ブログ

浮気問題のスペシャリストによる無駄のない調査!
確実な証拠で裁判に勝つ!

カイロ

冬の寒さも歳を重ねるごとに厳しいと感じます。20代のスポーツバリバリ代謝抜群だったあの頃は11月でも半袖で外を歩けたくらい寒さ知らずでした。いや、今思うと頭おかしいけど。

調査というのは終了予定時刻に終わるとは限りません。予定時刻を過ぎてからさらに半日、そのまま監視しなければならないこともよくあります。

しかも張り込みは映画やテレビのように「車の中から」なんてことができない場合だって当たり前。猛暑でも極寒でも、生命の危機と戦いながら外でじっと耐えなければならないのが調査です。

今で言えば真冬ですからとにかく寒さとの戦いで、暖かいジャケットはもちろん、カイロも欠かせません。下手したら凍死しかねないので、時々意味不明にバタバタ動き回ってますよ(^^;)

使い捨てカイロ

使い捨てカイロ。

ホッカイロなどの使い捨てカイロはすごく助かります。もはや生命維持装置と言えるほど、これが無ければ乗り越えられない場面も多々あるのが冬の探偵業務。

あまりに寒かったり、風のある日は効き目も薄れて、人肌程度にしか発熱してくれないなんて地獄もあるのですが(^^;)

もちろん使い捨てカイロ1枚で張り込みをするわけではなく、複数枚貼り付けてガタガタ震えながらやるわけですが、このカイロ代、正直バカになりません。かといって「経費/使い捨てカイロ」などとお客さんに請求するわけにもいきませんから、現実的にはこれも実費でどうにかしているという感じです。

カイロ2

zippo カイロ

そんな特殊な環境、一般的には関係のない話なのですから関係ない話でしょう。しかし、シンプルに「コスパが良い」「使い捨てより暖かい」アウトドアの場面でも「雰囲気を壊さない」というメリットがあるのが、このzippoカイロ。

ちょっとカッコイイzippoライターのようなこれがカイロなんです。使い捨てカイロが普及する前に使われていたというオイルカイロ(ベンジンカイロ)と同じもの。

zippoオイル(ベンジンオイル)を11ml充填し、着火すると12時間も発熱し続けてくれるという経済的なオイルカイロ。

しかも使い捨てタイプより暖かく、本体を素手では持ち続けられないくらいの熱を持ちます。熱量は使い捨てタイプの1013倍らしいので、油断すると皮膚の弱い人なら火傷しかねません。

そのために専用袋が付属していて、これに入れることで適温のカイロとして丁度よく扱いやすいものとなるのです。屋外の本当に寒い中では頼もしい存在。

カイロ着火口

この先端に着火します。

ベンジンの気化ガスと白金の触媒作用を利用して発熱しているので、着火をさせても炎は上がりません。酸化熱を応用しているため二酸化炭素を生むわけでもなく、環境に良いというのも特徴です。

便利さで言えば使い捨てタイプのほうが上回りますが、環境への配慮やコストパフォーマンスを考慮するとオイルカイロに軍パイが上がるんです(^^)

ちなみに一度着火すると消せないなんて話もありますが、ちゃんと鎮火する方法はあります。そもそも酸化熱を応用しているとしても酸素が無ければ燃焼できませんから、その酸素を断ってあげれば、自然と鎮火するわけです。密閉した袋に入れる、サランラップで巻く、合掌するようにしてカイロを持って空気口を塞ぐ、などでOKです。

あるいは着火するための火口をパコッと外してあげれば燃料タンクと触媒が離されるので燃焼できなくなり自然鎮火。熱々の火口は素手では触れることができませんから、不燃布などでつまんで取り外してください。

ベンジンオイル

ベンジンオイル。

「コスパ良いのはわかってるけど、どのくらい燃費いいの?」と細かいことまで気になり、今回は簡単に計算してみました。

まずベンジンオイルは一般的なZIPPO用オイルと100均のよくわからないメーカーのオイルとで比べてみます。中身はもちろんどちらもベンジンオイル。1日12時間使うと想定して、1週間いくらなのかを計算してみました。

2021年現在、ZIPPOオイルの一般的なサイズは133mlでおよそ300円。大缶だと355mlでおよそ600円です。最寄りの100均で買ったオイル缶は100mlでした。それぞれ場所によって微妙に価格も異なるとは思いますが、ざっくり計算してみると

ZIPPOオイル(小)1週間173円。

ZIPPOオイル(大)1週間130円。

100均のオイル1週間77円。

という結果になりました。

ちなみにハクキンから販売されているお得用500mlベンジンオイルはおよそ800円でしたから、1週間123円ということになります。つまり価格だけで言えば最もコスパが良いのは100均のオイル。

中身がほぼ同じではあるもののやはり燃焼時間には差が生まれるようで、ハクキンのオイルは15時間前後と圧倒的に長いようです。

カイロ給油口

この穴から給油。

使い捨てカイロは30700円というのをよく見かけますから1週間163円。セールなどだと30500円のものも出てきて1週間116円。もはやZIPPOオイルを使ったオイルカイロより安くなってきます。使い捨てカイロについてもやっぱり場所やブランドによりけりなので様々。

結論は「100均オイルなら使い捨てカイロとバトルしてもコスパ良し」ということになりますね。1ヶ月毎日使ったって310円という脅威のコストパフォーマンスですから!

本体は、ZIPPOブランドでネットショップでは3,000円前後。クロームシルバー、ブラック、オレンジ、リアルツリー迷彩の4種類がありますが、リアルツリー迷彩のみほぼ倍額します_||○…ムネン

→無念な理由。過去の記事「探偵の迷彩」

ZIPPOブランドにこだわらなければ楽天市場の最安値は1,400円がありました。使用したことがないので、そちらも同じように良いとは言い切れませんが、そもそもの構造がシンプルなので悪いということはないかもしれません。

カイロ3

半年ちょっとで元が取れる。

ちなみに使い捨てを継続した場合と、3,000円の本体を購入した場合での計算。結果だけをお伝えすると、8ヶ月オイルカイロを使用すれば元が取れる計算になりました。2シーズン目に「得」に転じるといったところでしょうか。

デメリットとしてはオイルのにおい充填の手間はあります。ベンジンオイルのあのにおい(香りと言う人もいる)が嫌いじゃなければ問題ないですし、充填は1分もかかりませんから手間というほどではありません。

愛用している友人いわくハクキンの専用オイルはベンジン臭はかなり薄いそうです。臭いが少なく燃焼時間が長いから、コスパどうこうではなく気に入って愛用しているとのこと(^^)

熱量の高さや将来的なコスパの良さを考えたらオイルカイロは持っていても損はないでしょう。ちなみに私は使い捨てと併用しています。オイルなら他の使い方もできるので一石二鳥ですしね(^^)

触媒交換

交換が必要なパーツも安価。

火口の触媒は基本的に1シーズン毎に交換します。あるいはオイルなどで湿らせてしまったりすると燃焼できなくなるので、その際も触媒を交換しなければなりません。zippoからは火口ごと販売されているようですが800円(送料込みで相場1,500円ほど)します。正直、毎回それじゃあちょっとなぁ…と思いますよね(^^;)

だけど触媒のみの交換ならメルカリさんで660円(送料込み/2コ入り)で購入できましたし、触媒交換は初挑戦でしたが何も難しいことはありませんでした。

※火口も燃焼効率に関わるので寿命が来たら交換しましょう。使い方により期間は実に様々です。

ちょっとオシャレで、使い捨てより暖かく将来的にはコスパの良い、zippoカイロの紹介でした。冬も半袖でいけるぜ!みたいなイカレ代謝じゃない方は是非、お試しあれ(^^)b

 

 

 

次回更新日:1月14日

 

 

【アイビー探偵】   

Instagramはこちら

Twitterはこちら

過去の記事