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浮気問題のスペシャリストによる無駄のない調査!
確実な証拠で裁判に勝つ!
カイロ
冬の寒さも歳を重ねるごとに厳しいと感じます。20代のスポーツバリバリ代謝抜群だったあの頃は11月でも半袖で外を歩けたくらい寒さ知らずでした。いや、いくら若くて平気と言えど多分ぶっ飛んでました。なんせ一部の友人はすでにジャケット羽織ってたし、妻の中でも「まだ半袖かよ!」と印象深かったらしいので、11月でも大丈夫という人のほうが珍しいのかもしれません。笑
とはいえ今は、11月まで半袖なんてとても無理ですしみんなと同じように秋頃には寒いと感じ、冬は着込まないと外に出るのも辛いです。いつのまにか使い捨てホッカイロも冬は常用しているのが当たり前になっていました。
浮気調査というのは終了予定時刻になった頃に対象者が“ラブホテルに入っている“となれば、そのまま出てくるまで延長調査となり張り込むことになるパターンも多く、さらにそれが車両張り込みできるとは限りません。
狭い路地などに出入り口があったりするホテルや、路駐や駐車のできない大通り沿いに出入り口があるホテルなど、立地や状況によっては外に立って張り込む必要が出てきます。灼熱の真夏だろうが、凍りつくような極寒の真冬だろうが、関係ありません。
張り込み続けても、対象者達が休憩プランの2時間前後で出てきてくれるとは限らず、そのまま翌朝まで、あるいは翌昼まで張り込み続けなければならないパターンも多く、倒れそうになるほど辛い場面も頻繁。今で言えば真冬ですからとにかく寒さとの戦いで、暖かいジャケットはもちろん、カイロも欠かせません。
使い捨てカイロ。
ホッカイロなどの使い捨てカイロはすごく助かります。もはや生命維持装置と言えるほど、これが無ければ乗り越えられない場面も多々あるのが冬の探偵業務。あまりに寒かったり、風のある日はこの使い捨てカイロ達の効き目も薄れて人肌程度にしか発熱してくれないなんて地獄もあるのですが、普段の生活ではそこまでのことはないでしょう(^^;)
そしてもちろん使い捨てカイロ1枚で張り込みをするわけではなく、複数枚貼り付けてガタガタ震えながらやるわけですが、このカイロ代、正直バカになりません。かといって「経費/使い捨てカイロ」などとお客さんに請求するわけにもいきませんから、現実的にはほとんど実費でどうにかしているという感じです(^^;)
zippo カイロ
そんな特殊な環境、一般的には関係のない話なのですからシンプルに「コスパが良い」「使い捨てより暖かい」あるいはアウトドアの場面でも「雰囲気を壊さない」というメリットがあるカイロ!という感じで始めれば良かったのですが、探偵らしい情報を挟みたかったので張り込みの例を取り上げました(^^;)そう。本日のメインはこのzippoカイロ。
ちょっとカッコイイzippoライターのようなこれも実はカイロ。使い捨てカイロが普及する前に使われていたというオイルカイロ(ベンジンカイロ)と同じものです。zippoオイル(ベンジンオイル)を11ml充填し、着火すると12時間も発熱し続けてくれるという経済的なカイロ。
しかも使い捨てカイロより遥かに発熱してくれて、本体を素手では持ち続けられないくらいの熱を持ちます。熱量は使い捨てカイロの10〜13倍らしいので、油断すると皮膚の弱い人なら火傷しかねません。そのために専用袋が付属していて、これに入れることで“適温のカイロ“として丁度よく扱いやすいものとなるのです。それでも使い捨てカイロより熱くなっていたりなので、屋外の本当に寒い中では頼もしい存在。
極寒でカイロ本体の発熱が追いつかず暖かさが足りないなという場面では袋から出して直接本体を持つとちょうど良かったりもするので、使い捨てタイプ以上の発熱は場合によって本気でありがたく感じます!
この先端に着火します。
ベンジンの気化ガスと白金の触媒作用を利用して発熱しているので、着火をさせても炎は上がりません。酸化熱を応用しているため二酸化炭素を生むわけでもなく、環境に良いというのも特徴です。便利さで言えば使い捨てカイロのほうが上回りますが、環境への配慮やコストパフォーマンスを考慮するとオイルカイロに軍パイが上がるんです(^^)
ちなみに一度着火すると消せない…なんて話もありますが、ちゃんと鎮火する方法はあります。スイッチがあるとか専用器具を使うとかそういうものではありません。そもそも酸化熱を応用しているとしても酸素が無ければ燃焼できませんから、その酸素を断ってあげれば燃焼できなくなり自然と鎮火するわけです。密閉した袋に入れる、サランラップで巻く、合掌するようにしてカイロを持って空気口を塞ぐ、などでOKです。
あるいは着火するための火口をパコッと外してあげれば燃料タンクと触媒が離されるので燃焼できなくなり自然鎮火しますが、熱々の火口は素手では触れることができませんから、不燃布などでつまんで取り外してください。
使用中に暖かさが足りない時、オイルは残ってるはずなのにいつのまにか暖かくなくなっていた時などは、基本的に酸素が足りずに燃焼効率が悪いのが理由ですから、袋から出して空気に触れさせたりフーフーと口で空気を送ってあげると再燃焼します。完全に消えてしまったのなら再度着火します。狭いポケットなど密閉された空間だとありがちなので、仕組みさえ覚えておけば対処は問題ないでしょう(^^)
余計なところまでごちゃごちゃ考える性格なので「コスパ良いのはわかってるけど、どのくらい燃費いいの?」と細かいことまで気になり、今回は簡単に計算してみました。
まずベンジンオイルは一般的なZIPPO用オイルと100均のよくわからないメーカーのオイルとで比べてみます。中身はもちろんどちらもベンジンオイル。1日12時間使うと想定して、1週間いくらなのかを計算してみました。
ZIPPOオイルの一般的なサイズは133mlでおよそ300円。大缶だと355mlでおよそ600円です。最寄りの100均で買ったオイル缶は100mlでした。それぞれ場所によって微妙に価格も異なるとは思いますが、ざっくり計算してみると…
ZIPPOオイル(小)→1週間173円。
ZIPPOオイル(大)→1週間130円。
100均のオイル→1週間77円。
という結果になりました。
ちなみにハクキンから販売されているお得用500mlベンジンオイルはおよそ800円でしたから、1週間123円ということになります。つまり価格だけで言えば最もコスパが良いのは100均のオイルだったということになりますが、中身が同じものと言えどブランド名が気になる方もいると思いますから、ZIPPOオイルで考えてみたとしても1週間毎日使って130〜173円というのはなかなかの安さ。
さらに中身が“ほぼ同じ“ではあるもののやはり燃焼時間には差が生まれるようでした。友人の使用しているハクキンの500mlベンジンオイルは“カイロ専用“というだけあって燃焼時間が15時間前後と圧倒的に長いようです。このように燃焼時間の計算まで始めると少し内容は変わってくると思いますが、基本的に12時間燃焼してくれれば充分ということで今回は簡単に算出しました(^^)
この穴から給油。
使い捨てカイロは30枚700円というのをよく見かけますから1週間163円。セールなどだと30枚500円のものも出てきて1週間116円。もはやZIPPOオイルを使ったオイルカイロより安くなってきます。使い捨てカイロについてもやっぱり場所やブランドによりけりなので様々です。
結論は「100均オイルなら使い捨てカイロとバトルしてもコスパ良し」ということになりますね。1ヶ月毎日使ったって310円という脅威のコストパフォーマンスですから!
ただし本体を購入しないことには始まりません。その先行投資は絶対的に必要となります。といってもZIPPOブランドでさえネットショップで3,000円前後。クロームシルバー、ブラック、オレンジ、リアルツリー迷彩の4種類がありますが、リアルツリー迷彩のみほぼ倍額します_| ̄|○…ムネン
→無念な理由。過去の記事「探偵の迷彩」
ZIPPOブランドにこだわらなければ楽天市場の最安値は1,400円があります。使用したことがないので、そちらも同じように良いとは言い切れませんが、そもそもの構造がシンプルなので悪いということはないかもしれません。
ではZIPPOカイロを3,000円で購入して、100均オイルで毎日使用した場合は年間いくらになり、使い捨てカイロと比較した時どれくらい使い続けたら元が取れるのでしょう?
面倒なので結論だけをお伝えします。11月から3月まで5ヶ月間毎日使ったと想定した場合、30枚入り700円の使い捨てカイロなら3,500円となります。対してZIPPOカイロを購入し100均オイルで毎日使ったなら4,550円。1年目は使い捨てカイロのほうがコスパでは勝ちます。
これが7ヶ月目になると同じくらいになり、8ヶ月使用するとオイルカイロのほうがコスパが良くなり、その後はずっとオイルカイロのコストパフォーマンスが圧勝となるわけです。つまり「およそ半年使ったら元が取れる」というのが答えでしょう。
デメリットとしては“オイルのにおい“や“充填の手間“はありますが、ベンジンオイルのあのにおい(香りと言う人もいる)が嫌いじゃなければ問題ないですし、充填は1分もかかりませんから手間というほどではありません。
愛用している友人いわくハクキンの専用オイルはベンジン臭はかなり薄いそうです。臭いが少なく燃焼時間が長いから、コスパどうこうではなく気に入って愛用しているとのことでした(^^)
熱量の高さや将来的なコスパの良さを考えたらオイルカイロは持っていても損はないでしょう。使い捨てと比べて環境への負担も減らしてくれているわけですから、温暖化問題に最も直面してしまう子ども達の将来のためにも良い選択かもしれません。
ちなみに私は使い捨てカイロ、ZIPPOカイロ両方とも使用しています。使い捨ての枚数は減らせましたから充分満足のできる結果ですし、災害対策としてはカイロをたくさん置いておくとかさばる&期限を切らさないようにローテーションしなければならない、というのがオイルをいくつも保管しておくだけで済むということでメリットもわりとあります。オイルなら他の使い方もできるので一石二鳥ですしね(^^)
交換が必要なパーツも安価。
火口の触媒は基本的に1シーズン毎に交換します。あるいはオイルなどで湿らせてしまったりすると燃焼できなくなるので、その際も触媒を交換しなければなりません。zippoからは火口ごと販売されているようですが800円(送料込みで相場1,500円ほど)します。正直、毎回それじゃあちょっとなぁ…と思いますよね(^^;)
だけど触媒のみの交換ならメルカリさんで660円(送料込み/2コ入り)で購入できましたし、触媒交換は初挑戦でしたが何も難しいことはありませんでした。予備として1つ持っておける上に送料込みで700円以下なら断然お得です。※火口も燃焼効率に関わるので寿命が来たら交換しましょう。使い方により期間は実に様々です。
ちょっとオシャレで、使い捨てより暖かく将来的にはコスパの良い、zippoカイロの紹介でした。冬も半袖でいけるぜ!みたいなイカレ代謝じゃない方は是非、お試しあれ(^^)b
次回更新日:1月14日
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