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100均のサンスベリア
前回は100均の観葉植物全般を題材にした記事でしたが、今回はサンスベリアをピンポイントにスポットしたお話にします。と言うのも数人の友人から「100均のアレ、どうやって育てるの?」という質問が立て続いてあったため。「それブログにできんじゃん」という会話になったので、そのままのノリで記事を作成しました(^^)笑
念のため言っておくとこれは花屋さんのブログコーナーではありません。公安委員会の届出番号を掲げる探偵社のブログです。ただの植物オタクが、会社ブログで趣味ダダ漏れなだけですね。笑
探偵のくせに植物ネタばかりのブログに「これも紹介してみては?」とアドバイスしてくれたのは、同じ植物男子の友人J。秩父出身で天然アフロヘアー(強めの天然パーマ)なので、奥さんからは最近「コキアヘッド」と呼ばれ始めたとか。笑
彼は「いやコキアで有名なの茨城だし!秩父じゃねーし!」と抵抗したそうですが、そこじゃなくね?笑
彼の頭…ではなく、我が家のコキア。
その彼が100均で見かけて疑問に思ったというのが「サンスベリアの葉っぱ単体」で売られているアレ。葉っぱがただ陳列されていて、土も鉢もない…これ、どうしろっつーの?
自分で挿木しろってことなんだろうな…と察しはついたそうですが、いざ買ってみて「どれくらいの深さで挿す?水は?置き場は?時期は?」と色々と判らなくなって「そうだ!植物の変態に聞こう!」と私に連絡してきたんだとか。
変態なので、もちろん実験済み&経験済み。2パターンを同時に試して、1苗が大成功、1苗は三途の川まで行かせてしまってなんとか呼び戻した…という感じだったので、両方ご紹介します(^^;) ちなみに100均で売られている「葉っぱだけ」とはこういう感じです。見たことありますか?
100均のサンスベリアの葉っぱ。
これは根っこが無い状態ですので、まずは根っこを生やす必要があります。つまり挿木するしか方法はありません。初めに言ってしまうと「用意するものを用意して挿して放置するだけ」なので、植物を育てるのは初めてという方でも心配ないくらいめちゃくちゃ簡単です(^^)
①深めの鉢
②水はけが良い土
①の“深めの鉢“というのはサンスベリアの葉が長いため、浅植えだとすぐに倒れてしまうから。根を張ってしっかり立つようになっても、ちょっとした衝撃で倒れてしまいやすいことに変わりはなく、少し深めに植えておいたほうが無難です。おおよそですが葉っぱの長さの半分くらい深さがあるものが良いでしょう。
②の“水はけの良い土“は「多肉植物用の土」というのを使えば間違いありません。もちろんその名前でなくても「サボテン用土」とか「サンスベリアの土」など、多肉植物向けのものはたくさんあります。
土はオリジナルブレンドで…というこだわりをもつ上級者もいますから、勉強がてらそれを試してみるのも一興。多肉植物系は水はけ重視に川砂や極小粒の鉢底石を活用する人もいますが、それはあくまで“水はけ重視“なので養分不足に陥りやすくなってしまうため注意が必要。水やり具合が判らず水をあげすぎて根腐れさせてしまいがち…という人向け。
赤玉土はほどほどに。
養分を蓄えやすく、適量なら多肉にも良い赤玉土。しかし使い続けると崩れて、赤土特有カチカチ…水を一切通さない!なんて地獄絵図にもなりかねません。
そんな実験も経験済みなので、結論だけをお伝えするなら赤玉土や鹿沼土は1〜2割程度が理想でしょう。他は水はけの良い土をメインに軽石や川砂、くん炭、ゼオライトなども(^^)b
ココヤシファイバーを土に混ぜ込む方法も“水はけを重視“する上ではかなり良かったのですが、水はけが良すぎて私の管理の場合“水が足りない“となり葉先ダメージを与えがちな結果になりました(^^;) なので肉厚なボンセレンシスなどに限定して使ってます。それでも水不足で筋が入ってしまってますが(^^;)笑
サンスベリアは水不足になると葉先のみ枯れた感じになるけど、それくらいが丁度良く管理できます。さらに水不足になってくると縦筋が入るので、そうなると見栄えも悪くいよいよ本気で水を欲している状態。根腐れさせないように気をつつ、筋が消えるまで水やり回数を増やして様子を見るのもなかなか大変でした(^^;)
葉先の枯れ。気になるほどではありません。
鉢も土も用意できたら、サンスベリアの葉っぱ全体の3割(3分の1)くらいが土に埋まってるようなイメージで植えます。
友人曰く、ネットの質問掲示板で「水やりして根が出るのを待つ」と投稿していた人が何人かいたそうですが、それは水を張ったコップの中にサンスベリアの葉っぱを入れておくのと同じこと。乾きが悪ければ腐ります。
この時点では根っこが生えていませんから、通常の植え替えとは違って水やりはしません。カラカラの土で植え付けたら、カラカラのまま放置でOKなんです。ここが誤解しやすいところですね。
売られている葉っぱも根がないけど、そのままで数ヶ月(場合によっては1年以上)置いておいても枯れませんよね。つまり同じように「植え付けて放置」しても枯れないということ。
そもそも根が生えてるサンスベリアでも、鉢上げして土を落として保管することができるくらい強健な植物。普段でさえ、数ヶ月断水したって問題ありません。
水やりは必ず根が出てから!
植え付け時しばらく放置でも、根が出てからは水を欲するし、光合成して蒸発もします。根が出始めたら意識を切り替える必要があります。
なので心配せず、カラカラの土に植え付けたら何もしないで放置してください!それから2〜3ヶ月(早いと1ヶ月)もすると根が出ています。
根が生えたタイミングがわからないのは難点ですが、グダ〜っと葉が倒れてきたら“水不足“のサインなので少し水やりしてみましょう。それで半日後に再びシャキッとしていたら「水を吸って復活した」という証拠。つまり根が生えているということになります。
最も確実なのは「鉢をひっくり返して根が出たか目視で確認する」というものでしょう。
そして通常の管理に切り替えるとグングン大きくなってくれる。根無しから育てると1から育ててる感じがするので、鉢物サンスベリアを買って育てるのとは少し気持ちが違いますよ(^^) 多分。
8号鉢のローレンティー
100均の根なしサンスベリアは主にローレンティーという種類。ローレンティーと言えば園芸店やホームセンターで、5号くらいの鉢植えが3,000円くらいで売られている観葉植物。あれと同じもの。
翌年までにあの3,000円くらいの中型品と同等にしたいのであれば4〜5苗くらい同時に、そして同じ鉢にまとめて植えて育てれば同じものになるでしょう。土も増えて鉢も5号を用意するわけなので費用は1,000〜1,500円といったところでしょうか。
半分ほどの費用だけど中型完成品を買ってくるより愛着は強くなるので、手間を惜しまないようであればオススメです。良い鉢を選べば高額になりますし、すでに持っているものを使うのなら特にかかりませんから、価値観ややり方次第で価格は変わります。
根無しローレンティー3歳。2Fトイレで育ってます。
置き場は2通り実験しました。日陰が良いんだろうな…とは思ってましたが、少しだけ日当たりあったほうが実は元気に根を生やすのかな?とも思って「日陰」と「やんわり日当たり」の2ヶ所で試してみたところ、正解はやっぱり「日陰」でした(^^;) ダヨネ〜。笑
やんわり日当たりある場所では、日照により葉から水が蒸発してしまったようで「茹でサンスベリア」状態になってグニャグニャに…。やっべ…(^◇^;)
根も出さずに死んでまう〜とグニャグニャが回復しないのでバッサリ伐採!ダジャレじゃないですよ。本当にバッサリ伐採したんです。笑
頑張って生きてる証だからそのままに。
なのでサンスベリアがサクッと斬られて“埋められた剣“みたいな感じに土から顔を出している状態。そのまま日陰で放置したら、脇から新たな葉を伸ばしてくれてホッとしました(^^;) アホな実験してごめんね。危うく乾眠したまま死なせてしまうところでした。
せっかく剣みたいな容姿してるんだから、鍔と柄を模した鉢を造ってサンスベリアを植えてあげれば、全体像が「剣」になって男の子ウケ良いと思うんですが…コスパの問題かな?どこもやろうとする気配ありませんね(^^;)
サンスベリア・カタナなら絶対似合う!
この“根を生やさせる作業“は、生育期ではない冬を除けば大体いつでも可能です。長く見積もって3ヶ月かかるとすれば、春から開始すれば間違いありません。秋に始めてしまうと冬に突入してしまって成功率は下がるでしょうから、遅くても8〜9月頃までには。
ちなみに生育中の葉っぱを切った場合、同じように挿しておくだけでも根を生やしてクローンが完成しますから、葉先のほうが大きくダメージを受けてしまった…とかそういう場合、ダメージのある部分だけを切り落とすのではなく葉の根本から切ってしまって、短冊切り状態にいくつにもわけてから挿して増やしておくのも1つの手。
この時、気をつけるべきなのは“上下“です。短冊切りのように“長方形“になった葉っぱは「どっちが上だったか?」が判らなくなってしまいますが、植え付ける時には必ず下だったほうを土に植えないと根が出ません。上下どっちでも良いわけじゃないんですねー。
ゴールドフレイムとその子株。
写真はローレンティーではなく「金の炎」なんて大層な名を持つ“ゴールドフレイム“という品種ですが、サンスベリアは育てていると共通してこんな感じで脇から子株も出てきます。そのまま少し大きくなるまで育ててから土から上げ、親株と繋がる“へその緒“みたいな部分をサクッと切り離し、新しい土に植え替えてあげればOK。
親株と繋がってるうちに少し大きくしておけば子株からすでに根が生えていることが多々あるので、植え替え後に自立/安定するまでが圧倒的に早くなります。2週間後には普通の扱いで問題ありません。子株に根が付いてないうちから切り離した場合は、根無しサンスベリアの植え付けと同じ方法でカラカラの土で放置しましょう(^^)
ボンセレンシスの株分け。
手のひらみたいな容姿から、いずれは半球型に全域に葉を伸ばすとされているボンセレンシスも株分けも同じ。これは子株がさらに子株をつけたので大手術してる最中の写真です(^^;) この日、他にもゴールドフレイム、バキュラリス(ミカド)、マライカ 、ハニー、カタナとたくさんの株分け手術を行いました。
そういえば、サンスベリアでもロブスターとフランシシーは株分けしたことがありません。ロブスターは高価なので子株が出来にくいのかな?とは思ってましたが、フランシシーも全く子株が出る気配なく何年もそのまま。子株が出やすい品種とそうではない品種がある模様です。
サンスベリア・エーレンベルギー・ロブスタ
空気清浄効果に優れた観葉植物の上位50位に入るサンスベリア。部屋に置いたら少しは空気がきれいになるか?というような質問を知恵袋などでも見かけます。
それらしい理屈を羅列して「何も期待できない」と意見を述べている方も多く見かけますね。そんなあれこれ追及しなくても“無いよりあったほうが良い“のは言うまでもありません。
ていうか密閉空間じゃねーし。完璧な空気清浄効果なんて求めてねーし。否定する人を見るたび、なんだか滑稽[読;こっけい]に見えてしまいます(^^;)
あとは植物を置きたいのかどうか?だけなので「置いてみようかな。」と思ったのなら是非置いてみてください(^^) 電化製品の空気清浄機とかぶせて、電気を使わないエコな「空気清浄樹」と呼ばれることもあるサンスベリア。思いついたら吉日!サンスベリアの葉、多肉植物の土、鉢の3つを100均で揃えてお試しで始めてみてくださいね!
次回更新日:7月23日
【アイビー探偵】
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