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大地震の前兆

地震発生のメカニズムも、その観測方法、予測方法も現代では様々あるようですが、どの学者さんから見ても関東地方の大地震はいつ起きても不思議ではないくらいに切迫しているそうです。ついつい南海トラフ地震に注意が向きがちだけど、首都直下型はそれ以上に危険評価が高く、世界一の人口密集度とまで言われる東京都は災害リスクもダントツで世界ワースト1位といわれる危険地域でもあります。

関東地方は、厚い堆積物で地震の揺れが増幅されやすい地盤でもあり、液状化現象も多発するエリア。それがあの密集都市が大きく揺れて液状化現象による倒壊などが起きたら想像しただけで恐ろしいし、都内にいたら生き残れる気がしません。

関東大震災以降ずっと関東では大地震が起きていなかったので、無意識に「ここは災害が少ない」と錯覚してしまっている人が多いのも危険!と専門家の方々が警告してくれているのはご存知ですか?1923年以降に被害地震が起きていないこと自体かなりイレギュラーだというのは、今の時代を生きてきた私達にとっては確かに実感しにくい部分かもしれません。

地方の災害で危機感を煽られたとしても、実際に被災したことのある関東人は少なく、災害に対して「大丈夫だと思う。」と楽観的になってしまっている人が多いそうですよ(^^;)実際に私の周囲でも「大丈夫っしょ!」「そん時はそん時!」と余裕ぶちかましている人が意外と多く、私や友人みたいに肝っ玉の小さいビビりが実は少数派とは正直驚きました。ビビりまくってるのがバカなのかな?と思うくらいです。

しかし日本は地震大国。中でも関東地方は地震が活発なエリアということで、世界でもトップクラスの災害リスクを背負っているとさえ言われ「TOKYOの人はなぜ呑気にしていられるのか?」という海外からの手厳しい意見もあるくらい危険な地域。

何も起きてない=これから何か起きる、というシンプルな内容だけならまだマシなのですが、静けさを保ったぶん溜まりに溜まったエネルギーが解放されるというのが正しい解釈のようですから、とてつもないことが起きるつもりでいたほうが良いかもしれません。大地震は大地震でも、いわゆる想定外レベルでも不思議ではないでしょう。

夜の街

関東も切迫している様子。

様々ある観測方法、予測方法の1つに「静穏化現象」というものがあります。これは世界的にも歴史的にも信憑性の高さゆえに高く評価されている基準なのだとか。大地震の前兆現象にも色々あるのでしょうけど、中でも静穏化現象は異常状態(静穏化状態)を終えた後、しばらくして大地震が発生するとされ、国内で言えば過去13回の大地震のうち12回はこれが当てはまっていたそう。しかも当てはまらなかった1回は通常の地震ではなく噴火の誘発による地震だったからだと解っています。

人が感じることのできないマグニチュード0.5の微小地震までも観測し、その範囲や規模など、細かなところまで記録してくれている専門家の方々。体感ではわからないようなデータまでも取り集めているため、ある時「地震活動が無くなった」と静穏化に気付き、そのまましばらくは静かな期間を送って、やがて平常時と同じように地震が再開、そうなるとまもなくドカンと大地震が来る大雑把に言うならそんな感じ。

とても信憑性のある予測方法ではあるものの、地震発生のタイミング(正確な時期)はわからないというのが欠点。正確な時期や場所は予測しきれないけれど「大地震が来る前にいつもこうなる。」ということが解っていて、おそらく数ヶ月から2年以内だろうという警告はできるとのこと。

関東地方の静穏化現象は202110月に収束したと見られていることから、2022年〜2023年にはいつ大地震が起きても不思議ではない完全なるスタンバイ状態に入ったと、専門家達には警戒されているとつい先日知りました(´Д`A

静穏化って、なに言ってますん〜?ずーっと関東で地震ありましたやん〜!なんて考えてしまうけど、そもそも東北の地震でも関東は揺れますし、関西の地震でも関東は揺れます。体感できるほどの揺れがあったからと言って、それが関東の地面で起きているとは限りません。同じ関東圏内という狭い範囲で見たって、埼玉県が揺れたと思ったら震源は茨城県だったなんて珍しくない話ですよね。

にこのおうち

倒れてくる物から身を守る場所(テーブル下)などへ!

少し前に「地震の際に机下に隠れる!は無意味。」なんて言っていた番組がありましたが、専門家さえ「あいつ何言ってん?」と理解を示さなかった内容。しかしながら「そうだったんだ!」「俺もそんな気がしてた!」なんてコメントがネット上で溢れていたそうです。

地震の揺れで落ちてきた落下物や倒れてきた家具での怪我は避難を困難にすることもあり、それが建物の倒壊レベルとなれば人間なんて押し潰されておしまい。倒壊せずとも家具の下敷きになった人やそれを助けようとする家族、あるいは怪我が逃げ遅れる原因になって二次災害の火事に巻き込まれたりする可能性は充分にあります。時差による倒壊だってあり得ますよね。

これはヤバいな、と感じるくらい揺れた時は子ども達でさえ知っているように”テーブル下”などに逃げて落下物や転倒物から身を守りましょう。もちろん脚の弱いテーブルじゃ役に立ちませんが、それでも無いよりはマシですから、とにかく目の前にあるテーブルや机を盾の代わりとして身を隠すことを忘れずに!揺れがおさまってからも60秒そのまま待って何も倒れてきたり落ちてこないのを確認してから出ましょう!

関東の航空写真

忘れがちだけど関東地方も切迫してます。

最近やたらテレビでも地震についての防災ネタを取り上げてるなぁ。あちこちのお店で備蓄品の取り扱いも増えたなぁ。そろそろってことなんだね。なんて妻と話していた矢先の「静穏化現象の収束から3ヶ月経過」という情報。うーん、もう腹をくくるしかないですね( ̄ー ̄) 避けようがないのだから備えておくことしかできません。

大地震の後、誘発されて富士山噴火なんて事態も充分ありえます。大地震に誘発されて1週間後に他の地域での大地震なんてことだって充分考えられます。災害+災害で歴史の教科書に載るような出来事は間近なのかもいや、たとえ地震のみだとしても教科書に載るのはほぼ確実でしょうから、その出来事を「こんなことがあったね。大変だったね。」と言えるよう、家族を守る準備、生き残る準備をしておきましょう!

普段から小出しに毒を吐く妻は我慢してストレスを溜め込むことはないので頻繁に微小地震を。ちょっとした不満くらいはと我慢しているうち徐々にストレスが蓄積、何かの拍子に大爆発してしまう私が大地震。地震というより普通は噴火に例えられることのほうが多いけどそんなことは置いておいて、多くの相談や調査を日々目の当たりにする私には、大体の夫婦がこの2種類の組み合わせで出来上がっていると感じます。うちでは私が今回でいう“大地震によく似ている気がしました(^^;)自分で言うのもなんだけど厄介だわー。笑

微小地震、大地震、どちらも相互関係あって成り立つものですから、もしかしたら夫婦も両タイプあってうまく成り立っているのかもしれません。どっちもメリット/デメリットあるけど、あなたはどっちのタイプですか?どっちのタイプであれ、夫婦で協力し合っていよいよ本格的な準備をしておきましょう(^^)b

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