
するとザキさんの車の正面に急接近してきて正面衝突直前で急停車した車と、玉突き事故でも起こす気か!?という勢いで後ろから急接近してきた車に挟まれ、ぞろぞろと男たちが降りてきて「テメェ!降りてこい!」とザキさんの調査車両のボンネットに乗りあげたり、窓を四方八方からバンバンと叩いたり…それはもうチンピラの集団に絡まれたようなハラハラするシチュエーションだったそう。

原因は依頼者(奥さん)が途中報告で知った”旦那さん(対象者)の浮気”に腹を立て、調査が完了していない途中経過なのにもかかわらず「◯◯と浮気してるでしょ!?」と詰め寄ってしまったことで、「なぜバレたんだ?」という疑問から、誰かに追跡されていることを確認するための炙り出し事件に発展してしまったのです。

ちなみにこのチンピラ集団は、社内不倫をいつも手伝っていた職場の同僚達。
この直後、警察による拘留がありましたが、ザキさんは弊社の公安委員会探偵業届出番号を提示し問題になることはなく、すぐに帰ることができました。

対象者とその同僚達は「俺たちは被害者だ!」と訴えていたそうですが、状況的にもあきらかに被害者ではないと判断され2日間の拘留と取り調べを受けていたそう。
さらに対象者は他にも(奥さんへのDVなど)いくつか余罪が浮かび上がる始末。
途中からは警察官にも「あの探偵社に行く。場所は知ってる。」と話していたとか。

何を勘違いしたのか◯◯県にある◯◯という探偵社だ!とまるで見当違いなことを話していたため、ただの強がりだから大丈夫だろうと警察官からも連絡がありました。
何かあればすぐ110番してください。という連絡もあり、警察にマークされているのは対象者達…という結果で幕を閉じた案件。

あまりに胸くそ悪い結末と、自分の愛車(調査車両)に乱暴なことをされたザキさんにとっては猛烈に嫌な思い出で、思い出すたびにイライラしているそうです。笑
各関係者(探偵社)達は「対象者達はピースに殴り込みに行くつもりなの?自殺願望?」と笑って、しばらくネタにされてしまいました。
※ザキさんと私の格闘技経験などから”闘える探偵社”とからかわれているため。

イラスト ロバートダウニー3

今回紹介した社内不倫のサポートはかなり独特で、他に例がないほど珍しいケースですが、友人や同僚が浮気していることを知っていながら協力的な第三者は実はたくさんいます。
「浮気なんて良くない」とわざわざ波風を立てるよりも頼まれたから手伝っちゃった…という人もいるでしょうし、「別に浮気くらい良いんじゃない」という人もいるでしょう。

手伝った人が必ずしも悪いわけではなく、人間関係のトラブルを回避するためにやむなく…というパターンもあるので、一概に責められるものではありません。
同僚、先輩、上司などに頼まれたら、わざわざ波風立てるよりは…と考えてしまうのも無理ありませんから。

また、同僚からしてみれば付き合いのある同僚本人がメインで、その人の旦那さんや奥さんのことなんて知ったこっちゃない。
家族ぐるみの付き合いなら話は別ですが、友達だってあくまで友達本人との付き合いがメインで、その旦那さんや奥さんのことなんて知ったこっちゃない。
ママ友達の集いもママ友本人との付き合いがメインであって、その人の旦那さんのことなんて知ったこっちゃないのです。
あくまで肩を持つのは自分に近しい人。

だからこそ協力してしまう人もいる可能性を知っておいたほうが、パートナーが怪しい時のあなたの対処法が微妙に変わってくるはず。
仮に協力者がいたとしても頭ごなしに責めることはできないパターンもたくさんあるということも覚えておいたほうが良いかもしれません。
意外と盲点になりがちなパートナーの周辺事情です。

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(注)ブログ本文内に”リアル”という単語が含まれている記事も検索ヒットしてしまいますが、タイトルに【リアル】と付いているものが本シリーズです。

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【リアル】疑似体験
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【リアル】平成までのシリーズまとめ
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